はじめてバックパッカーや世界一周するとなったら一体、何を持っていけばいいの?世界新聞デスクが、1年間の世界一周や取材旅行に持って行ったバックパックの中身を公開します。
世界新聞ではこれまで、数々の旅するライターがバックパックの中身を晒してきましたが、ついにデスクのバックパックを公開する日が来ました…って別に引っ張ってた訳じゃないんですけどね。
世界新聞を読んで旅立ちたくなった人向けに、利用シーンを交えてなるべく分かりやすく書いてみましたので、参考にしてみてください
松崎敦史
世界新聞編集長/株式会社世界新聞代表取締役
出版社で編集者として働いた後、1年間の世界一周へ。ブログ村世界一周ブログランキング1位獲得。帰国後、「幻冬舎から世界一周できません。と思ってたらできちゃった」を出版。2013年、世界新聞を立ち上げる。
旅の概要
期間 2011年7月〜2012年7月
スタイル なるべく陸路で世界一周(野宿なし)
目的 ブログの更新
ルート 中国→インド→日本→北中米→南米→ヨーロッパ→東南アジア
メインのバックパックはですね、ICI石井スポーツ の店員さんを2日間に渡り計5時間ほど拘束しまして決定しました。最終的にkarrimorとの一騎撃ちを制したのが…
1.メインバックパック
マムート(MAMMUT) Trion Element 45+7L
このバックパック、どこが優れてるってココ(赤印)が…
パッカーンと開いて中身が取り出せるんですよ!
分かりますかこのスゴさが!? 底のほうに入れたモノを取るのがめちゃくちゃ楽になるという訳です。これがないと、パッキングが終わってから「アレを取りたい!」と上からガサゴソやるも見つけられず、結局中身を全部出すことになりバスに乗り遅れる…なんて悲劇も。
容量は45+7リットル。
1年間世界一周(野宿なし)のスタイルだと、これで十分でした。7リットル分の遊び(上フタ部)があるのも使い勝手がいい。中身を入れ直すとたまに形が崩れるのが気になりましたが、ほぼ満足しています。
2.バックパックカバー
カバーはしたほうがいいです。バックパックはあなたが思っている以上に、土ぼこりやら雨で汚れます。そして破れます。
3.サブバック
モンベル (mont-bell)
街歩き用のバックですね。移動時はPCなど貴重品を入れて前に抱えて運びます。
以前、バックパックは「小さい方」を重視すべき3つの理由という記事でも書いたように、実はこのサブバックこそ慎重に選ぶべきです。理由は記事を読んでもらうとして、
容量が25リットルとサブにしてはたくさんモノが入る
背中にパットが入っているので、PCなどを入れても安心
水が侵入しにくい構造になっている
ナイロン素材で汚れが目立たない
以上のような理由から愛用しております。こちらが後継モデルのようです
4.サブバック(ショルダー)
NOMADIC(ノーマディック) フラップショルダー Lサイズ
最近はですね、サブバックはショルダーのほうが使いやすいということに気づいてこちらを使っています。
何故なら、ショルダーは密着感があるんです。パソコンなど貴重品が入っているので、肌身離さずおきたいのが人の性(さが)。バスの中などでは掛けたまま抱えるようにして寝ると、安心感が違います。
ビジネスバックゆえのポケットの多さも魅力。掛けたままぱかっと開けて、パスポートやら書類やら取り出すことができます。
今ではサブバックをリュックにする理由がちょっと見当たりません。
5.ショルダーポーチ
デジカメとスマホと財布くらいが入る少し大きめのショルダーポーチ。これはぷらっと街歩きに行く時(カバンを持っていくほどでもない時)に重宝しました。デジカメをサッと取り出せるのが嬉しい。
このアイテムはもうあまり取り扱ってないようで、次買うならこれですかね。
6.マネーベルト
腰に巻く貴重品入れですね。ココにパスポートとクレジットカード(1枚)とドル紙幣を入れて、「これだけ死守すればなんとかなる」という意識でいました。結果、ココから何かが無くなることはありませんでした。
amazonで「マネーベルト」と検索すればたくさん出てきます。リンクはこちら
7.南京錠
主にドミトリーのロッカーを閉める時などに活躍します。1個くらい失くす前提で持っていったほうがいいです。
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8.パックセーフ
バックパックを保護するワイヤーです。「いるかなぁ?」と半信半疑で持って行ったんですが、あってよかったです。移動中に使うというよりは、治安がよくない場所のドミトリーにバックパックを長時間置いておく時などに、
こうやってベッドの柱に括り付けることが多かったです。バックと中身どちらも守ることができます。
9.ワイヤーダイヤル錠
これはですね、ひとつ前のパックセーフを使うほどでもない時に便利です。例えば、空港でトイレに行く時とかにバックパックを椅子の足などに結びつけておきます。
10.デジタルカメラ(メイン)
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS 1
僕は機動性重視なので、デジカメのいいやつを使っています。これは軽く(400g)、ズームもある程度(10倍)できて、画質もよく、暗いところでもまぁまぁ撮れます。
あと、いわゆる「カメラの形」をしているので、被写体が「ノッてくれる」ところも気に入っています。
11.デジタルカメラ(サブ)
Nikon デジタルカメラ COOLPIX
本来、旅のカメラは「壊れにくい」ことが前提なハズです。水場とか、山とか、砂漠など「持って行ったら壊れるかもな〜」という時は、防水、耐衝撃、防じん性能のあるこちらを使っています。画質も全く問題なし。
後継機はこちら。防水30m+耐衝撃2.1m+耐寒-10℃+防じん性能。完璧です。
12.デジタルカメラ(サブ)
OLYMPUS デジタルカメラ Tough
上と同じく防水、耐衝撃、防じんのこちらも使っていました。
後継機はこちら。液晶モニターが180度回転するので、自撮りに最適です。
13.三脚
ブログを書く人は自撮りの機会が多いハズなので持っていくことをオススメします。僕はVelbonを使っています。
14.アウター
THE NORTH FACE
かれこれ10年以上使ってます。世界一周もこれで問題なかったです。高地など寒い場所はジャージの上にこれを着ていました。ただ、冬を旅する人はもっと厚手が必要でしょう。
アウターはノースからは離れられません。
15.ジャージ
ジャージほど旅と相性のいい服を僕は知りません。使い勝手がいいし、何よりラク。移動中はほとんどコレを着てました。ポケットにジッパーもポイント高い。
16.半袖(トレーニングシャツ)
トレーニングシャツも旅との相性抜群です。何故なら、アイロンをかけなくてもシワができないからです。サッカーが好きなのでサッカーのユニフォームを持って行きました。
17.パソコン
MacBook Air 1400/11.6
2014年ウユニ塩湖にて
旅のパソコンで重視すべきは軽さです。MacBook Airは2.5kgなのでカバンに入れても重さを感じず、不安になるくらいです。11インチ(写真)だと画面が狭いという人は13インチくらいがオススメです。
18.キーボードカバー
あ、キーボード保護は間違いなくしたほうがいいです。こういう悲惨な目に遭わないためにも。
19.スマホ
スマホは街中で地図を見たり、wifiにつないでネットしたりと大活躍します。ただ、旅では無くしたり落としたりする人がほんとに多いので白ロムとか安いので十分だと思います。
20.外付けHD
WESTERNDIGITAL
まず、外付けHDというのは壊れやすいものです。WESTERNDIGITALのHDは世界一周中の1年間とその後4年間使っていますが、壊れていません。
21.コンセント変換プラグ
日本人旅行者はたいていコレを使っていると思います。全世界(南アフリカの一部を除く)で使えます。
22.変圧器
BESTEK 変圧機能搭載 海外旅行用充電器 90V~240V
重要なのに忘れがちなのが変圧器です。僕は使用可能電圧がAC100-240V(=海外でも変圧せずに使えるはず)のデジカメを変圧せずに使っていたら壊れました。なので、製品の使用可能電圧に関わらず、海外では変圧器を使っています。
これはUSBポードが四つあるのが嬉しい!
23.SDカード
いつもTranscendのものを使用しています。世界一周には8〜16Gを2〜3枚持って行きました。
近所の薬局で「世界一周に行くんですけど」と言ったら、薬剤師さんは戸惑いながらも次の3つをオススメしてくれました。
24.ベンザブロック
風邪薬として
25.キャベジン
胃腸薬として
26.セイロガン
お守りとして
27.サンダル
havaianas(ハワイアナス)
宿で共用シャワーに行く時なんか、サンダルがないと悲惨(濡れた足で靴を履くのは嫌です)です。元サーファーの嫁が「サンダルはいろいろ履いたけどhavaianas(ハワイアナス)が一番」と言っていました。
28.蚊帳
brettschneder(ブレッドシュナイダー)
インドでマラリアに罹った教訓として持って行きましたが、面倒くさくてほとんど使わなかったです。何が何でも蚊に刺されたくない方はぜひ。
29.名刺
世界一周中にやってたブログの名刺。1000枚も持って行っちゃダメです。
30.文庫本
以下の2つは世界一周中5ターンづつくらい読みました。どちらも旅で前に進む勇気をくれる名作です。
僕の本もよかったら
以上、デスクのバックパックの中身でした。これを書いてる僕が旅立ちたくなってしまいました…。
では、良い旅を!
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