マラソン経験ナシの僕が、「台湾111kmマラソン」を走ることになった話
2014.03.20 15:55
皆さんはじめまして!マラソン10kmしか経験がないのに、111kmサバイバルマラソンにエントリーしてしまった浜吉勇馬です。2014年3月28日の大会に向けて、僕がどんなことをしてきたのか?この1ヶ月の様子をお届けします。
世界一周した旅人である浜吉勇馬
SuperRaceとは?
ウルトラランナー&冒険家のKevin Linが主催するサバイバルマラソン。台南の大自然の中を3日で111km走り抜けます。詳細は
こちら
111kmレースに向けて体力作りを始める
まず第一に始めたのが、自分自身がいまどのような状態なのか、ヤマダ電機にいって体重計を購入してみました。世界一周から帰国後、はじめて体重計に乗ってみると…76.3kg。前年同月に計ったころ(ボリビアにいた)と比べて10kg増量 でした。
レースまでに7kgは落そう!目標を70kgに定めて トレーニングの日々が始まりました。最初は 痛みとの戦いの日々……。倒れては起き上がり、倒れては起き上がって走り続けました。
準備期間の1か月で走った距離を計ってみると、約400kmで した。
10日目 52kmランニング
14日目 皇居3周15kmスピードアタック(1時間3分)
17日目 山手線一周45kmランニング
23日目 鎌倉アルプス24kmランニング
大会は水とテント以外のすべての道具を自分で運ばなければならないので、ザックを背負って走ります。
3日間サバイバル出来る装備の準備
大会まで2週間をきったころ、大会事務局よりインフォメーションが送られてきました。その中に装備品のチェック項目がありました。
「装備品は水とテント以外のすべての道具を自分で運び、 気候の変化にも対応し、自分の命は自分で守りなさい 」 と書かれています。 具体的には、寝袋、ナイフ、3日分の食事と食器、救急セット、 コンパス、ヘッドライトなど細かく指示があります。そして、 大会前日に荷物チェックがあり不携帯だとペナルティが課せられま す。 1g単位で荷物の重量を落としていくことが、完走の秘訣のようです。
1日最低2300Kcal x 3日( 9031Kcal )。食料だけで2522g の重量でした……。
10kg以上の荷物をバックパックに詰め、背負って111km走る事になります。まるで戦時訓練ですね。
レーステーマを何にするか?
3.11の時に最初に支援表明をしてくれた国、それが台湾でした。それ以降、一度は訪れたいと思っていたタイミングでの今回のレース。なので、今回のレーステーマは……
台湾と日本の友好の懸け橋に友達100人できるかな?
サバイバルレースのような極限の状態であればあるほど、人と人は仲良くなるので、一人でも多くの参加者や運営スタッフの人と仲良くなってきたい。そう思います。中国語は全然できませんが、どうにかします!
装備品チェックリストと共に送られてきた、エントリー選手一覧
参加者29名。中国語がずらっと並ぶ中、唯一の日本人!こんな僕でも日本代表です!
自分で勝ち取った景色のほうが美しい
僕は、これまで50か国以上の国をまわりってきました。その中で思ったことは、用意された景色よりも、自分で勝ち取った景色のほうが美しかったということです。1人で見た景色よりも、多くの人と共に見た景色のほうがより素晴らしかった。今回の挑戦も、多くの人の思いを乗せて走れば、より素晴らしい景色が得られるはずと思いました。という訳で……
寄せ書きをしてくださった皆さん
「勇ましい馬となれ!!」
世界一周仲間おおの君
「加油」
餃子屋 じなんぼ 飯田橋店 ちゅうやん
「なせばなる!きつくなってからが勝負!ハイクアウト」
MYRC 三井物産ヨット部の皆さん
「日本を背負うサバイバルダンディー」
Tommorow Land & zozotown
「ガクさん~楽しんで楽しんで楽しんで!生きているうちは未来だ!」
「完走したらラーメン無料」
「とにかくとにかくとにかく頑張ってくださーい!!Fight」
「君の純粋さに、これだけのパワーが!!集まったよね」
マジシャンズレッド1周年記念パーティーのみなさん ソニーミュージックお笑い芸人 クック井上
台湾への感謝の気持ちも合わせて檄文を書いてくれました!
美人行政書士 佐藤幸恵with Kyoko.K
「君はやる男だ!三十路代表Fight」
TOWER RECORDSビジュアルコーナー担当ともこ.S
「一日百善」
「折れない心」
最後に、僕をこのレースに誘っていただいたイオマレ・マルティーヨ代表・小野裕史 さん、そしてユニフォームを快く貸してくれたスマートツー(株)関谷勝司 さん。さまざまなアドバイス、ありがとうございました。
2013年にチリアタカマ砂漠の250kmマラソンにてチーム戦で1位になった小野裕史 さん
まだまだ絶賛寄せ書き募集中ですので、気軽に声掛けて下さい!!コンタクトは、 浜吉勇馬 まで
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アドベンチャーフォトグラファー 。2012年4月から1年かけて世界一周達成。ヨーロッパ自転車横断、欧米人たちと共生活をしながら長旅をするツアー、オーバーランドトラックでアフリカ縦断、ボリビアの6088mワイナポトシ登頂。万人受けする世界遺産よりも自分の足で勝ち取る景色が一番だと思いました。旅を経ての悟りは、健康が一番。Photo by Katsuhiro Ichikawa
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