嫁とふたりでタンデム(二人乗り)自転車世界一周のsawaです。今回はチベット走行中、地元のお祭りに出くわし、最終的にお坊さんと一緒に肉まんを作って食べることなったというシュールな出来事をレポートします。
夏、チベットでは短い夏を楽しむかの様に、各地でお祭りが行われています。チベット人は信仰深いので、お祭りもチベット仏教絡みが多いようです。
食事に誘ってくれた家族によると、荷物を持ってわざわざ近郊の街から来たそうです。
手に持っているのはカタ。カタとは白や黄色の布で、ダライラマの写真やタンカ(仏像の絵)にかけたり、偉いお坊さんに会う時に献上したりするもの。我々もタカを頂いて、列に並びます(手前がウチの嫁)。
中からお坊さんが降りてきては、一人一人にカタをかけてあげているようです。
本当に嬉しそうにかけてもらっています。相当なご利益があるのでしょうね。
お坊さん付きの英語が話せる女性いわく、お坊さん(湯のみを持っているお方)は、近郊の数千人を率いるゴンパ(寺)の若きトップで、チベットでもかなり有名なお坊さんらしいです。そんな偉い方と偶然出会えたあなた方はラッキーだと。
ちなみに、祭りの中心にはダライラマのパネルが。どこへ行っても、このお方の人気だけはとどまることを知りません。
お肉を食べる人と、ベジタリアンがいる為、二種類作っているとのこと。
陽気なお坊さん達のおかげで大盛り上がりです。今日はお釈迦さまがはじめて説法を行なった日を祝う祭りだそうです。この場所は神様の名前がついた山々に囲まれている聖地で、お坊さん達は近郊の寺からお祭りを開催しにやって来たそうです。
荷物をトラックに積んで、もちろん、ダライラマのパネルも。
お坊さん一行は去って行ったのでした。肉まんおいしかったよ!ありがとう!!
文・写真:hirokazu sawa
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