旅を続けているとどーしても溜まるのが耳あかです。埃や排気ガスの影響もあり、そのスピードは日本の比ではありません。そんな僕の耳を、「八つ道具」を駆使して掃除してくれたのが、カンボジアのゴッドハンド姉さんでした。
チョムリアップスオ、世界一周中のShimoです。現在、僕はカンボジアに滞在しています。
旅をしていると移動が多くなり、正直、疲れが溜まります。東南アジアでは1時間500円程度で格安マッサージを受けることができますが、今回はマッサージ以外の癒しスポットに行ってきました!その場所はなんと……美容室です。
有名な世界遺産であるアンコールワットのある街、シェムリアップにその美容室はあります。
街の中心地から少し離れた場所にある
シェムリアップの街には多くの観光客が訪れておりますが、美容室があるのは街の中心地から北に15分程歩いたSamdech Tep Vong Stという通りにあります。
ここに来た目的は、ずばり「耳かき」です。なんでも本格的な耳かきが受けられるとのことで、耳かき大好きな僕にはたまらない癒しです。
お店の前には確かに英語でEars Cleanと書いてあります。
基本的には現地の方向けであるのか、スタッフの方はあまり英語がしゃべれませんが、自分の耳をほじりながら「Ears Clean」と言うと理解してもらえます。
耳かき道具で本気度がわかる
促されるまま、理髪席に座わります。やはり基本設備は美容室です。
安心の為なのか、目の前にある棚にも鏡が張ってあり、お店中鏡ばりでした。
後ろでゴソゴソと準備していたと思ったら、隣の席にお姉さんが座ります。
その手にはなんと8本もの耳かき道具が握られています。定番の七つ道具を超え、「耳かき八つ道具」なのでしょう。白い綿付きの耳かきが大小3本もあります。使い分けに期待です。
耳元でライトがたかれ、準備が整いました。最初は薄いヘラのようなものが差し込まれます。耳の中でシャリシャリと音が鳴ります。
英語が通じないので何をしているのかは確認できませんが、耳あかを浮かせているのでしょう。
その次に小さな綿付き耳かきを入れ、優しくぐりぐりされます。先ほど落ちた耳あかを集めているようです。
次に螺旋状になっている細い道具を使い、再び、かりかりと耳あかを丁寧に浮かせます。
ある程度かりかりされると、最後はピンセットの登場です。浮いたものを確実に掴みます。
お姉さんの表情から集中力の高さを感じます。
何度かこれらを繰り返した後、水で湿らせたコットンが入れられ最後の仕上げに入ります。
後ろでたかれているライトに白い綿付き耳かきを当て、暖めてから入れられます。暖かくて気持ちよかったです。
この後、簡単に耳周りのマッサージをして終了となります。両耳合わせて約30分程の施術時間です。
耳かき好きは間違い無くリラックスできる良スポット
はじめは耳という繊細な部分をいじられる事に若干の不安がありましたが、お姉さんの本気度を見て信頼する事ができました。この内容でUS2ドル(約210円)というのは大満足です!
長旅による疲労との戦いはこの後も続きますが、マッサージに代わる癒しを今後も見つけていきたいと思います!
文・写真:Shimo
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