何とかして住み着きたい街
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。13か月の旅を終え、現在は日本の自宅で旅バテによる無気力状態と闘っております。
今回の旅で沢山の街を訪れましたが、その中には「もしかしてここなら暮らせるかも?」とポテンシャルを感じるような街がいくつかありました。都会に憧れながら育ち、大人になってからは自ら好んで大都会に飛び込んでいった、時々田舎体験がしたい都会派の僕。今回はそんな貧乏型シティボーイの僕が、「お金持ちじゃなくても楽しく暮らせるんじゃない?」と思った街を3つ上げたいと思います。
こういう人間が選びました
今回、住み着きたい街を選んだのはこんな人間です。写真はこの後ランキングにも登場する街を見下ろす丘から。
生まれ育った環境:東京の西のはずれ。ゆえに都会志向が強いのだと思います。
性格:明るい根暗、一人好きの寂しがり。つまりとても気分屋で面倒なタイプです。
旅に求めるもの:安らぎと刺激。一人でのんびりできて、外に出れば遊び倒せるような場所が大好きです。
旅のスタイル:交通手段は特に選ばず。極貧バックパッカーとして少しでも安いルートでのんびりと。
3位:カトマンズ(ネパール)
三位に選んだのが、つい最近、地震で甚大な被害を受けたネパールの首都カトマンズです。
理由1:チベット料理がうまい
ネパール料理にはカレーなどインド料理に似ているものがたくさんありますが、カレーはネパールに来るまでに散々食べたので飽きてしまいました。その代わりに食べていたのが、ネパールでメジャーなチベット料理。
こちらはタントゥクというチベット風きしめん。約200円
こちらはモモというチベット風餃子。中身は水牛の肉で一皿なんと約77円!(参考:ヒンドゥー教で神聖ではないほうの牛「バフ」が安くて美味い||世界新聞)
理由2:買い物好きにはたまらない
中心部には雑貨屋さんが並んでいて、通る度に新しい発見があります。
極貧バックパッカーと謳いながら、中身は物欲のかたまりの僕、我慢できずにサルエルパンツを買ってしまいました。お値段約1090円なり。
しかも色違いで二着も。だって30%値引きセールだったんですもん。
理由3:異国情緒たっぷり
街中は道路が舗装されておらず、土煙が舞っていましたが、少し歩けばヒンドゥー教の祠があって異国情緒はたっぷり。
国自体が小さいので夜行バスに乗れば風光明媚なポカラという国内第二の都市に行くこともできます。
2位:トビリシ(ジョージア)
2位はアジアとヨーロッパのはざまに位置するジョージア(グルジア)の首都トビリシです。
理由1:奥深い料理と安すぎるワイン
日本ではあまりなじみがありませんが、実はグルジア料理ってかなり奥が深く、ロシアやウクライナでも専門店があるくらいなんです。こちらは肉汁がたっぷり入ったグルジア風餃子のヒンカリ。1個だいたい30円くらい。
そしてこちらはチキンをガーリックオイルで揚げたシュクメルリ。これでなんと750円程度。日本だったら2000円してもおかしくないボリュームです。一人で食べた時は終盤げんなりしてしまいました。是非誰かと住んで一緒に食べたいものです。
お酒も安い!量り売りのワインは1リットルがたった150円で売られています(参考:衝撃!ワイン発祥の地グルジアではバケツでワインが売られていた|世界新聞)。
理由2:ちょっと移動すれば大自然
距離の長短を問わず、ジョージアで最もポピュラーな交通手段はマルシュルートカという乗り合いワゴン。
トビリシから少し離れればそこにはのどかな農村風景が広がります。約500円の運賃を払って3時間ほど進めばこんな大自然を味わう事だってできるんです。写真の一番高い山はロシアとの国境近くにあるカズベギ山(標高5074m)。
海だってあります。こちらは黒海。デートスポットのようなのでこちらも誰かと一緒に訪れたいものです。更に、長い休暇が取れれば、お隣のトルコに足を伸ばすことだってできちゃいます。
理由3:東南アジアっぽい小汚さ
街にはキリスト教の教会が点在していて、旧市街の街並みも少しヨーロッパ風ですが、
やや殺風景な古い建物が多く、下町っぽさが感じられます。犬のフンが至る所に転がっているのさえ気を付ければ、ヨーロッパの小奇麗な街並みのような敷居の高さは感じません。
あと一押しで倒壊しそうなボロ屋敷もあり、どことなく東南アジアを思い出してしまうような場所です。
理由4:どことなく日本と似ている
僕が訪れた3月には道端の木に薄いピンクの花が咲いていて、桜の季節を迎えたような気分を味わえました。何の木かは分かりませんが、海外に居ながら日本と似た四季を感じられるって贅沢ですよね。
それにトビリシには150円くらいで入れる硫黄温泉だってあります。トビリシ滞在中は宿にシャワーがあるにもかかわらず通い詰めていました(参考:全裸は日本だけじゃない!? 東欧グルジアに日本と同じ銭湯文化があった|世界新聞)
1位:バンコク(タイ)
僕が住み着きたい街、栄えある第一位に輝いたのはベタですが、タイの首都バンコクです!
理由1:食事がうまい!安い!
バンコクといえば屋台メシ!と叫べるぐらい、安価で美味しい料理が楽しめるのがタイの素敵なところ。
こちらはタイの屋台メシの代表格、パッタイ(約90円)です。滞在していた頃は毎日食べ過ぎてうんざりしていましたが、今となっては喉から手が出るほど食べたい料理です。ああ、考えただけでよだれが。
もち米とマンゴーをあわせたカオニャオ・マムアン(約90円)というスイーツですら主食になりうるボリュームです。(参考:マンゴーライスを主食として生きる @タイ|世界新聞)
もし飽きてしまっても、バンコクならばたいていの国の料理は揃っているので、食事で飽きてしまう事は無いでしょう。
理由2:遊ぶ場所がいっぱい
バンコクといえばナイトライフが充実している事でも有名です。ちょっと歩けば現地人や外国人で賑わうバーや、
毎晩、夜中まで騒げるクラブがいっぱいあります。余談ですが僕は外国人バックパッカーが集うカオサンロードよりも、アダルトでカオスな雰囲気のシーロムの方が好きです(アダルトなお店には行く機会はありませんでしたが)。
理由3:「南の島」がグーンと近づく!
日本で「南の島」なんて口に出すと、どことなく現実逃避の代名詞のような印象を抱いてしまうのは僕だけでしょうか。しかし!バンコクで暮らせば、連休に列車と船を乗り継いで、大自然とパーティーが共存する南の島に遊びに行くことだって可能です(参考:月の満ち欠けを理由にパーティーが開かれる島|世界新聞)。
雨期はあるものの、気温が安定しているのが嬉しいところです。年がら年中、海水浴を楽しめるなんて最高!
理由4:変なものがとにかく多い
どんなに美味しいものを食べても、どんなに海の近くに暮らしても、それが日常になってしまうと生活ってありがたみが無くなってしまうものです。でも大丈夫!バンコクでは毎日何かしら変なものを発見できるからです!
デパートに行けば意味深な日本語が書かれたダサいTシャツがあります。
コンビニに行けばおばちゃんが堂々と座って売り物の本を読んでいます。
子供も通るであろう大通りの屋台では、真昼間からアダルトグッズや男性の裸体がプリントされたシャツが売られています(もっときわどいシャツもありました)。
鉄道に乗ったら、おじさん(おばさん?)が乗り口の所で寝ています(生きてます)。
マクドナルドに行けばドナルドがタイ式の挨拶のポーズで迎えてくれます……やっぱりタイってツッコミどころ満載!これだけ街中に変なものが潜んでいるので、日常生活を送る上でも退屈はしないでしょう。
いかがでしたでしたか?貧乏型シティボーイの僕が選んだのは全て首都ですが、どれも美味しい!楽しい!安い!の三つが揃ったいい所尽くしの街です。不覚にもこの記事を書いているうちにタイで暮らす妄想が膨らみ過ぎて一人で楽しくなってきちゃいましたが、海外に出やすくなった今、本気で住みたい国や場所を考えてみる・探してみるのも新しい楽しみ方なのではないでしょうか?皆さんも時間が空いた時は是非!
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