世界一周から4年たった今でも「いつか住みたい」と妄想する街3つ

2015.05.28 11:00 
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住みたくて震える

いつかは海外に住んでみたい…。そう夢見る人も少なくないのではないでしょうか?いや、何かと世知辛い日本を飛び出したいと思っている方は多いはず。
そんな貴方のために、4年前に世界一周した筆者が今でも、住みたくて震えるという街を3つばかり選んでみました。

 

デスクです。以前、旅するライターのRyutaさんが世界一周を終えた今、本気で住みたいと思う国3つという記事を書いて大ヒットしたのですが、のっかって僕も書いてみたいと思います。

 

こういう人間が選びました

こんなのはかなり個人のバックボーンに左右されると思うのでせめて、僕の基本的なスペックを書いておきます。「こういう奴が選んだのね」と思っていただければ。

 

4-

育った場所:大阪府高槻市(大阪と京都の中間にあるベッドタウン)

ここ10年の居住地:東京

田舎派?都会派?:都会を捨てきれない田舎派

旅のスタイル:なるべく陸路で1年世界一周(ルートは下記)

 

さて、ぼちぼち参りましょう。

 

3位 誇り高き文化の街…。ブエノスアイレス

滞在期間:3週間

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上の写真、原宿じゃないですよ。ブエノスアイレスの最先端スポット、パレルモ地区にある服屋さんです。旅に出てから、服装にはすっかり無頓着になっていましたが、3000円くらい(貧乏旅行においては狂気の沙汰とも言える出費)のTシャツを買おうか本気で悩んだ記憶があります。
ここに限らず、ブエノスでは物欲が刺激されっぱなしでした。

 

ブエノスアイレス
人口289万人(2010年)を擁するアルゼンチンの首都。2014年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第20位の都市と評価されており、南米の都市では第1位であった。

アルゼンチンの縮図ともなっている一方で、内陸部との差異が大きすぎるため、しばしば「国内共和国」と呼ばれる。Wikipediaより引用

 

住みたい理由:文化レベルが高い

wikiさんもおっしゃってますが、ブエノスという街は文化レベルがいちいち高いです。

行って驚いたんですが、ブエノスの街(中心地)ってこんな感じなんですよ。さすが「南米のパリ」と呼ばれるだけの風格があります。

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こちらは蚤の市。世界中のマーケットに行きましたが、一番センスがよかったと思います。

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世界で2番目に美しい本屋さんもあったり(古い劇場がそのまま本屋になっている)…。発想がその文化レベルの高さを物語ってますよね。

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デメリット:牛肉は騒ぐほどのものではない

べた褒めしてもあれなんで、デメリットを1つ。アルゼンチンは牛肉が美味いことで有名ですが、味は間違いなく和牛に軍配です。まぁ、そもそも肉の質が違いますからね(赤身が多い)。ただ、屋台で食べるチョリソー(下写真)は絶品です。

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2位 美味い!辛い!安い!成都

滞在期間:3週間

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成都を選んだ理由は「食」、その一点といっても過言ではありません。写真は成都のある四川省が発祥と言われる火鍋。左のスープはかつて経験したことのない辛さでした…。
中国は僕の旅のスタート地点だったのですが、何を食べても美味く(最初は脂っこく感じますが)、すごく助かりました。特に成都は四川料理の本場とあり、多彩です。

 

成都市
中華人民共和国四川省の省都であり、副省級市。豊かな成都平原の中にあって古くから「天府の国」と呼ばれてきた。Wikipediaより引用

 

駅はこんな感じで、一日中人がわらわらしてます。
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住みたい理由1:何を食べても美味い、安い

これがホントに安い(ココ重要)んです。この時なんか、7〜8人で散々飲み食いして1人300円しなかったと思います。

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こちらの水餃子は50円くらいだったか。

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あと、成都には麻婆豆腐発祥の店、陳麻婆豆腐店があるのですが、ここの料理は洗練されていて4000年の歴史を見せつけられました。ちなみに肝心の麻婆豆腐は「売り切れ」で食べられませんでした!
写真は隣のテーブルでまかないにがっつく店員軍団

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住みたい理由2:チベットが近い

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いや、近くはないです。ラサまで鉄道で2日かかります。しかも、入域許可証が必要だったり面倒くさいこと山のごとしです。でも、日本よりは近い。チベットに一番近い都会だから…そんなロマン、ダメですか?
そもそも、成都がある四川省というのはすでにチベット文化圏なんですね。なので、許可証が必要な自治区内に入らずとも、チベット色の強い街(写真は成都からバスで半日くらいのターゴンという街)へショートトリップできるのも魅力ですね。

 

1位 余生はここで決まり!シェムリアップ

滞在期間:5日

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ちょとベタかもしれませんが、どこに住みたい?と聞かれると、シェムリと即答してますよね。都会が恋しくなったらバンコクに半日で行けるし、カンボジアは就労ビザも取りやすいらしい…。そうです、前のふたつはわりと夢物語でしたがここだけはガチです。

 

シェムリアップ
カンボジアのシェムリアップ州の州都である。アンコール・ワット、アンコール・トムなどを含むアンコール遺跡群の観光拠点となっている。Wikipediaより引用

 

住みたい理由1 のんびり

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この写真(何かのイベントのPR風景)が象徴しているんですが、とにかくのどかなんですよ。街の中心は意外と整備されているんですが、なんというかこう、のんびりしているんですよね。人も空気も。こんなところで余生を過ごしたいなぁ。

 

住みたい理由2 地理的にちょうど良い

はい、リアルな理由です。田舎暮らしは憧れるけど、都会も捨てきれないそんな中途半端な僕にはぴったりの立地だと思います。メガシティバンコクまで、バスを乗り継いで半日くらいだったでしょうか(国境が厄介ですが)。その気になれば首都プノンペンにも、ベトナムのホーチミンにだって行ける、ハブ的な立地も素敵です。

 

住みたい理由3 遺跡がいっぱい

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リアルな理由でげんなりされた方、ご安心を。シェムリの魅力は何だかんだでアンコールワットですよ。遺跡はそんなに好きではないんですが、ここだけは素直にスゴいと思いました。スケールが規格外です。

 

どこかのテーマパークじゃないですよ。バイヨンという寺院跡

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また、シェムリ周辺には、ベンメリアプレアヴィヒア寺院(写真)など、遺跡が点在していて、ショートトリップし放題なのも惹かれます。

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トドメですが、シェムリのパブストリート(下写真)では50円で生ビールが飲めます。ジジイになって、遺跡巡りから帰って飲んだら美味いだろうなぁと妄想する訳ですよ。

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以上、公開妄想にお付き合いいただきありがとうございました。僕はめっちゃ楽しかったですが、皆さんはどうでしたか?では、すてきな脳内トラベルを!

 


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デスク
世界新聞の通称「デスク」。株式会社世界新聞代表取締役。これまでに35カ国以上を訪れる。 2011年〜1年間の世界一周旅行へ。ブログ村世界一周ランキング1位。2013年、世界新聞を立ち上げる。 著書に「世界一周できませんと思っていたらできちゃった」(幻冬舎) 海外旅行に関する講演もちらほら。

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