Journey×Journeyに新たな仲間が加わったようです。
こんにちは、山本ジャーニーです。「元旅人のぼくが秋葉原で多国籍ダイ二ングを開くまで」という直球企画、連載2回目となります。初回はこちら。
近況としては、先週、スタッフとして加藤君(写真右)がジョインしてくれました。上の写真は歓迎会の時のものです。加藤君についてはまた改めて紹介するとして、今回は物件(下写真)契約に至るまでの経緯を振り返っていこうと思います。
前回の記事から一週間経ちますが、店内は特にまだ変わっていません。変えられていません…。
そんな中、BGMの打ち合わせで北千住の居酒屋さんに行った際、トイレでこんなポスターを見かけました。
刺さる言葉ではあったのですが、実際、目の前に広がっているのは森というよりもむしろ荒野。キッチンには前のオーナーさんと一緒に飲んだバーボンの空き瓶がぽつりと置かれたままになっています…。いい感じで荒野感が出ています。
今のまっさらなお店を眺めていると、前のオーナーさんのお店の様子が思い返されます。どんな感じだったっけなと思うのです。
そう、前のお店の壁にはオシャレな写真がオシャレに飾られていました。
厨房もいかにもオシャレな感じです。前のお店は家庭的な和風系カフェでした。
前のお店の店内を撮影させていただいたのが2014年の11月頃。本格的に不動産業者との契約交渉が始まったのは翌12月でした。
不動産業者との本格的な契約交渉は2014年12月25日、クリスマスの日の朝、秋葉原のドトールで始まりました。12月は飲食店の繁忙期にあたり大変な状況(この頃、僕はまだ別のお店の従業員)だったのですが、合間を縫って店舗計画書を作り、先方にプレゼン。そこからはトントン拍子に交渉は進み、2月中旬には大方のところで契約がまとまりました。
その日、僕は33歳の誕生日で契約交渉が終わったあと、秋葉原のPRONTで独り、祝杯をあげました。きりっ、としたハイボールでした。
不動産業者との契約交渉が終わると、次は前のオーナーさんとの交渉です。居抜き物件なので、不動産契約とは別に造作譲渡(要は前のオーナーさんの備品をいくらで買うか)の交渉を進めなければなりません。わりとシビアなシーンになることが多いのですが、話しているうちにすっかり仲良しになりました。最終日の前日にバーボンを贈り、
前のオーナーさんの5年間にわたる思い出や、互いのこれからのことなど語らいながら、飲み続けること8時間。見事に空きました。そして、見事に酔っ払いました。前のオーナーさんの手もどこかむくんでいるような気がします(ていうか、47歳の手とは思えん…)。
こうして夜は明け、そして、正式に契約開始となったのです。契約初日に友人からの贈り物が届きました。シェフレラという観葉植物で、花言葉は「とても真面目」という意味だそうです。
内装に手をつけられないまま、今は打ち合わせを繰り返しています。まずは食品卸の業者さんとの契約手続き。
銀行関係の方との打ち合わせ。お店の売上を管理する口座も必要です。
ゆくゆくはホームページも必要になるでしょう。WEBデザイナーさんとも色々話して今のうちに構想を膨らませています。
やってみて思うのですが、全てが初めてで、全てが手探りで、全てがぶっつけ本番です。なかなか大変なことではあるわけですが、「森の中に入る」というのはきっとそういうことなんだろうな、とも思います。「とても真面目」に進めていきます!!
冒頭でも少し触れたスタッフ加藤君の紹介や、
内装工事や外装についてをお届けしたいと思ってます!!
文・写真:山本ジャーニー
運営サイト:山本ジャーニーの世界一周旅食紀1165皿(with地球の歩き方)
世界新聞の連載:世界一周「再現レストラン」
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