ガイドブックには絶対載っていない韓国バックパッカーのススメ!!!
台湾に負けず劣らず優しい&面白い韓国人
こんにちは。世界一周アラサー女子のYUNAです。
前回の「台湾」編に引き続き、今回は「初バックパッカーのススメin韓国」です。前回同様、私がどんな風にバックパッカーしてきたのかをお伝えしたいと思います。
私は韓国を「ソウル」→「全州(ジョンジュ)」→「順天(スンチョン)」→「麗水(ヨス)」→「釜山(プサン)」というルートで回りました。期間は2014年11月3日〜16日までの14日間です。今回の韓国滞在では田舎にも行って来ました。
田舎では、英語はほとんど通じず、レストランでも写真の無いメニューが当たり前の場所が多数ありました。ハングルの読めない私には、ご飯の注文から苦戦することが多かったですが、親日国台湾に負けず劣らず優しい&面白い韓国人にたくさん会えましたので、その様子を報告します。
まずは、空港に到着
ソウルの仁川空港はとても大きくて、近未来的です。実は、空港への到着が夜の11:30だったので、この日は空港のベンチに泊まりました。到着ゲートすぐ横のセブンイレブンは24時間開いており、寝ているお客さんも他に数名いました。
「ソウルの空港に着くとキムチの匂いがする」と聞いたことがありましたが、私は特に感じませんでした。(笑)
そして次の日、空港から鉄道でソウルの市街地まで行きました。とても綺麗で快適な「AREX」という空港鉄道でした。
韓国のホステルってどんな感じ?
ソウルでは、安宿がたくさんある「弘大(ホンデ)」という駅の近くに滞在していました。弘大は、ソウルのこの辺りです。
ホステルの共有スペースはこんな感じでした。ほとんどの街のホステルでドミトリーという相部屋に滞在して1泊1000〜2000円程度でした。
このホステルのスタッフは韓国人と欧米人、お客さんは韓国人・日本人・中国人・欧米人と多彩でした。偶然スタッフの1名が以前日本に住んでいた方で、日本語を完璧に操るフランス人でした。
編集長おすすめ!ソウルの安宿 1
編集長おすすめの弘大のホテルが、Inno Hostel & Pub Lounge Hongdae(写真)です。地下鉄2号線と6号線の合井駅2番出口より373mの距離にあります。徒歩10分ほどで、グルメとクラブで有名な若者街である弘大までアクセスできます。¥912〜でこのクオリティーは安い!
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編集長おすすめ!ソウルの安宿 2
編集長おすすめの弘大のホテルが、Moon Hostel Seoul(写真)です。地元の観光ポイントである弘大(ホンデ)通りへは徒歩で約20分の立地です。¥1,338〜とコスパ抜群!
こちらは麗水で泊まったホテルの共有スペースです。全州や麗水等の田舎の街へ行くと、2000円程度のホステルは一つしか見つけられませんでした。
釜山は、「海雲台」という駅の近くに安宿がたくさんありました。ソウルや釜山等の大きい街へ行けば、安宿は見つけやすいので便利です。しかし、面白い「何か」が待っているのは、田舎が多い印象です……。旅人にとっては、「便利で安価な街」へ行くか、「不便で高価な田舎」へ行くか、街選びの難しい所かもしれませんね。
編集長おすすめ!釜山の安宿 2
編集長おすすめの「海雲台」のホテルが、Popcorn Hostel Haeundae(写真)です。客室は全部で17室あり、エアコン完備の設備が備わっています。 また、宿泊中のお客様は共用のキッチンを利用することができます。¥1,584〜と釜山最安!
>Popcorn Hostel Haeundaeの予約ページへ進む
韓国の「安」ご飯事情は?
韓国と言えば、「辛い食べ物」というイメージが強いと思います。もちろん私もその1人でした。滞在中、私は毎日韓国料理を食べました。その上での結論は、「思った程辛くない」です。もちろん辛い物も多いですが、並の辛さのスープ等は案外食べられます。かの有名な「辛ラーメン」よりは辛くないです(私は辛ラーメンを一袋全部食べることが出来ません)。
ほとんどの安い食堂で、6000ウォン(約600円)程度のスープを注文すると、驚く程たくさんの小皿のおかずや白ご飯が当たり前の様に付いて来ます。写真は、釜山等の南の地域でしか食べられない「デジクッパ」という豚肉の雑炊の様な物です。めちゃくちゃ美味しくて、釜山滞在中、毎日食べました。
韓国人の友達が言うには、「おかずの少ないお店=サービスが悪い」と判断されるそうです。その為、どの食堂もたくさんおかずを付けてくれます。キムチ・カクテキ食べ放題なんてのは、当たり前のサービスの様でした。
麗水は韓国の南の端にある街です。海に近いこともあり、「ケジャン」というワタリガニや、魚の刺身が有名な街でした。しかし、大皿の刺身料理しか無い店もあり、とある晩は2度も食堂で入店を断られました。その際も「英語を話せない韓国人」と「韓国語を話せない日本人」のやり取りですので、会話の9割はジェスチャーでした(笑)。
この日、3度目の正直で見つけた店で、大好きなケジャン2匹とさんまの塩焼き、その他大量のおかずが付いて、10000ウォン(約1000円)で食べることが出来ました。幸せでした。
これが「ケジャン」です。吸うようにして身を食べます。あの甘みと、かに味噌のうまみは忘れられません。
麗水から更に田舎のお寺へ行った日、天気が良かったので、高台にあるレストランのテラス席に座ってみました。眺めもまずまずです。が、メニューがハングルのみ。全く判別出来ませんが、10000ウォン(約1000円)でメニューの上位にあったものを指止しで注文しました。
すると…..到着したのは、大皿で大量の「豆腐サラダ」。天気は良いと言っても、11月の韓国ですので、割と寒いです。あったかくて、少し辛いスープが来ることをイメージしいていた私は、本当に残念でなりませんでした……。ちなみに、韓国では「トトリムク」という、どんぐりの豆腐がメジャーです。どんぐりの豆腐なので、茶色です。
韓国移動事情は?
韓国は、バスも電車も発達しています。日本と比べて、長距離移動に関しては移動費が安く済む印象です。ソウルや釜山の大都市では、地下鉄やバスも多く、便利でした。
ソウルから「全州(ジョンジュ)」へはバスを利用しました。3時間程の移動で、18700ウォン(約1870円)です。チケットカウンターのお姉さんは英語を話せたり、話せなかったりの半々でした。日本向けのインフォメーションやマップでは、「ジョンジュ」を「全州」と表記しています。街の知名度によっては、漢字で表記された地名を韓国人が読めないことが多々ありました。なので、読み方を確認しておいた方が無難だと思いました。「全州」って、日本人からしたら「ぜんしゅう」以外読み方分からないですしね。
全州から順天へは、1時間程ですが鉄道を利用しました。意外に日本風な柄の電車です。
車内では、有料(3000ウォン=約300円)ですがお茶のサービスがあります。日本人だと言うと、本来は紙コップだけなのに、急須(写真のボールの様な物)で入れるパフォーマンスをしてくれました。
この電車、「KORAIL」と言い、日本でいう「観光列車」の様な感じでした。私が利用したのは1時間程でしたが、15000ウォン(約1500円)です。バスも同程度の料金だったので電車を選びましたが、正解でした。日本でこういう電車って、すごく高くて乗ったことがありませんでした。KORAILのサイトは日本語を選択することが可能ですので、調べやすいです。
韓国人は面白い?
韓国を旅して思ったことは、「人が面白い」ことです。田舎へ行くと、お年寄りがものすごい元気です。時折、ずうずうしいくらい元気です。それを見ているだけでも飽きません。それも、韓国の面白みだと思いました。
麗水の宿のスタッフのお兄さん。私は日本人で単なる旅行者だと言っているのに、ずーっと韓国語で話しかけて来ます(英語も話せるのに)。私が「韓国語は話せない」と言うと、「ここで働いて韓国語を勉強すれば良い!!」と言って来ます。なかなかの、むちゃくちゃ具合で出会いから驚きました。
宿で同じ部屋だった韓国人の女性(右)。「英語は話せないの」と言って、スマホのgoogle翻訳で話しかけてくれます。更にはgoogle翻訳を使って「みんなでゲームをしよう!」と誘ってくれたり、「困ることはないか?」「質問はないか?」と聞いてくれます。別れ際には、「プレゼントをあげたいけど、何も無いから…..」と言ってビタミン剤をくれました。温かいです。
この日は、私以外のお客さんは全員韓国人旅行者でした。英語の話せない看護師さん(女性2名)、英語の話せる歯医者さん(男性)、英語を少し話せる建築士さん(男性)と面白い夜でした。
田舎で市バスに乗った時は、おばちゃんの熱気に驚きました。韓国人の中高年女性は90%以上が「短髪パーマ」です。韓国人の友達に確認すると「セットが簡単だからだと思う」とのこと。念のため確認しましたが、彼女のお母さんも短髪パーマだそうです。(笑)
釜山の宿のスタッフのお姉さん。「世界一周している」と言うと「話を聞かせて!」と言って、サムギョプサルを御馳走してくれました。出会ったその日に、こんなに親切に出来る……韓国人の懐の深さに驚くのと、ただただ感謝するばかりです。
また、別の日にはあり得ない量のとうがらしを運ぶおばちゃんに会ったり、
田舎の駅で市バスを待っていた際に、運転手のおじさんと話すことがありました。もちろんおじさんは英語は話せません。乏しい私の韓国語で会話をします。「イルボンサラミエヨ(韓国語で日本人)」と言うと、「イルボン(韓国語で日本)」と言って、穏やかに笑ってくれました。2時にバスが出るということを慣れない英語で説明してくれたり、バスの後ろのドアから下車する際、私が大きい声で「カムサハムニダー!!(韓国語でありがとう)」と叫ぶと、おじさんは「さよならー!!」と大きい声で叫び返してくれました。
そんな何気ない些細な出会いや出来事ですが、やっぱり思い出すのはそういう出会いだったりします。
紅葉には興味がない?
日本人は紅葉を求めて各地へ行きますよね。しかし、韓国滞在中は数カ所で紅葉を見ましたが、ほとんど観光客が居ませんでした。あまり興味が無いのでしょうか?
同じく全州の別の場所で。数名チマチョゴリを着ている女の子が居ました。色が映えて綺麗ですね。
もしかすると、時期が少し遅かったので観光客が少なかっただけかもしれませんが、綺麗な紅葉を堪能出来ました。こんなことも、行ってみて初めて知ることなので、嬉しい発見です。もし、紅葉をゆっくり見たい方が居れば、11月の韓国をお勧めします。
まとめ
前回の「台湾」編に比べ、食事面でのアクシデントや面白い韓国人との出会いが多かったと思います。
台湾のように、漢字が通じる安心感はやはり大きいです。韓国では安い食堂に入ると苦労することが多かったです。そして、面白い韓国人との出会いも多かったです。
しかし、行った人全員が同じ経験をするとは限りません。私がたまたま面白い人に出会えた、たまたまそれを面白いと思えた、たまたま豆腐サラダを食べれた……何が起こるかは行ってみなければ分かりません。そんな、行き当たりばったりを楽しめるのもバックパッカーならではです。
実は、釜山から高速船で帰国しました。釜山は「対馬」「博多」「門司」「大阪」が高速船やフェリーで繋がっています。西日本にお住まいの方であれば、案外行きやすいかもしれません。もし、お時間が許すなら、船の旅も検討されてはいかがですか?帰国の際、日本人は私一人でした。そんな船旅でも、もしかすると面白い出会いが待っているかもしれませんよ。
YUNA
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