photo by Nicolai Bangsgaard
世界に「秘境」と呼ばれる場所は数あれど、
はじめまして、先日、タンデム自転車(2人で漕ぐ自転車)
チベットのカイラス山は標高6656m。仏教(特にチベット仏教)、ボン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教で聖地とされており、信仰の山である為、登頂許可が下りない聖なる山です。
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現在では、ツアーでも入域許可証が出ずらいチベット自治区ですが、2008年は無許可で旅
カイラスのある西チベット高原の標高が4000m以下になることはなく、当時は道も未舗装であり過酷な旅でした。
幹線道路にある案内表示の奥にうっすら見えるのが、カイラス巡礼の拠点となる大金(
事前情報によると、これまでの道中の街と違いこの街の公安は仕事熱心で、無許可で宿に泊まるのは難しいとのこと。元々、この街では罰金を払って許可証を手に入れるつもりでしたが、「出頭と逮捕」では公安の印象が違ってくるだろうと思って公安へ出頭。
「許可証かい?」ってすんなり発行してくれました。身構えてたのに拍子抜け。
こちらがカイラスの巡礼路。チベット人たちは通常、全52kmを朝6時から出発し
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谷の中を進んでいきます。右手に少しカイラスが顔を出しています。
熱心な巡礼者は五体投地という、
五体投地(ごたいとうち)とは、五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して、仏や高僧などを礼拝することである。仏教において最も丁寧な礼拝方法の一つとされ、対象への絶対的な帰依を表す。wikipediaより引用
photo by eleephotography
スタートして5時間ほどで、本日の宿泊地に到着(標高5000m)
ここからカイラス北壁が綺麗に見えるというので楽しみにしてました
天候が回復するのを待っていると、序々にカイラスがその全貌を現しはじめました。
晴れると、その姿は一層の凄みを帯びて迫ってきます。
photo by Nicolai Bangsgaard
二日目は標高5600mの峠を越える為、急な登り坂が続きます。
巡礼者が峠を越える時に、
ルンタを巡礼者のマネをして「ラーギャロー(神に勝利あれ)!
この巡礼路をチベット仏教信者は通常は13周、人によっては煩悩の数108周まわるそうです。
ボン教の巡礼者。仏教に似ていますが、チベットに仏教が入ってくる前から存在した宗教です。彼らはチベット仏教信者とは反対周りにカイラスを巡礼します。
photo by Nicolai Bangsgaard
photo by by Andy Engelson
photo by Andy Engelson
photo by vijaykiran
photo by Nicolai Bangsgaard
その圧倒的な存在感を目の当たりにして、カイラスが4つの宗教の聖地となっている理由が分かったような気がします。
カイラス山へは成都でツアーなどをアレンジして行く(情勢でツアーがない場合もあり)のが一般的です。Hello Chengdu International Youth Hostelは、日本人が経営していたこともあり、チベットを目指す日本人が集るので何か情報が掴めるかもしれません。
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