イースター島といえばモアイですが、美しい自然に恵まれた島でもあります。そんな見どころ盛りだくさんの島をたった1日で満喫できたのは、ある出会いのお陰でした。
こんにちは。2ヵ月で世界一周をしているAIKOです。3カ国目のチリはパタゴニアから、イースター島へ来ました!連載バックナンバーはこちら
2ヵで世界一周のルート(オレンジが滞在地)
タイ→ドイツ→イタリア→チリ→ボリビア&ペルー→アメリカ
イースター島に1泊しかできなかった理由
タラップを降りると、そこは南国モードの空港。
たいていの宿は送迎サービス付き。空港出口で迎えてくれます。そしてレイをかけてくれます。
ここでは2~3泊したかったのですが、世界一周航空券の予約時に空席がなく一泊(14時到着/翌々日の夜中の1時出発)となりました。出発前に変更したいなと思って、LAN航空のサイトで何度かチェックすると空席アリだったけれど、世界一周航空券は購入した航空会社を通して変更手続きをする必要があります。私は第一回に書いたとおりJALで購入したので問い合わせてみると、「世界一周航空券分の席は埋まっている」とのこと。世界一周で約37万円という価格なりの制限が垣間見えます。
それでもしっかり観光してきました!
定番のモアイたち
モアイ☆その1
観光客が多く泊まる中心地のハンガロア村から10分ほどの徒歩で行けるタハイ村にある、アフ・コテリクというモアイ。モアイの目は神聖な力があると言われていて、民族間の紛争でモアイが破壊される中で目も取られることが多かったそうです。現存するモアイで目があるのは、これ一体のみとのこと。
モアイ☆その2
1960年のチリ地震のときに津波で倒されたモアイ、トンガリキ。日本企業の協力で再建されて、今は島で一番規模が大きいです。私とモアイの距離は40メートルくらい。
モアイ☆その3
モアイの製造場所だっという山、ラノ・ララク。至るところにモアイがゴロゴロ。真ん中に写っている小さな水色は人です。周りのモアイの大きさを感じていただけるでしょうか。
さすがに一泊だと慌ただしいかなぁ、ツアーバスでくるっと回るしかないなと思っていたのですが、モアイもこの他の見所も大満喫できました。というのも・・・
チリ3人組との素敵な出会い
空港で、同じ宿に泊まることになったチリの3人組が「一人で来たの?」と話しかけてくれて・・・宿に着いてから、夕方に中心部をぷらっと歩くから一緒に行こう!と誘ってくれたのです。
その後も、
夕飯どうするか決めてないなら一緒に食べない?
明日どうするの?私たちレンタカー借りるの。
海がキレイだから水着を買うけど、AIKOは持ってる?
と、押しつけがましい感じではなく、ずっと気にかけてくれる。
前回の記事で書いたレンタカー会社の人も同じ雰囲気だったし、チリでは困っているときには誰かが声をかけてくれることが多くて、チリの人は優しくて世話焼きさんが多いみたいです。
顔の公開はちょっと(チリは控えめな人が多い気が・・・)ということで、右から Milena・Natalia・Rodrigo。教師・教師の転職先の同僚・教師の元教え子という、年齢の幅が広く仲良しの3人。
3人とも英語がほとんど話せなくて、私はスペイン語が全く分からないので申し訳ないなと思ったのですが、気にすることない!と言ってくれたのが嬉しくて、流れに乗ることにしました。レンタカーを借りて島を一日で見尽くす!ということで、上記のモアイ巡りをたっぷり堪能できたのです。
一日でイースター島を見尽くす!
ルートはざっくり以下の感じです。
朝早い出発だったのですが、3人は何と、私の分の朝食まで用意してくれていました。感激。
ツアーではなかなか来られないと思われる、ポイケ半島のプアカティキ山にも登頂(地図の赤い線)。山というよりなだらかな斜面が続く牧草地で、膝より上の草っぱらをひたすら歩くのみ。頂上からは180度の絶景を眺められます。
白浜のアナケナビーチ。私も海水浴してしまいました。水着持っていって大正解♪
街には古い教会もあり、独特のミサを聴くことができました。
原住民は減少しているそうで、イースター島(正式にはパスクア島)という名前もチリの領土になってから付けられたもの。パスクアはイタリア語やスペイン語で復活祭という意味らしいです。だから「イースター」島なんですね。
でも地元の人々は「ラパ・ヌイ」と呼んでいます。響きがハワイとかタヒチの言語に似ているなぁと思ったら、博物館にニュージーランドとハワイとイースター島の三角形でポリネシアが構成されている地図が描かれていました。帰属はこっちなのだと暗に示しているような印象も受けます。
旅の醍醐味は人との出会い
イースター島にモアイのイメージしかなかったけれど、来てみて知ることでさらに旅は面白くなる。島は完全に観光地になっていてチリから移住する人が多いとか、原住民はチリ人が好きではないらしいとか、チリ3人組から教えてもらうこともたくさん。
言葉が通じなくても、懸命に話してくれると何を言っているか理解できてしまうのも面白かったです。特にNataliaは、英語は3つくらいの単語しか知らないの!と笑っていたけど、お互いに何を言っているか分かるねという瞬間がたくさんありました。日本人同士だって、話し方が不器用でも、人見知りしても、プレゼンが下手でも、伝えたい、分かり合いたいという思いが強ければ伝わるものですよね。
そんなワケで、イースター島は「旅の醍醐味は人との出会い」を地でいく一日半となりました。嬉しい楽しい3人との出会いに感謝!
次回は、アタカマ砂漠からボリビア&ペルーへ
イースター島の空港は小さいですが、さすがの観光地。夜中0時過ぎですが、お土産屋さんはしっかり営業中。
この先もどんどん北上します!チリ観光のメッカ、サンペドロ・デ・アタカマ(アタカマ砂漠の街)から、ボリビアはウユニ塩湖、ティティカカ湖、ペルーはクスコ、マチュピチュ、リマ。移動が多いので記事のネタもたくさんできそうです♪それではまた!
AIKO
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