こんにちは。夫婦で世界一周中のTAKATAKAです。
2014年10月から世界一周を始めた僕達は、今2カ国目の中国にいます。そして僕達が中国に来た理由の1つに「パンダに会いたい」という理由がありました。
そして、日本でも有名な成都という都市にある「四川省のジャイアントパンダ保護区」に当初は行こうと思い、まずは中国は広州に降り立ったのですが、色んな理由で行けなくなりました。
ここ広州について
広州は中国で北京、上海に次ぐ3番目の都市で、人口は1270万人の大都市です。スカイツリーが登場するまでは世界1の高さを誇っていた「広州タワー」をはじめ近代的な建造物がひしめき合っており、中国南部の中心的都市です。また、「食は広州に在り」という言葉があるように、広東料理の中心地です。点心、飲茶の本場です。
広州にはパンダが見れる動物園が2つある
成都に行けなくなった僕らは、パンダに会える動物園が無いかリサーチしました。
1つ目は、「広州動物園」
60年以上の歴史をもつ、中国でも古い動物園。ここにいる動物は、430種にしておおよそ4000頭とかなりの巨大動物園です。敷地も43万平方メートルと巨大です。ここにいるパンダは全部で3頭。入場料は20元(2015年1月現在)。
2つ目は、「香江野生動物世界(長隆動物園)」
130万平方メートルと敷地が巨大すぎて、中心地に作れなかったのでしょうか、広州市内から少し離れた動物園。
ここ、トリップアドバイザーが決める「世界の人気観光スポット」の「動物園部門」でアジア4位に選ばれた動物園です。アジア最大級の敷地を誇り、「サファリパーク」と「動物園」の2つから成っています。
この動物園がすごかったのです!今回、この「香江野生動物世界」のリポートをします。
「香江野生動物世界」へ
広州は交通網も発達しています。長隆香江野生動物世界へは、広州地下鉄3号線の「漢渓長隆」駅下車です。
地下鉄出口を出ると動物園へのバスがあります。このバスで動物園の南門、または北門へ行くことができます。南門は、動物園側の入り口、北門はサファリパーク側の入り口となります。
もちろん、徒歩で行くことも可能ですが、徒歩8分との表示でした。
バスはもちろん無料です。ここにバス停があることから、この動物園の大きさが窺えますね。
この周りは動物園の他にもサーカスをはじめ、遊園地、 プール、ホテルもある巨大テーマパークなのです。「長隆グループ」という会社が全て運営している敷地です。
バスで、3分程度で南門に到着。動物園入口に到着です。パンダの看板がでかでかと飾られていますが、この動物園では3つ子のパンダが見られるのです!
入場料は5600円!
スケールの大きいこの動物園、入場料も高かったです。チケット売り場はすごく凝った造りでした。
平日で一人250元(約5000円)、休日や、祝日は280元(約5600円)となります。そして、食べ物の持込み禁止なので、入場の際にはバックの中まで荷物検査が実施されました。
僕らはこの入場料がネックで、行くのにすごく迷っていました。しかし、値段相当の、もしくはそれ以上の価値がある動物園です、ここ!
そして、これが敷地マップ。なかなか大きさが伝わりませんが、南から北まで普通に歩いて、約2kmです。日本最大級の富士サファリパークの2倍弱の大きさです。
後述しますが、動物を使ったショーも毎日行われています。しかも5ステージもあります。
「香江野生動物世界」のすごさ
いやー、ホントに巨大でした。1日では全てをじっくり見れないくらいです。動物の数も460種以上と半端じゃありません。僕らは、朝10時前に到着し、閉園の午後6時までいたのでですが、全ては網羅できなかったです。
「香江野生動物世界」に実際行って僕らが感じたスゴさのまとめを書きます。
驚いたポイント1.まさに巨大なアミューズメント
アジア最大級である130万平方メートルの敷地は、東京ドーム30個分のでかさです。徒歩の「動物園」エリアとバス(無料)の「サファリ」に分けられてて、動物園は「白」の字の形、サファリは「虎」の字をかたどった順路でデザインされています。動物園は約30万平方メートル、サファリは約100万平方メートル。
驚いたポイントその2.中国なのに、ディズニーランドのようにキレイ
はっきり言って、中国の街はお世辞にもきれいとは言えません。しかし、この動物園内は、ディズニーランド内のように綺麗で、ほとんどゴミも見かけませんでした。
驚いたポイントその3.豊富な動物の種類と動物の数
460種以上の動物がいます。まさにどんな種類の動物もここで見られるといった感じです。
園内に入るとまず、フラミンゴが目に入ります。このフラミンゴの数!この写真が全ての数ではないです。これでフラミンゴ全体の半分くらい。
この動物園は、象に乗れますし、象のショーが毎日行われています。
僕は動物園で初めてミーアキャットを見ました。立ち姿がとてもかわいらしいです。
ホワイトタイガーに関しては全世界の白虎300頭のうち半数がここで飼育されていると言われてるほどの数。ホワイトタイガーってホントに貴重なんですが、ここにはいすぎてありがたみが多少薄れました。これ以外にもたくさんの種類の動物がいますが、動物の管理もすごく行き届いていました。
驚いたポイントその4.窓のないサファリエリア
サファリエリアは、全てバスに乗って移動するのですが、バスには窓なんてありません。直に動物達を見ることができます。
ここは「オーストラリアの森」、「アメリカのジャングル」、「南アフリカの高原」、「東アフリカの草原」「中央アジアの砂漠」、「南アジアの雨林」、「ヨーロッパの山岳」の7つのテーマエリアから成っており、車に乗ったまま五大陸の動物たちの生態を観察することができます。
とても近距離で動物の生態を見学できるので、子供から大人まで見える動物全てに釘付けでした。動物達はとても伸び伸びと暮らしていました。
驚いたポイントその5.パンダレストランもある動物エリア
動物エリアはなんと言っても、すごく近距離で動物達が見れます。
さらには 「パンダレストラン」というレストランがあって、このレストランでは目の前にパンダを見ながら食事ができるんです。発想がすごいですね。この日は、パンダレストランでは2頭のパンダを見ることができました。
驚いたポイントその6.圧巻動物ショー
前述の通り、動物達のショーが毎日見れます。カバ、猿、象、ホワイトタイガー、アフリカアニマルの5種類。僕らが見たのは象のショーとホワイトタイガーショーの2つです。このショーはどちらも、かなりクオリティーが高かったです。
この日は平日の為、お客さんの数がそれほどでもないにも関わらず、象のショーの為に、たくさんのお客さんが見に来ていました。
閉園間際の16時30分から始まるホワイトタイガーショーは、たくさんの動物達が登場しこのショーもまたすごく人気でした。
驚いたポイントその7.世界初3つ子のパンダ
そして、最後までひっぱりましたが、この「香江野生動物世界」には2014年7月に、世界で初めて3つ子のパンダが誕生しました。このパンダが見たくてこの動物園へやってきたのでした。
広々とした敷地に、母親パンダと3つ子のパンダを見ることができます。
続いて2匹目のパンダ。この子は一生懸命、笹を食べていました。
3匹目のパンダ。無邪気に一人で遊んでいる様子が見られました。
3つ子パンダの3者3様の様子は、とても癒されるものでした。この様子を見て、「来て良かった」と思いました。
中国人気質を感じずにはいられない
なかなか、この記事だけではこの巨大動物園のすごさを伝えることはできないです。しかし、間違いなくトップレベルの動物園、いや巨大アミューズメントでした。改めて中国のスケールのでかさに感激しました。
加えて、日本の動物園とは違って、動物達はとても伸び伸びと暮らしているのを感じました。動物達にとっても、良い環境造りをしているのを感じました。
ここ中国では「楽しむことは楽しむ」や「どうせならやれるところまでやってみよう」などの、何でも徹底して追求する部分が見られ、それがすごく刺激的でした。その気持ちがこの動物園にも現れていたと思います。そして、独自の考えを追求し、「他の動物園(人)がどうとか関係ない。俺が面白いと思ったらやるんだ」という強い意志と、面白いと思った事を実行する姿勢に感激しました。
パンダを見たいが為に行った動物園でしたがそんなことを思わずにはいられませんでした。
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