タイはバンコク郊外に衝撃的な市場があります。一見すると普通の市場なんですが、遠くで汽笛が聞こえたと思ったら……こんなの日本じゃ絶対ありえません！
タンデム自転車世界一周のsawaです。バンコク到着を前に何気なく寄った小さな街で、ありえない光景に出くわしました。
バンコクから南西70kmの場所に位置するメークローン
メークローンは特に変わった事のない郊外の田舎街です。
何気なく入ったお店の奥に、またお店が見えます。裏の路地までお店が広がっていて、市場になっている様です。
黒猫が迎えてくれました。
黒猫に導かれる様に進むと……
青果市場のようです。線路の跡がありますが、廃線の上に市場を作ったというところでしょうか。
タイの日差しは暑いですからね。市場の通路はしっかり屋根で覆われています。
線路を辿っていくと駅に出ました。中に入ると……
ホームで何かを待っている様子の人々が。看板も新しい。
まさか……。線路に沿って市場へ戻ります。その時！
遠くで汽笛が聞こえ、市場の人々が一斉に動き出しました。
何が始まるんだ？とあっけにとられている我々（写真右は僕の嫁）をよそに商品を片付ける人々。
テントも折り畳まれ、空が見えてきました。
皆さん準備万端といわんばかりのポーズです。やはり、この線路って廃線じゃなくて……
線路の先に何かが……。マジですか！？
野菜とか置きっぱなしだけどいいの？
列車が徐行することなく、
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通常スピードで突っ込んできます！野菜たちが……！！
目の前を列車が！なんと、野菜のぎりぎりを通過していきます。
あっという間に通り過ぎていった列車。
通り過ぎたそばから、人々がテントを広げ、元通りの市場に戻していきます。何ということでしょう。
動画はこちら
列車を追いかけて行くと、先ほどの駅にしっかり止まっていました。
こちらはタイ国有鉄道メークローン線の終点、メークローン駅。列車発着本数が1日4往復程度と少ないことから、駅直前は線路上を歩行通路とした市場として利用されているのです。wikipediaより引用
終点なので乗客は全員降りますが、折り返し列車なので、またすぐに乗客を乗せて出発します。すぐに出発……。
すぐに出発……
また汽笛が！先ほどの列車が通過してから15分も経っていません。のんびりしていた人々が、先ほどと同じように屋根や商品を片付けていきます。
あっという間に片付け完了。
準備万端です。やはり線路脇の商品は片付けないんですね。
と、思っていたら列車がきました。
通常の加速と思われるスピードで近づいてきます。
みかんが！
やはり、みかんは無事のようです。計算し尽くされた配置なのです！
通過していきました。
そして何事もなかったかのように、また元通りに戻していく市場の人々。たくましすぎるタイ人なのでした。
メークローン市場へはバンコクからローカル線を乗りついでいくこともできますが、バンコク市内の旅行会社からツアーが出ているので、時間がない人はそちらを利用するほうが効率的でしょう。
文・写真：hirokazu sawa
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