起きたら充電ケーブルしかなかった…。[iPhone盗難レポート@海外]

2015.10.19 12:00 
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1年の海外旅行で3回もiPhoneを取られた男の告白・マレーシア編。

 

いつかは笑い話になるはず

こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周休止中で日本で再貯金中の僕のもとに12万円超の住民税(引き落とされているものだと思っていた)の督促状が届き、寝込むレベルでショックを受けております。でも、この窮地を乗り越えたらいつかきっとこれも笑い話になるのでしょう。何せ、今までの人生で起こったトラブルだってその大半は今ではしっかり笑いのネタになっているのですから。

実は僕、世界を旅した1年間余りでiPhoneを3回盗まれています。その都度、絶望に打ちひしがれておりましたが、ようやく笑えるようになってきたので、盗難事件の全貌を包み隠さずご紹介したいと思います!

 

事件はベッドの上で起きた!

僕が日本から持って行ったiPhoneが盗難に遭ったのは出発から1ヵ月も経たない5月下旬、マレーシアの首都クアラルンプールに滞在していた時の事です。
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クアラルンプールのランドマーク、ペトロナスツインタワー

 

盗難事件はチャイナタウン地区で僕が最後の一日だけ泊まった安宿で起こりました。7年前に訪れた事があり、今回偶然再発見して嬉しくなって泊まったこちらの宿(写真左下の赤い看板が入り口)。事件が発生した夜は、出会った日本人の旅人たちと酒を酌み交わし、ほろ酔い程度で床につきました。
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iPhoneを充電ケーブルに繋げて、枕の下に隠してから寝たのですが、翌朝、なんと充電ケーブルの先っちょの一番肝心なiPhoneが無いじゃないですか!!!ベッドの下や壁との隙間はもちろん、絶対に入れるはずの無いバックパックの中まで探しましたが見つかりません。どうやら寝ている間に何者かが充電ケーブルをたぐり寄せてiPhoneを持ち去ったようです。

 

困った事に僕のベッドは18人ほど泊まれるドミトリーの入り口付近だったので、人通りも多く、同じ宿の宿泊者を疑おうにも容疑者が多過ぎます。
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海外で保険を適用するためにすべき3つのこと

更に間の悪い事に、その日の昼過ぎにクアラルンプールからボルネオ島へ行く飛行機を予約していました。もう探している時間は無い!僕に出来る事は何なのでしょうか?それは、旅行保険で本体の代金を保障して貰う事です。こういった場合、以下の手続きをしなければなりません。

1・現地の警察に行ってポリスレポート(盗難証明書)を貰う

旅行保険を適用するのに一番大切な書類がポリスレポートです。現地の警察に行って事情を説明して、「確かに盗難事件に遭って所持品を失った」という証明書を発行して貰うのです(手に入らない場合は保険会社に事情を説明すれば免除される場合もあり)。

 

2・保険会社に連絡して盗難事件発生の報告をする

僕が加入していた損保ジャパンの旅行保険の場合は事件発生から30日以内に報告しなければ保険が適用されません。事件の概要とおおまかな被害額などを伝えて、帰国後に取得したポリスレポートと被害品のレシート(購入日時と値段が載っているメールのコピー等でも可)と保険金請求書を送れば保険金が支払われるというシステムです。

 

3・通信会社に連絡して回線を止める

携帯電話を失くした場合、忘れてはいけないのがこちらの手続きです。でも……電話を失くしたのに通信会社に電話をかけなければいけないってなかなかハードル高いですよね。ましてや海外で……。僕の場合は半月放置して、ボルネオ島で泊まった宿でお金を払ってソフトバンクに国際電話して止めて貰いました。

 

さっそく警察へ行ったものの…

話が逸れましたが、限られた時間の中で出来る限り経済的損失を抑えるべく、警察にポリスレポートを貰いに行く事に。宿のおばちゃん(日本語が話せて物凄く親切)に事情を説明して教えて貰った場所に行くと……
POLIS TRAFIKと書かれた警察署につきました。英語に訳すとPOLICE TRAFFIC(交通警察)
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名前からして絶対にここじゃないと思いながらも入ってみるとやはり管轄部署が違ったようです。ここでも親切なおまわりさんに事情を説明したら行くべき部署を教えてくれて、いまいち分かりづらい地図も書いてくれました。
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想定外にアットホームな警察署

地図を頼りに迷いに迷って辿り着いたのがこちら。今度こそ本気でポリスレポート貰ってきます!
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当然ですがマレーシアの警察にお世話になるのは初めてです。緊張して中に入ってみると、警察署に居るのを忘れてしまうぐらいの質素な内装でした。まるで手品ショーでも始まりそうな気配すら感じる謎の台。
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ポリスレポートは簡単に貰えるものではありません。警察署には窓口があり、そこで事情聴取が行われます。僕も宿の住所や、事件が起きた時間帯など事件の詳細を細かく説明したのですが……手が空いた職員が集まって来て、「俺はNARUTOが好きだ!」「あなた字キレイね♪」と思いもよらない世間話をしてきます。
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ポリスレポートに誤字 笑

30分ほどして晴れてポリスレポートを貰い、帰り際は職員数人で大手を振って見送ってくれました。国も変われば警察のイメージもガラリと変わるものですね。和やかなマレーシアの警察署の内部を垣間見られたのは貴重な体験でした。
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後でよく見たら誤字発見!Gratefulと書くべきところがGreat fullになっています。iPhoneを失くしたのは悲しいですが、ちょっとだけ心が和みました。
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タイで新しいiPhoneをゲット

さて、探すのは諦めたとはいえ、スマホが無いと何かと不便です。iPhoneよりもっと安いスマホだってありますが……データの引継ぎとか操作方法とか面倒臭い!そんなずぼらな僕は盗難から半月後に訪れたタイのバンコクで新しいiPhoneを購入しました。この時買ったiPhoneがSIMフリーで「使い勝手がよくなった!」と、そう思う事にしました。まぁ、このiPhoneも3カ月せずにまた盗まれるんですけどね。
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いかがだったでしょうか?今回の盗難事件は、旅人が最も安心できるはずの宿で、旅人が最も油断する睡眠中を狙っての大胆な犯行でした。残り二回のiPhone盗難エピソードも書く気満々ですが、毎週だと皆さまの気持ちも僕の気持ちも沈んでしまいそうなのでまた追い追いご紹介していきたいと思います!お楽しみに(!?)

 

 

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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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