トラベラーズチェックは留学に本当におすすめなのか?

フランスへの留学の際、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを10万円分も持って行った、編集部のLeeです。

留学は出発前にも多くのお金がかかりますが、現地滞在中も結構お金がかかります。

交通費や食費、留学で使用する教材費やエクスカーション(遠足)の費用など、私の記憶では70万円以上使ったのではないでしょうか。

今回はそもそもトラベラーズチェックは留学向けなのかを解説します。

現在はトラベラーズチェックを日本国内で購入することができないため、トラベラーズチェックに代わる留学の際のお金の管理方法として、キャッシュパスポートも紹介しましょう。

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※現在留学にトラベラーズチェックを持って行くことはできません

1997年、おそらく生涯で唯一となるであろうフランスへの留学を経験しました。

その際、フランスフランと日本円の現金を5万円分ずつ持って行き、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを10万円分持って行きました。

しかし、もし2度目の留学が今後あるとしても、留学にトラベラーズチェックを持って行くことはできません。

というのも、2014年3月31日(アメックスのトラベラーズチェックが日本国内で販売終了)をもって、日本国内でトラベラーズチェックを購入することができなくなったからです。

留学のお金の持ち方はキャッシュパスポートがおすすめ

留学でのお金の管理方法として、私自身も重宝していたトラベラーズチェックですが、今後は利用できません。

トラベラーズチェックの代わりとして、留学経験者の私がおすすめするのが「キャッシュパスポート」です。

発行に年齢制限がない

海外で使えるプリペイドカードの中には、発行に際して年齢制限があるカードも少なくありません。

しかし、キャッシュパスポートは発行に際して年齢制限が一切ありません。

高校生はもちろん、中学生でも自分名義のキャッシュパスポートを発行できます。

英語教育の低年齢化に伴い、若い年代からの海外留学も盛んになることが予想される現代では、若いうちから持てるキャッシュパスポートは最適なお金の管理方法です。

日本の学校教育ではなかなかされない金銭教育も、キャッシュパスポートを使うことで実践から学べるでしょう。

紛失・盗難の際も安心

身の回りの管理がまだ十分でないお子さんを留学にやる親御さんも、キャッシュパスポートを持っていれば安心です。

留学の際、お金の管理方法は現金だけでなく、キャッシュパスポートやデビットカードなど、複数の方法に分散させるべきです。

中でもキャッシュパスポートは、紛失・盗難の際の安心度では群を抜いています。

現金を失くしたり盗まれたりしたら、海外ではまず戻ってきません。

クレジットカードの紛失・盗難の際は、所定の手続きを踏むことで被害額を補償してくれますが、カードの再発行については現地では対応できないカード会社もあるため、その間は不自由を強いられることでしょう。

トラベラーズチェックも、この点に関してはデメリットと言えるでしょう。

トラベラーズチェックの再発行は可能なものの、それを待っている間はトラベラーズチェックを使うことができません。

一方、キャッシュパスポートには、本カードとは別にスペアカードが発行されます。

万が一、本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならばそのまま利用を続けられます。

もちろん、本カードは利用停止手続きをすれば不正利用されません。

留学中の子供に送金も可能

クレジットカードやトラベラーズチェックにはなく、キャッシュパスポートにあるメリット、それが「家族からの送金も可能」という点でしょう。

トラベラーズチェックは、原則として日本国内で購入するものです。

海外でも購入は可能ですが、言葉や手続きの複雑さを考えるとおススメできません。

なのでトラベラーズチェックを海外で買い足すということは現実的ではありません。

私が留学した当時、国際送金といえば郵便局から行なうイメージでしたが、送金されるまでに1週間程度かかった記憶があります。

キャッシュパスポートは、事前に入金委任状を提出しておけば、本人以外の家族によるチャージ(入金)も可能です。

しかも、郵便局の国際送金よりもはるかに実行されるのが早いため、お金に困ることもなく、日本にいる親御さんが現地のお子さんの金銭管理をするには、最適の方法と言えます。

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トラベラーズチェックを留学におすすめする理由1
誰でも購入できる

※2014年をもってトラベラーズチェックの国内販売は終了しました

トラベラーズチェックを留学の際におすすめする理由としては、主に3つの理由が挙げられます。

1つ目の理由として挙げられるのは、「誰でも購入できる」点です。

私が留学をした1997年当時、トラベラーズチェックや現金以外にも、クレジットカードを持って行きました。

私は当時20歳の大学生だったので、クレジットカードの発行に問題はありません。

クレジットカードには審査もありましたが、私はアルバイトもしていたので、無事にクレジットカードの審査も通過しました。

私は当時大学生でしたが、もし中学生や高校生で留学を考えていたらどうでしょうか。

クレジットカードは原則として、「高校生を除く18歳以上」が発行できます。

クレジットカードの家族カードの中には、申請があれば高校生でも家族カードの発行ができるものがあったようですが、両親が持っているクレジットカードには、そのような制度がなかったようです。

一方のトラベラーズチェックは、購入するのに特に条件が設定されていません。

大学生でも高校生でも、お金さえあれば購入できたのです。

トラベラーズチェックを留学におすすめする理由2
紛失・盗難の際にも安心

トラベラーズチェックを留学の際におすすめする2つ目の理由、それは「紛失・盗難の際にも安心」な点です。

幸いなことに、1997年のフランス留学中、クレジットカードやトラベラーズチェックが紛失・盗難の被害に遭うことはありませんでした。

しかし、万が一の対応を留学前に検討した結果、トラベラーズチェックの比率を多くしたのです。

その理由は、やはり再発行ができた点でしょう。

私は、フランスフラン建てのアメックスのトラベラーズチェックを購入しましたが、アメックスでは紛失・盗難の際のコールセンターを設置していました。

24時間365日、通話料無料で対応していましたし、アメックスのブランドも信頼して、アメックスのトラベラーズチェックを購入しました。

トラベラーズチェックを留学におすすめする理由3
両替レートが良い

そして、トラベラーズチェックを留学の際におすすめする3つ目の理由、それは両替レートが良かったことです。

残念ながら、当時の両替レートは覚えていませんが、それでも現金を両替するよりはレートが良かったのは記憶しています。

フランスフランと日本円の現金10万円分、フランスフラン建てのトラベラーズチェック10万円分を、留学中に使いきってしまった私ですので、トラベラーズチェックの両替レートが良かったのでかなり節約できました。

そもそもトラベラーズチェックの両替レートは「対顧客電信相場」というものが適用されていました。

一方、日本で両替したフランスフランの現金に対しては、対顧客電信相場に取扱手数料を加算した「現金売レート」が適用されていました。

取扱手数料の詳細は覚えていませんが、1%以上はあったかと思います。

つまり、トラベラーズチェックの両替レートは、現金の両替レートより1%以上良かったのです。

留学中、合計で20万円以上の支出があった留学生活でしたので、1%のレートの違いはかなり大きいものでした。

ハワイにトラベラーズチェックを持っていくのをおすすめしない理由

ハワイといえば、「金持ち芸能人がお正月に行く」イメージがいまだに強い編集部のLeeです。

アメリカ合衆国のハワイはリピーターが非常に多いです。

それだけ魅力がある場所ということなんでしょうが、開放的な気分になる常夏リゾートでも、お金の管理はしっかりとしないといけません。

この記事では、そんなハワイでトラベラーズチェックは使えるか、そしてトラベラーズチェックの代わりとしておすすめの海外プリペイドカード「キャッシュパスポート」は、ハワイで使えるのかを紹介します。

※2014年をもってトラベラーズチェックの国内販売は終了しました

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トラベラーズチェックはハワイで使えるの?

トラベラーズチェックはハワイで利用可能

私が旅行するのは、おもにヨーロッパ、特にフランスです。

フランスでは、トラベラーズチェックを使ってそのままお買い物できるところは、ほとんどありませんでした。

現地の銀行や郵便局などに足を運んで、現地通貨の現金に換金をしてから利用しなければなりません。

手間は結構かかりましたが、それでも優秀なお金の管理方法だったので、よく使っていました。

一方、ハワイのあるアメリカではトラベラーズチェックをそのまま利用できるお店も結構あります。

ラスベガスのカジノでアメリカドルのトラベラーズチェックを現金に換金してもらったり、ハワイではホテルのフロントで両替もしてもらったりできます。

ドル建てトラベラーズチェックはどこでも買えた(現在は買えない)

ハワイはアメリカ合衆国なので、通貨は当然アメリカドルです。

アメリカドル建てのトラベラーズチェックは、アメックスはもちろん、VISAやマスターカードなどのクレジットカードブランドなど、数多くのブランドから発行されていました。

日本国内でトラベラーズチェックを取り扱っている場所ならば、銀行や郵便局、両替所などで、アメリカドル建てのトラベラーズチェックを購入可能でした。

私も、アメリカドル建てのトラベラーズチェックを、郵便局や空港の両替所で慌てて買った経験があります。

ただし、2014年3月31日をもって、日本国内でトラベラーズチェック(アメリカドルを含む全通貨)を購入することはできません。

ハワイにトラベラーズチェックを持っていくのはおすすめしない理由

結論としては、現在ハワイにトラベラーズチェックを持って行くのは、おススメできません。

前述したように現在、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

以前購入したトラベラーズチェックを、ハワイ旅行で使おうとしても、それもあまりおススメできません。

偽物と疑われて受け取ってもらえないことも

トラベラーズチェックが衰退したのは、クレジットカードや国際キャッシュカードなど、他の手段が普及したのが大きな理由ですが、偽トラベラーズチェックが多く発行されたことも、衰退に拍車をかけたと言われています。

仮に、自分が持っているトラベラーズチェックが本物だったとしても、偽物の疑いをかけられて受け取りを拒否されかねません。

それでなくても、最近ではハワイでもトラベラーズチェックをそのまま利用できるお店は減ってきています。

ハワイでトラベラーズチェック換金場所は少ない

加えて、ハワイでアメリカドル建てのトラベラーズチェックを換金できる場所も少なくなってきています。

アメックスではトラベラーズチェックを換金できる銀行を検索可能なサイトがあるのですが、それでオアフ島を検索すると、ホノルルを中心に10カ所しかありません。

もちろん、先ほども説明したとおり、ホノルルのホテルで換金できる例もありますが、いつ換金不可能になるかも不透明です。

今や、使えるかどうかも不安定になってきているため、ハワイでのお金の管理方法としては、トラベラーズチェックはおススメできません。

ハワイでのお金の管理はキャッシュパスポートがおすすめ

キャッシュパスポートとは?

ハワイでトラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としては、キャッシュパスポートがおすすめです。

キャッシュパスポートとは、海外専用のプリペイドカードです。

プリペイドカードとは言っても、見た目はクレジットカードと大差がありません。

マスターカードブランドが搭載されていますので、クレジットカードと同じようにショッピング利用できます。

銀行振込やATM、インターネットバンキングを使って、キャッシュパスポートにアメリカドルなどをチャージ(入金)しておけば、ショッピングはもちろん、チャージしたアメリカドルの引き出しもできます。

ハワイにキャッシュパスポートを持っていけばこれだけ便利に

ハワイにキャッシュパスポートを持って行くと、便利に快適に滞在できます。

トラベラーズチェックと比べてどれだけ便利か、比較してみましょう。

各種優待を受けられる

キャッシュパスポートを持って行けば、マスターカードの海外優待を受けられます。

エクスペディアで9%オフ、Hotels.comで8%オフ

最近のハワイでは、パッケージツアーではなく自分でホテルを予約する人が増えています。

そんな人たちが多く利用しているのが、ホテル予約サイトの「エクスペディア」「Hotels.com」です。

ホテル予約サイトから予約の際に、クーポンコードを入力すると、エクスペディアでホテルが9%オフ、Hotels.comでホテルが8%オフとなります。

トラベラーズチェックで支払っても、ホテルは安くなりません。

一部ホテルではホテルクレジットがもらえる

ホテル予約サイトではありませんが、ハワイのホテル「ハレクラニ」「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」では、3連泊以上宿泊すると150ドルのホテルクレジットがもらえます。

ホテル滞在を満喫できる特典、トラベラーズチェックにはもちろんありません。

JALマイルが貯まる

キャッシュパスポートを登録した上で、ハワイの参加加盟店で利用すると、JALマイルが貯まります。

トラベラーズチェックを利用しても、もちろんJALマイルは貯まりません。

レンタカーがお得に

ハワイにあるハーツレンタカーでは、レンタカーが10%オフで利用できます。

もちろん、トラベラーズチェックにはこの特典がありません。

現地通貨を気軽に引き出せる

キャッシュパスポートは、銀行のキャッシュカードと同じように、チャージした現地通貨を現地のATMから簡単に引き出せます。

ハワイのイオラニ宮殿周辺だけでも、対応ATMは15台以上あります。

しかも、日本人観光客が訪れるアラモアナ・センターやABCセンターなどでは、日本語対応ATMも数多くあります。

ATMの営業時間も24時間稼働しているところが多く、急にアメリカドルが必要になっても安心です。

トラベラーズチェックは、有人の銀行や両替所窓口で換金する必要があり、営業時間もATMよりはるかに短いです。

アメリカドルの残高が少なくなっても安心

楽しいハワイライフでは、ついお金を使いすぎてアメリカドルがなくなってしまう可能性もあります。

しかし、キャッシュパスポートならば心配いりません。

日本に自分名義のネットバンキング口座があれば、そこからキャッシュパスポートにチャージできます。

ネットバンキングがない場合も、事前に委任状を提出しておけば、本人以外の家族によるチャージも可能です。

ネットバンキングも代理チャージしてくれる家族がいなくても、心配いりません。

キャッシュパスポートの中に、アメリカドル以外の通貨がチャージしてあれば、他の通貨をアメリカドルに自動で両替してくれ、不足分を補ってくれます。

ただし、自動両替を利用すると、為替手数料として4%を支払わなければなりません。

一方、トラベラーズチェックを現地で使い切ったら、もうそれでおしまいです。

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トラベラーズチェックは本当にお得なのか?

日々、お得なお金の管理方法を探し続けている編集部のLeeです。

海外旅行に行くとき、お金の管理方法にはいつも頭を悩ませています。

かつては、現地通貨建てのトラベラーズチェックを持って行って、それをお金の管理方法としていました。

しかし現在、トラベラーズチェックを日本国内で購入することができないため、新たなお金の管理方法を探すのが急務となっています。

今回は、トラベラーズチェックがお得だった理由と、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法である「キャッシュパスポート」のお得度を見ていきたいと思います。

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※トラベラーズチェックは販売終了になりました

日本では、アメックス、VISA、マスターカードなど、国際ブランドのクレジットカード会社が発行しているトラベラーズチェックをはじめ、JTBやみずほ銀行などが独自に発行しているトラベラーズチェックなど、数多くの種類のトラベラーズチェックを購入できました。

購入可能なトラベラーズチェックの通貨も、以下のようにバリエーション豊富でした。

・アメリカドル
・ユーロ
・カナダドル
・イギリスポンド
・スイスフラン
・中国人民元
・オーストラリアドル
・日本円

私はヨーロッパへ旅行に行く機会が多かったので、ユーロ建てのトラベラーズチェックにお世話になりました。

初めて海外旅行に行ったのは1997年のフランスでしたが、その時はユーロではなくフランスフランでしたので、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを、日本の郵便局で購入していました。

2014年3月31日、日本でのトラベラーズチェック販売が終了

しかし、トラベラーズチェックの販売網は徐々に狭まり、2013年には三井住友銀行がトラベラーズチェックの販売を終了しました。

そして2014年3月31日、アメックスのトラベラーズチェックが販売終了になったのを最後に、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできなくなったのです。

日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできなくなったものの、すでに購入済みのトラベラーズチェックを換金することはできます。

しかし、日本国内におけるトラベラーズチェックの換金場所も少なくなる一方ですので、換金を考えている方は早めに行なってください。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ。外貨両替よりお得

トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としては、クレジットカード、国際キャッシュカード、海外プリペイドカードなどがありますが、最もお勧めできるのは海外プリペイドカードの「キャッシュパスポート」です。

セキュリティがばっちり

キャッシュパスポートにはICチップが搭載されています。

海外では、ICチップを読み取ってカード決済するのが一般的です。

2016年にフランスに旅行に行った際も、駅の自動券売機やレンタサイクルの受付端末などは、ICチップを搭載していないカードは利用できませんでした。

日本の銀行ATMはカードを飲み込むタイプが主流ですが、パリのATMにはICチップ部分のみを差し込むタイプのATMも多かったです。

ICチップで決済をすれば、スキミングで磁気ストライプからカード情報を読み取られる心配もありません。

利便性も抜群

マスターカードブランドが搭載されているキャッシュパスポートは、世界210以上の国と地域で利用可能です。

今では国際ブランドによる地域差も少なくなりましたが、JCBは海外では使えないところもまだあります。

VISAはアメリカで強く、マスターカードはヨーロッパで強いと言われています。

私は主にヨーロッパを旅行するため、マスターカードはまさにうってつけです。

キャッシュパスポートにはスペアカードもあるため、万が一本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードで旅行を続行できます。

何よりレートがお得

キャッシュパスポートは、以下の9通貨で利用可能です。

・日本円
・アメリカドル
・ユーロ
・イギリスポンド
・オーストラリアドル
・ニュージーランドドル
・カナダドル
・シンガポールドル
・香港ドル

アメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要通貨を網羅していますね。

ここでは、日本円を除く8通貨で、2017年10月20日における日本円→外貨の1通貨当たりの両替レートを紹介します。

比較するのは、「キャッシュパスポート」と「(両替所の)トラベレックスのオンラインレート」です。

キャッシュパスポート(円)

トラベレックス(円)

アメリカドル

115.00

115.67

ユーロ

137.41

137.36

イギリスポンド

155.54

160.30

オーストラリアドル

96.26

98.37

ニュージーランドドル

85.93

89.80

カナダドル

97.86

99.39

シンガポールドル

87.56

89.07

香港ドル

15.23

16.60

ユーロを除いて、トラベレックスオンラインよりもキャッシュパスポートのレートの方がお得なことが分かります。

しかも、トラベレックスはオンラインではなく店舗で両替をする際には、オンラインでのレートよりさらに条件が悪くなりますので、キャッシュパスポートはさらにお得になります。

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トラベラーズチェックはなぜお得なのか?

トラベラーズチェックがお得な理由、それは適用される為替レートが異なる点が挙げられます。

外国の両替所や銀行などで「日本円現金→現地通貨現金」への両替を行なう際、適用される為替レートは「現金売/買レート」です。

「現金売/買レート」は「対顧客電信相場」に「現金取扱手数料」が加味されたレートとなっています。

一方のトラベラーズチェックは、対顧客電信相場がそのまま両替レートとして適用されており、現金取扱手数料は加味されておりません。

その分、対顧客電信相場をそのままレートで適用しているトラベラーズチェックの方が、両替レートが良い(=お得)ということになります。

対顧客電信相場や現金取扱手数料は、取扱金融機関によって異なります。

三菱東京UFJ銀行を例に挙げますと、日本円をオーストラリアドルに両替する際、「対顧客電信相場(トラベラーズチェック)と「現金売/買レート」(現金)では、レートに10%前後の開きが生じます。

トラベラーズチェックの発行には、1%程度の発行手数料がかかりますが、それを差し引いてもまだトラベラーズチェックの方がお得に両替できることになります。

トラベラーズチェック・キャッシュパスポート・現金
為替レート比較

トラベラーズチェックは「対顧客電信相場」が適用され、現金の両替は手数料が上乗せされた「現金売/買レート」が適用されることは、説明しました。

ここでは、2017年10月20日現在の、「対顧客電信相場」「現金売/買レート」「キャッシュパスポートのレート」を、三菱東京UFJ銀行のレートを参考に1通貨当たりの両替で比較してみましょう。

キャッシュ
パスポート

対顧客電信相場

現金売レート

アメリカドル

115.00

113.99

115.79

ユーロ

137.41

134.98

137.48

イギリスポンド

155.54

153.37

161.37

豪ドル

96.26

90.82

98.52

NZドル

85.93

82.91

89.61

カナダドル

97.86

92.27

99.27

シンガポールドル

87.56

84.15

89.15

香港ドル

15.23

14.90

16.90

現在ではトラベラーズチェックは販売されていませんが、仮に現在もトラベラーズチェックが販売されていたと仮定すると、適用レートである「対顧客電信相場」はかなりレートがお得です。

ただし、トラベラーズチェックを購入する際には、1%の発行手数料がかかりますので、それを加味すると、キャッシュパスポートとレートはさほど変わりありません。

三菱東京UFJ銀行の現金レートは、どれもキャッシュパスポートのレートよりも悪いです。

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トラベラーズチェックは海外でまだ使えるのか?

[chat face=”lee2.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type1″]1997年に初めてフランスに行ったときに余った、フランスフラン建てのトラベラーズチェックを、記念に換金せずに持っているLeeです。[/chat]

国内でのトラベラーズチェックの販売は終了しましたが、以前発行したトラベラーズチェックが手元にあり、海外でまだ使えるのかよく分からない人はいませんか?

この記事では、トラベラーズチェックが現在、海外で使えるのかをお伝えするとともに、トラベラーズチェックの代わりのお金の管理方法「キャッシュパスポート」を紹介します。

トラベラーズチェックは海外でまだ使えるの?

海外でトラベラーズチェックは使えるのか?見ていきましょう。

海外でトラベラーズチェックを使える場所は激減

まず、日本で購入したトラベラーズチェックを海外で利用することはできるかについてですが、これは可能です。

ただし、トラベラーズチェックの利用については、国や地域によって通用度に大きな差があります。

アメリカでは、(場所にもよりますが)トラベラーズチェックを換金することもできますし、そのまま利用することもできます。

ヨーロッパでは現在、アメリカほどトラベラーズチェックは使えません。

私も、2006年にフランスに行った際に、ユーロ建てのトラベラーズチェックを持参しました。

元々、ヨーロッパでトラベラーズチェックをショッピングに使える場所を見つけるのは難しかったのですが、以前は換金できた両替所でも換金できなくなっていました。

ヨーロッパでさえ使えなくなってきているのですから、その他の地域はさらに使えないと考えて間違いありません。

海外でのトラベラーズチェックの購入は可能

次に、海外でトラベラーズチェックを購入することですが、私は現地でトラベラーズチェックを購入した経験がないものの、可能なことは可能です。

ただし、海外でトラベラーズチェックを購入する際には、現地通貨の現金を持って行かなければなりません。

日本円現金→現地通貨現金の両替は両替レートもよくありません。

さらに、国によって手数料率は異なるものの、トラベラーズチェックを購入する際に販売手数料もとられます。

現金の両替と販売手数料という、いわば「二重の手数料」を取られる状態ですので、全くお得ではありません。

※トラベラーズチェックの国内販売は終了

それでも、「お金の管理方法としてトラベラーズチェックを新たに持って行きたい」と考えている人もいるかもしれませんが、それはできません。

トラベラーズチェックのブランドには、アメックス、VISA、マスターなどがありますが、現在、そのいずれもトラベラーズチェックの日本国内向けの新規販売を行なっておりません。

2014年3月31日、アメックスが日本国内でのトラベラーズチェックの新規販売を終了したのを最後に、トラベラーズチェックを日本で購入することはできなくなりました。

トラベラーズチェックの換金はできる

日本国内でトラベラーズチェックの新規購入をすることはできませんが、日本国内でトラベラーズチェックの換金をすることはできます。

日本はアメリカなどと異なり、トラベラーズチェックでそのまま買い物をできるお店が、もともと少ないです。

ですので、日本国内でトラベラーズチェックを使えるとしたら、現金に換金するのがメインとなります。

アメリカドルやユーロといったメジャー通貨建てはもちろん、日本円やイギリスポンド、オーストラリアドルやカナダドルなど、メジャー通貨でない通貨のトラベラーズチェックも、日本で換金することはできます。

私も、2000年にフランスに旅行に行った際、余ったトラベラーズチェックを、帰国してから最寄りの郵便局で換金しました。

ただし、その時は結構多く余らせてきましたので、郵便局の窓口でトラベラーズチェックに何枚もサインをして、手が疲れてしまったのを覚えています。

トラベラーズチェックはすぐに換金すべき

トラベラーズチェックには有効期限がありませんので、有効期限切れで使えない、換金できないという心配は基本的にありません。

ただし、日本の金融機関によっては、トラベラーズチェックの換金を終了してしまったところもありますので、注意が必要です。

私がアメックスのトラベラーズチェックを頻繁に購入していた郵便局(現在のゆうちょ銀行)では、2016年5月2日をもって、トラベラーズチェックの換金を終了してしまいました。

他の金融機関や両替所でも、程度の差はありますが、トラベラーズチェックの換金業務については縮小の一途です。

換金できなくなる前に、早めに換金をしておきましょう。

トラベラーズチェックの代わりはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックがお金の管理方法として使えるとは言い難い現在、新たなお金の管理方法を探さなければなりません。

クレジットカード、国際キャッシュカード、海外プリペイドカードなどが、新たなお金の管理方法の候補となっています。

もちろん、全てを使っても構わないのですが、最も使えるお金の管理方法は海外プリペイドカード、中でも「キャッシュパスポート」です。

9通貨をチャージできる

キャッシュパスポートは、事前に使いたい通貨をチャージして使うカードです。

キャッシュパスポートでは、アメリカドルユーロなど9通貨をチャージすることができます。

アメックスのトラベラーズチェックも、7通貨くらいまでは発行していましたが、それらすべてを持ち歩こうとすると、かなりの厚みになってしまいました。

キャッシュパスポートならば、薄いカード1枚に9通貨を詰め込むことができます。

クレジットカードも世界中で使えますが、為替レートは自分のタイミングで決めることはできません。

一方のキャッシュパスポートは、好みのタイミングの為替レートでチャージをすることができますので、レートの良い時にチャージすればお得になります。

クレジットカードと変わらない使い勝手

トラベラーズチェックは、必ずしも使い勝手が良いとはいえません。

私がフランスに行った時も、トラベラーズチェックはもっぱら換金だけしていて、そのまま買い物に使えたためしがありません。

換金場所を探さないと、トラベラーズチェックはただの紙切れですので、貴重な観光の時間を無駄にしていたかもしれません。

一方のキャッシュパスポートには、マスターカードブランドが搭載されています。

マスターカードブランドは、世界210以上の国と地域で利用可能です。

マスターカードのクレジットカードと同じように、キャッシュパスポートで買い物をすることができます。

現地通貨がほしい時もトラベラーズチェックのように換金場所を探すまでもなく、近くのATMから日本で預金を引き出すのと同じような操作方法で、チャージしておいた現地通貨を引き出すことができます。

クレジットカードでも現地通貨を引き出せるものの、それはあくまでも「借金」であり、年15%以上の金利が発生します。

キャッシュパスポートはチャージした自分のお金を引き出すので、金利はもちろん発生しません。

スペアカードで引き続き旅行を楽しめる

キャッシュパスポートを新規発行すると、本カードと一緒にスペアカードが付いてきます。

私は経験がありませんが、トラベラーズチェックは紛失・盗難の被害に遭っても再発行ができます。

ただしその際は、未使用のトラベラーズチェック番号、購入契約書を用意した上で、再発行の手続きをしなければなりません。

すぐに再発行されるわけでもないため、その間はお金のやりくりに困ってしまいます。

一方のキャッシュパスポートは、万が一本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが手元にあれば、引き続き使えるのです。

もちろん、本カードは利用停止手続きをすれば使えませんので、安心ですよ!

キャッシュパスポートのメリットを詳しくみる

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トラベラーズチェック11種比較してみた

数あるトラベラーズチェックを比較しても、アメックスのトラベラーズチェックがやっぱり一番かっこいいなと思う編集部のLeeです。

トラベラーズチェックにはいくつかの種類がありますが、それぞれを比較してより自分に合ったトラベラーズチェックを購入しよう、そう考えている人もいるのではないでしょうか。

現在では、トラベラーズチェックを新規購入することはできませんが、この記事では、複数のトラベラーズチェックを様々な観点から比較しています。

さらに、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としてキャッシュパスポートを、トラベラーズチェックと比較しながら紹介しましょう。

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※現在トラベラーズチェックを新規購入することはできません

私も、海外旅行に行くたびにトラベラーズチェックを購入していましたが、2016年にフランス旅行に行ったときには、トラベラーズチェックを持って行っていません。

というのも、トラベラーズチェックが売っていなかったからです。

いつもの調子でゆうちょ銀行にトラベラーズチェックを購入しに行ったのですが、「もう販売していません」と言われて衝撃を受けました。

実は、2014年3月31日をもって、日本国内におけるトラベラーズチェックの新規購入はできなくなったのです。

購入済みのトラベラーズチェックをまだ大切に持っている方は、海外で利用することはできますし、日本で換金することもできます。

トラベラーズチェック自体に有効期限はないものの、トラベラーズチェックの利用や換金が可能な店舗は年々減少していっているため、記念に持っておく人以外は早く使ってしまいましょう。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックの代わりとしておすすめなのが、キャッシュパスポートです。

トラベラーズチェックと比較しながらご紹介します。

スペアカードで安心

トラベラーズチェックは再発行が可能なものの、発行までに時間がかかります。

一方のキャッシュパスポートは、本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードがあれば使い続けられます。

追加チャージできる

日本国内で購入したトラベラーズチェックを現地で使いきってしまったら、新たに海外で購入することは手間がかかります。

一方のキャッシュパスポートならば、自分名義のネットバンキング口座に残高があれば、現地からでもキャッシュパスポートにチャージできます。

それでも無理な場合、事前に入金委任状を提出しておけば、家族による代理チャージも可能です。

クレジットカードと同様にショッピングできる

トラベラーズチェックは換金して使うのが一般的で、そのまま使おうとしても私がヨーロッパ滞在中には、ほとんど使えるお店がありませんでした。

一方のキャッシュパスポートは、マスターカードの加盟店ならば、クレジットカードと同じ使い方でショッピングが可能です。

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トラベラーズチェック3種比較表

※現在、国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

トラベラーズチェックは、様々な会社から発行されていました。

メジャーなトラベラーズチェックのブランドといえば、「アメックス」「VISA」「マスターカード」の3種類です。

ここでは、取扱店舗別に、購入可能なトラベラーズチェックのブランド、そして手数料を比較します。

店舗名

購入可能なトラベラーズチェックと通貨

手数料

トラベレックス

VISA、マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

ゆうちょ銀行

VISA
(アメリカドル、日本円)アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

JTB

マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

セシール

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、日本円)

0.5%~0.7

三井住友銀行

VISA
(アメリカドル、日本円)マスターカード
(ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

香港上海銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

三菱東京UFJ銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)マスターカード
(アメリカドル)

1

みずほ銀行

マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)マスターカード
(アメリカドル)

1+1000

北洋銀行

VISA、マスターカード
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、日本円)

1

千葉銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、スイスフラン、日本円)

1

近畿大阪銀行

アメックス
(アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)

1

どのトラベラーズチェックがおすすめ?

特におススメはアメックス

主に3種類あるトラベラーズチェックのブランドですが、比較して最もおすすめなのがアメックスです。

多くの場所で買える

アメックスのトラベラーズチェックは購入場所が非常に多いのがメリットです。

全国各地を網羅するゆうちょ銀行の、トラベラーズチェックを取り扱っている店舗で購入できます。

また、送料無料の宅配でトラベラーズチェックを販売しており、手数料も通貨によって0.5%~0.7%と他と比較して低いです。

特に、地方在住者にとっては、ゆうちょ銀行や宅配の使えるアメックスは、大きな強みですね。

現地での換金がお得

また、アメックスのトラベラーズチェックは現地で換金をするときも非常にスムーズです。

私が1997年にフランスに留学していた時、宿舎の近くにアメックスのトラベラーズチェックを換金できる郵便局があったのですが、そこは換金の際の手数料が無料でした。

他では、2%程度の手数料がかかっていたので、アメックスのトラベラーズチェックで大いに留学費用を減らせました。

国内でも多くの場所で換金できる

VISAとマスターはブランドだけを提供して、実際の発行や販売は銀行などに任せています。

そのため、同じVISAブランドのトラベラーズチェックでも、発行している国内銀行と換金に持って行った国内銀行が異なれば、受け取ってもらえないこともあります。

それと比較して、アメックスは自社でトラベラーズチェックを発行しており、販売を銀行や郵便局に委託しています。

そのため、どこで販売されたトラベラーズチェックであっても、アメックスブランドを取り扱っている国内の場所であれば、換金してくれるのです。

ヨーロッパ旅行ならば、マスターカード(トーマスクック)もあり

ほとんどのケースでは、アメックスのトラベラーズチェックを持って行けば間違いないですが、ヨーロッパ旅行の場合は、マスターカードのトラベラーズチェックでもいいかもしれません。

マスターカードブランドのトラベラーズチェックの1つに、「トーマスクック」があります。

発行元はトラベレックスですが、トーマスクックの本社はロンドンに置かれています。

1998年にイギリス旅行に行ったとき、フランスからの列車が到着したウォータールー駅には、トーマスクックが存在感を発揮していました。

アメリカ、日本人観光客が多い渡航先ならば、VISAもアリ

アメリカや日本人観光客が多い地へ行くならば、VISAもありです。

日本国内で販売されるVISAブランドのトラベラーズチェックは、アメリカドルと日本円が多いです。

どちらも基軸通貨ですので、比較的多くの国で受け取ってもらえます。

空港でのトラベラーズチェックの購入方法まとめ

海外旅行に行く際は、空港に出発2時間前までに到着して、手続きを済ませたら思う存分空港施設を楽しむことにしている、編集部のLeeです。

「空港でトラベラーズチェックを購入すればいいや」と考えている人もいるかもしれませんが、現在、日本国内の空港でトラベラーズチェックを購入することはできません。

「じゃあ、海外でのお金の管理はどうすればいいの」と考えるでしょうが、海外プリペイドカードの「キャッシュパスポート」がおすすめです。

今回はキャッシュパスポートのおすすめポイントを紹介するとともに、かつては可能だった空港でのトラベラーズチェック購入について紹介します。

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※現在空港でトラベラーズチェックを購入することはできません

2014年3月31日、アメリカン・エキスプレスが日本国内でのトラベラーズチェック販売を廃止したのをもって、日本国内ではトラベラーズチェックを購入できなくなりました。

私も以前はトラベラーズチェックを愛用していたので、このニュースには驚いたものです。

現在、空港はもちろん街中の銀行や郵便局でもトラベラーズチェックを購入することはできません。

トラベラーズチェックの現地での利用や日本国内での取扱店舗における換金は、引き続き可能ですが、取扱店舗が少なくなっているため、特に日本国内での換金は早めに行なった方がいいでしょう。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックは、自分のサインをしないと利用できない、紛失・盗難の被害に遭っても再発行が可能など、セキュリティ機能が極めて高いものでした。

私も、以前フランスでトラベラーズチェックの換金を行なった際に、窓口のオバちゃんが(パスポートの写真と見比べて)こちらを凝視しているので、「本人確認がしっかりとしているのかな」と思ったほどです。

そんなトラベラーズチェックに代わるお金の管理方法として、キャッシュパスポートをおススメします。

キャッシュパスポートには、以下のようなメリットがあるからです。

家族によるチャージも可能

海外旅行で思ったよりも羽目を外して、チャージしておいたプリペイドカードの残高がなくなった経験、ありませんか?

自分名義のインターネットバンキング口座があれば、現地でのスマホ操作でキャッシュパスポートへのチャージができますが、ネットバンキングの口座がないとできません。

そんなとき、キャッシュパスポートは日本にいる家族が代理人として、チャージをすることができるのです。

送金手段としても使えますし、思う存分旅行を楽しめますね。

出発直前の申込でも間に合う

クレジットカードの新規申込をしても、審査も含めてカードが手元に届くまで、3~4週間はかかります。

出発間際に何かカードがほしいと思っても、これでは間に合いません。

キャッシュパスポートはインターネットから申し込めば、約1週間でカードが発行されます。

出発まで10日を切った状態でも、キャッシュパスポートならばぎりぎり間に合いそうです。

残高を清算できる

旅行から帰ってきて余った現地通貨、どうしていますか?

次の旅行のためにそのままにしておいてもいいですが、清算したい人もいるでしょう。

通常、プリペイドカードは一度チャージすると、チャージ金額を清算することはできませんが、キャッシュパスポートならばそれが可能です。

清算には手数料(税別500円)がかかりますが、この方法ならば、次回の旅行にキャッシュパスポートに再びチャージをすれば、すぐに利用できます。

スペアカードでお金のやりくりに困らない

トラベラーズチェックは、万が一紛失や盗難の被害に遭っても、再発行が可能です。

ただし、再発行のためには未使用のトラベラーズチェック番号を控えておく必要があり、購入の際に渡される購入契約書も必要となります。

再発行がされるまでの間、もちろんトラベラーズチェックを使うことはできませんので、お金のやりくりに困ってしまいますね。

一方のキャッシュパスポートは、カード発送時に本カードとスペアカードの2枚が送られてきます。

万が一本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならばスペアカードを使って、ショッピングや現地通貨の引き出しを続行することができます。

もちろん、本カードは利用停止となりますので、不正利用の心配もありません。

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空港でのトラベラーズチェック購入可能店舗

※現在、国内の空港でトラベラーズチェックを購入することはできません。

ここでは、日本国内でトラベラーズチェックを購入できた空港と空港内の銀行を紹介します。

国際線の発着がある空港ならば、ほとんどの空港でトラベラーズチェックの購入が可能でした。

地方銀行は、基本的にその地域の空港に出店していますが、都市銀行やトラベレックスは、全国の国際空港に出店しています。

店名

手数料

三井住友銀行

1

みずほ銀行

1+1000

三菱東京UFJ銀行

1

トラベレックス

1

北洋銀行(北海道)

1

広島銀行

1

沖縄銀行

1

空港でのトラベラーズチェックの購入方法

空港でのトラベラーズチェックの購入方法は、基本的に街中の店舗と変わりありません。

購入したいトラベラーズチェックの通貨と金額を記入して、窓口の人に渡します。

お金を支払うと、トラベラーズチェックが渡されますので、その場でホルダーズ・サイン(所有者の署名)をしておきましょう。

トラベラーズチェックに1枚1枚サインをするのは非常に面倒ですが、忘れないうちに行っておきましょう。

トラベラーズチェックは再発行が可能ですが、2か所あるサイン欄の両方にサインがされている、逆に2か所のいずれにもサインがされていない場合には、再発行がされないからです。

空港でトラベラーズチェックを購入する時の注意点

空港でトラベラーズチェックを購入する際には、いくつか注意点があります。

時間に余裕を持って購入しよう

空港内の銀行や両替所で購入できるトラベラーズチェックですが、空港内の銀行や両替所は、出発便や到着便が重なると非常に混雑します。

トラベラーズチェックを購入しようとしたが時間がなく結局買えなかったのならまだしも、時間がなくて飛行機に乗り遅れたのでは、元も子もありません。

私も、空港の銀行で現金を両替したことがありますが、出発便のピークだったため、30分以上待たされました。

空港でトラベラーズチェックを購入する際には、時間に余裕を持ちましょう。

お目当てのトラベラーズチェックがない場合もある

これは空港内の銀行や両替所に限った話ではありませんが、空港内の銀行や両替所では、トラベラーズチェックを全種類取り扱っているわけではありません。

銀行や両替所の店舗によって、アメックスしか取り扱っていなかったり、トーマスクックのマスターカードしか取り扱っていなかったりします。

また、同じ店舗内でもアメリカドルはVISA、ユーロはマスターカードなど、トラベラーズチェックの通貨によって取り扱いブランドが異なります。

空港内店舗はレートや手数料が高い場合も

同じ店舗や両替所でも、街中にあるか空港にあるかによって、適用レートや手数料が異なります。

一般的には、空港内店舗はレートが悪く手数料も多く取る傾向があるので、できるだけ少ないコストでトラベラーズチェックを購入したい人は、できるだけ街中の店舗で購入しましょう。

時間がないなどの理由で、空港でトラベラーズチェックを購入する場合も、最小限にとどめておきましょう。

トラベラーズチェックのメリットまとめ

日本国内だけでなく、海外旅行へ出かけた時にも便利でお得に使えるカードを探している編集部のソンです。

クレカ・現金のデメリットを補うトラベラーズチェックでしたが…

海外へ出かけた時、お土産の購入やレストランでの食事代の支払いには何を使用していますか?

多くの方が銀行や両替所で両替してもらった外貨か、クレジットカードをお使いになることでしょう。

けれどもこれらの支払手段は、いくつかのデメリットがあります。

例えば外貨は両替時の手数料が高く、クレジットカードは審査を通らなければ持つことはできません。

かつてはこの両者のデメリットを補う優れた支払手段としてトラベラーズチェックがありましたが、残念ながら国内での新規の発行は2014年をもって終了してしまいました。

トラベラーズチェックがかつて誇っていたメリットを備え、現金・クレジットカードのデメリットを補うような支払手段はないものでしょうか?

トラベラーズチェックを進化させた「キャッシュパスポート」

実は一つ、かつてトラベラーズチェックが果たしていた役割を担うと期待されているものがあります。

それが今回ご紹介するキャッシュパスポートです。

キャッシュパスポートはトラベラーズチェックのメリットを全て備えていることはもちろん、より便利かつお得な支払手段として、いま旅行者の間で大きな注目を集めつつあります。

そこで今回は、長年親しまれてきたトラベラーズチェックのメリットと、それを更に進化させたキャッシュパスポートのメリットについて解説いたします。

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※現在トラベラーズチェックは購入できません

海外旅行好きの方にとってひとつ、残念なニュースがあります。

これまで多くの方に親しまれ、愛用されてきたトラベラーズチェックですが、2014年3月31日で日本での販売が終了となってしまいました。

販売が終了しても、旅行先での利用や換金については従来通り受け付けているため、もし今手元に使い残したトラベラーズチェックがあったとしても、それが使えなくなってしまうといったことはありません。

しかしかつてはテレビCMも数多く放送され、旅行ガイドブックでも「現金より優れた支払い方法」として頻繁かつ好意的に紹介されていたことを思うと……なんとも寂しい気持ちを否めません。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

さて、トラベラーズチェックがなくなってしまうと、海外での支払い手段は現金とクレジットカードの2択に絞られます。

現金は両替時のレートがあまり良くないことをはじめいくつかのデメリットがあり、クレジットカードは審査を通過しないとそもそも持つことができません。

トラベラーズチェックのように、両者のデメリットをうまく補った支払い手段はないものでしょうか?

ここでおすすめなのが、マスターカードのグループ会社であるトラベレックスジャパン社が発行する「キャッシュパスポート」です。

現金とクレジットカードの中間的存在

キャッシュパスポートは一見すると、MasterCardを国際ブランドに搭載したクレジットカードに見えます。

しかし実際は事前入金型のカード(プリペイドカード)となっており、発行審査や決済用の銀行口座を必要とせず、誰でも持つことができるカードです。

また、店頭やネットショッピングでの支払いに使えることはもちろん、外貨が必要になった時にはトラベラーズチェックと同じく現金を用立てることも可能です。

このようにキャッシュパスポートは、現金とクレジットカードの中間的存在として優れたメリットを備えているため、今後トラベラーズチェックに代わる支払い手段としてますます普及していくことが期待されています。

メリット1
トラベラーズチェックより利用できる店舗が圧倒的に多い

トラベラーズチェックは2014年の販売終了に伴い、徐々にではありますが利用可能な店舗が数を減らしています。

既に使えないお店が多数を占めており、旅行時にお目当ての店で使えない可能性も非常に高いと言わざるを得ません。

けれどもキャッシュパスポートであれば、心配する必要はありません。

店頭にMasterCardのロゴが掲げられているお店であればどんなお店でも利用ができるからです。

MasterCardはVISAと並び、世界中のあらゆるお店で利用できる国際ブランドとして定評があるため、利用できないお店はほとんどないといっても過言ではありません。

またごく一部の現金でしか支払いを受け付けていない店舗や、チップ用に外貨が必要な時には、後述するATM出金サービスを利用することも可能です。

メリット2
パスポート提示の必要がないので支払いがずっと楽

トラベラーズチェックは支払いに用いる際、券面への署名に加えてパスポートの提示が必要となります。

サインだけでは第三者が真似をしている可能性も十分にあり、より確実な本人確認を行うために身分証の提示を求めていることが理由です。

一方のキャッシュパスポートは、クレジットカード同様に扱えるため、もちろんパスポートの提示は一切不要です。

カード裏面のサインか、予め登録した4桁の暗証番号を入力すれば支払いはあっという間に完了します。

トラベラーズチェックでのパスポート提示は面倒

1〜2箇所のお店での買い物であれば、トラベラーズチェックでのパスポートの提示もそれほど面倒なものではありません。

私も初めての海外旅行でトラベラーズチェックを使った時には、自分が海外で買い物をしている高揚感があったため、パスポートの提示も面倒どころか、むしろちょっとした楽しみを感じていました。

しかし様々なお店での買い物を予定している場合、それぞれの会計時にパスポートを取り出すのはなかなか手間がかかります。

2回目・3回目までは楽しいものの、その後は面倒な気持ちが勝ってしまうものです。

私自身、最初の旅行の帰国直前には自分の署名を見るのも書くのも、少しうんざりしてしまった記憶があります。

支払い時のスムーズさは、かつてのトラベラーズチェックでは決して得られなかった、キャッシュパスポートならではのメリットであるといえるでしょう。

メリット3
どこでもATMから現金を入手できる

旅行中に現金を、それも日本円ではなく外貨で必要になった時、安価な手数料で換金できることがトラベラーズチェックのメリットでした。

けれども換金を受け付けてくれるのは銀行と、ホテルや土産物店をはじめとしたごく一部の場所のみ。

思い立った時に手軽にできるというわけではありませんでした。

私もハワイ旅行の時、ホテルでトラベラーズチェックの換金を忘れたまま出かけてしまったことがありました。

代わりに銀行を探したのですが……観光地だからか、思った以上に銀行の支店は少ないものです。

結局その時はホテルへUターンして、トラベラーズチェックの換金をお願いすることとなってしまいました。

キャッシュパスポートであれば、外貨が必要になった時に場所を選ばず必要額を用立てることが可能です。

街中でMasterCardのマークが付いたATMを探し、そこにカードを挿入すれば、あとは暗証番号と必要金額を入力するだけで、カード入金残高の範囲内で好きな金額を出金できます。

宿泊先のホテルや銀行に限らず、あらゆる場所で換金ができるキャッシュパスポートのメリットは、実際の旅行時に改めて実感することになるでしょう。

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トラベラーズチェックのメリット1
再発行ができる

トラベラーズチェック最初のメリットは、現金よりも優れた安全性です。

例えば現金を旅行中に紛失してしまった場合、当然手元に戻ってくることはまずありません。

加えて人気の旅行先は、日本よりも治安が悪い場所が大半です。

スリや置き引きは日常茶飯事。

場合によっては、強盗に近い形で財布や貴重品を盗まれてしまうこともあります。

そんな時、支払手段にトラベラーズチェックを使っていれば、被る損失を最小限に抑えられます。

なぜなら、トラベラーズチェックは簡単な手続きを行うだけですぐに再発行でき、多くの場合被害額をゼロに抑えることができるからです。

トラベラーズチェック再発行の手続きについて

「再発行」と聞くと、面倒な手続きが必要で、膨大な時間がかかるものと思われる方も多いことでしょう。

しかしトラベラーズチェックの再発行手続きは、思いのほか簡単で速いものです。

具体的には、トラベラーズチェックの発行会社へ連絡を取ったあと、指示に従ってパスポートのコピーや購入時の同意書控えなど、必要なものを用意して旅行先最寄りの再発行センターへ赴くだけ。

再発行センターでの手続きは時間にして大体2〜3時間ほどで終わり、大きな問題がなければ紛失・盗難被害に遭った全額分のトラベラーズチェックを受け取ることができます。

トラベラーズチェックのメリット2
両替レートがいい

初めて海外旅行へ行く方は驚くかもしれませんが、銀行や両替所での両替は思った以上に多くのコストがかかります。

米ドルを例に挙げて解説しましょう。

新聞やテレビのレートと同額で両替ができるわけではない

ニュースや新聞で米ドルの為替レートは日々報じられていますが、これは「仲値」と呼ばれているものであり、この価格で両替ができるわけではありません。

多くの銀行や両替所では仲値に2円60銭〜3円ほどの上乗せがされた上で両替を引き受けています。

100ドルや200ドルくらいの両替であれば、上乗せ分も300〜600円ほどと些細なものです。

けれどもたくさんの買い物を予定していたり長期の旅行日程である場合、必要な外貨の額も多くなり、それだけ負担する上乗せ金額も大きなものとなります。

トラベラーズチェックはレートがいい

一方のトラベラーズチェックは、発行金額の1%に相当する手数料が発生するため、この点は不利であることが否めません。

しかしその代わり、仲値に対する上乗せは銀行・両替所と比べて少額であり、大体仲値+1円ほどに抑えられています。

銀行で5000ドル両替した場合

例えば1ドルの仲値が112円で5,000ドルを用立てたい場合、銀行では

・1ドル112円×2,000ドル

・1ドルにつき上乗せ3円×2,000ドル分

・その他手数料はなし

となり、必要な金額は合計230,000円です。

5000ドル分のトラベラーズチェックを購入した場合

一方トラベラーズチェックでは、1%の発行手数料が発生する代わりに上乗せが1円に抑えられるため

・1ドル112円×2,000ドル

・1ドルにつき上乗せ1円×2,000ドル分

・発行手数料2,260円

となり、必要金額は合計228,260円。

銀行・両替所での両替と比べて1,740円お得になります。

米ドル以外のトラベラーズチェックの場合

米ドルの場合は差額も僅かなものですが、豪ドルや英ポンドへの両替では上乗せ額がさらに大きくなり、またトラベラーズチェックとの差額も広がります。

従って、必要な外貨金額が多ければ多いほど、トラベラーズチェックの方が手数料を払ってもなお有利な外貨の調達手段になるのです。

トラベラーズチェックのメリット3
換金できる

高い安全性と有利な取引レートに加えてもう一つ、外貨へ直接換金できることもトラベラーズチェックのメリットに挙げられます。

現金と同じように使えるのがトラベラーズチェックのメリットです。

しかしその一方、利用できないお店や場面も多々あります。

例えば現金しか受け付けていない個人経営のお店。

日本でも小規模の喫茶店や商店では現金払いしかできないところが大半のため、想像がつきやすいですよね。

加えて海外ではもう一つ、現金しか受け付けない場面としてチップの受け渡しがあります。

ベッドメイキングや車のドアサービスなど、チップを渡す場面は多くありますが、その際にもトラベラーズチェックは使えません。

けれども、こういった場合に備えてわざわざ外貨を準備する必要はありません。

なぜならトラベラーズチェックは、宿泊先のホテルや現地の銀行で外貨に換金することができるからです。

換金時の手数料は安い

「便利なのは嬉しいけれど、手数料が割高になるのはちょっと……」

そう心配する方も中にはいらっしゃることでしょう。

しかし心配する必要はありません。

なぜなら、両替とは異なり外貨への換金は手数料が安価である場合が多く、特にアメリカン・エキスプレスが発行するトラベラーズチェックの場合は手数料が無料である場合も多々あるからです。

旅行先で必要になる金額を見積り、トラベラーズチェックと外貨をそれぞれ準備するのは手数料も手間もかかって骨が折れるものです。

けれども「必要な外貨は現地でトラベラーズチェックを換金すればいい」と割り切ってしまえば、旅支度はずっと手軽なものになります。

必要最小限の金額をその都度換金すればいいだけですので、せっかく用立てた外貨を余らせてしまうといった心配もありません。

アメックスのトラベラーズチェックとは?

ステータスの高いアメックス(アメリカン・エキスプレス)のクレジットカードが持てない代わりに、トラベラーズチェックだけはせめてアメックスブランドにしていた編集部のLeeです。

私と同じような考えで、アメックスのトラベラーズチェックを購入しようと考えて、購入できる場所を知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか?

しかし、アメックスを含め、全てのトラベラーズチェックは日本国内で購入することができません。

そこでこの記事では、トラベラーズチェックの代わりの手段となりうる「キャッシュパスポート」の紹介をするとともに、アメックスのトラベラーズチェックについて徹底的に解説をしましょう。

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※アメックスのトラベラーズチェックは販売終了しました

2014年3月31日、アメックスは日本国内におけるトラベラーズチェックの販売を終了しました。

銀行などでの窓口販売はもちろん、通信販売でのトラベラーズチェックの購入も、これに伴い不可能となったのです。

ただし、今持っているアメックスのトラベラーズチェックについては、現地で利用可能なのはもちろんのこと、現地で使わなければ日本国内の一部店舗で換金できます。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

アメックスのトラベラーズチェックは、セキュリティもしっかりとしていたので、お金の管理方法としてはベストでした。

幸いなことに、私はトラベラーズチェックの紛失・盗難の被害はありませんでしたが、アメックスブランドというだけでどこか安心したものです。

そんなアメックスのトラベラーズチェックに頼れない現在、その代わりとなるお金の管理方法としておすすめなのが、「キャッシュパスポート」です。

キャッシュパスポートとは、海外専用のプリペイドカードで、チャージ(入金)した金額すか使えません。

キャッシュパスポートには、以下のようなメリットがあります。

ATMで現金を引き出せる

アメックスのトラベラーズチェックを現地で換金するには、銀行や両替所の窓口に行かなければなりません。

銀行窓口が混雑するのは世界共通のようで、特に現地の銀行窓口の混雑具合は半端ではありません。

私も別件で現地の銀行窓口へ行ったのですが、呼び出されるまで30分以上かかりました。

空港の両替所も、到着便が重なる時間帯には長蛇の列ができています。

一方、キャッシュパスポートはATMから現地通貨を引き出すことができます。

ATMは、空港や街中など至る所にあり、しかも混雑していません。

貴重な観光の時間も無駄になりませんね。

1枚に9通貨をチャージできる

1998年、イギリス・フランス・ドイツを周遊したとき、アメックスのトラベラーズチェックもイギリスポンド・フランスフラン・ドイツマルクの3つの通貨建てで持って行きました。

それぞれ3万円程度の額面で、合計すると札束並みの厚みだったのを覚えています。

一方、キャッシュパスポートは1枚にアメリカドル、ユーロ、イギリスポンドなど9通貨をチャージしておくことができます。

お財布の中が非常にスリムです。

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アメックスのトラベラーズチェックとは?

そもそもアメックスとは?

今でこそ、ステータスの高いクレジットカードで有名なアメックス(アメリカン・エキスプレス)ですが、1850年に創設された当初は、荷馬車によって荷物を運ぶ運送業者でした。

1882年に郵便為替業務に参入したのを機に、金融業に本格的に進出をし、1891年には、トーマスクック社に次いでトラベラーズチェックの発行も開始しました。

世界各国にアメックスの事務所が開設されており、1917年には日本にも事務所が開設されました。

1958年、磁気ストライプによるクレジットカードの発行を開始、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードなどのステータスカードの発行も、アメックスが世界初です。

アメックスのトラベラーズチェックとは?

アメックスのトラベラーズチェックは、購入可能な通貨が多いのが特徴でした。

最終的には、以下の8通貨を発行していました。

・アメリカドル
・ユーロ
・カナダドル
・イギリスポンド
・スイスフラン
・オーストラリアドル
・日本円
・中国人民元

しかし、単一通貨「ユーロ」誕生前には、フランスフランやドイツマルク建てのトラベラーズチェックも発行していました。

日本円は基軸通貨であるため、世界中の多くの国で両替可能です。

2006年にアフリカのモロッコを訪れた際は、アメックスの日本円建てのトラベラーズチェックが大活躍しました。

アメックスのトラベラーズチェックの紛失・盗難の際には、24時間年中無休で対応しているリファンド(再発行)センターに連絡をすれば、再発行も可能です。

アメックスのトラベラーズチェックはどこで購入できる?

アメックスのトラベラーズチェックは、以下の店舗で購入できました。

・三菱東京UFJ銀行
・みずほ銀行
・ゆうちょ銀行
・ワールドカレンシーショップ
・トラベレックス
・シティバンク
・JTB
・日本旅行
・トップツアー
・主要国際空港(成田・羽田・関西・中部・新千歳・広島・福岡など)に設置されている銀行の窓口

セシールや外貨両替所では、窓口販売のほかにも、電話やFAX、インターネットによる通信販売でも、トラベラーズチェックを購入できました。

アメックスのトラベラーズチェック購入にあたっての注意点

アメックスのトラベラーズチェックを購入する際には、以下の点に注意が必要でした。

在庫にばらつきがある

アメックスのトラベラーズチェックを購入する店舗や購入する通貨によって、在庫にばらつきがあります。

多くの利用客が訪れる店舗やアメリカドルなどのメジャー通貨は、在庫が豊富にあるので即日購入ができる可能性が高いです。

しかし、利用客が少ない店舗やマイナー通貨のトラベラーズチェックは、在庫もさほど多くないので、取り寄せとなり日数を要する場合もあります。

発行手数料がかかる

アメックスのトラベラーズチェックを購入する際には、購入額面の1%相当額の発行手数料がかかります。

購入する際には、多めの現金を持参しましょう。

購入したらすぐにサインを

アメックスのトラベラーズチェックを購入したら、すぐにサインをしましょう。

2か所サイン欄があるので、そのうちの上部にサインをします。

使用時に下部にサインをするのですが、欄を間違えても大丈夫です。

ただし、上下両方の欄にサインを事前にした、両方の欄にサインをしなかった状態で紛失・盗難の被害に遭っても、再発行はしてもらえません。

購入したトラベラーズチェックの番号を控える

購入したら、アメックスのトラベラーズチェックの番号を控えましょう。

券面右上に番号が書かれていますので、それを控えておきます。

トラベラーズチェックを紛失・盗難の被害に遭った際に、再発行のためには未使用のトラベラーズチェック番号が必要となるからです。

トラベラーズチェックを使用したら、使用済みの番号を消すと管理がしやすいです。

購入契約書も大切に持参する

アメックスのトラベラーズチェックを再発行してもらうためには、未使用のトラベラーズチェック番号とともに、「パーチェス・アグリーメント」(購入契約書)も必要となります。

買物のレシートはいつも捨ててしまう方も、トラベラーズチェックの購入契約書だけは捨てずに、旅行の際は肌身離さず持っておいてください。

もちろん、トラベラーズチェックとは別のところで保管をしてください。

私は、トラベラーズチェックはポーチに入れ、番号リストと購入契約書は旅行用腹巻に入れておきました。

トラベラーズチェックの種類3つまとめ

券面のカッコ良さから、トラベラーズチェックはいつもアメリカン・エキスプレス(アメックス)だったLeeです。

トラベラーズチェックを購入するためには、種類ごとの比較が重要ということで、トラベラーズチェックのブランドごとの比較をしようと考えている人もいるかもしれません。

しかし現在、日本国内でトラベラーズチェックを購入をすることはできません。

そうなると、代わりのお金の管理方法を探す必要がありますが、おススメが「キャッシュパスポート」です。

この記事では、キャッシュパスポートのメリットを紹介するとともに、過去に発行されていた主なトラベラーズチェックの種類なども解説しましょう。

キャッシュパスポート公式サイトはこちら

※現在トラベラーズチェックを購入することはできません

2014年3月31日、アメックスがトラベラーズチェックの国内販売を終了したのを最後に、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできなくなりました。

購入することはできませんが、今持っているトラベラーズチェックを現地で利用すること、そして日本国内で換金することは可能です。

ただし、その両方とも、取扱店舗が少なくなる一方ですので、利用や換金をするなら早めに行なってください。

代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ

トラベラーズチェックの代わりとしてお金を管理する方法は様々ありますが、おススメが「キャッシュパスポート」です。

あらゆるシーンで使える

キャッシュパスポートは海外専用プリペイドカードのため、日本国内では使えません。

しかし、それ以外の場所では利用シーンを選びません。

マスターカードブランドが搭載されているため、世界210以上の国や地域に広がるマスターカード加盟店でのショッピングや、マスターカードに対応しているATMから現地通貨を引き出すこともできます。

チャージ残高がなくなりそうでも、自分名義のインターネットバンキング口座があれば、スマホからキャッシュパスポートへのチャージもカンタンです。

安心のセキュリティ

キャッシュパスポートには、ICチップが搭載されています。

海外ではカード決済の際、磁気ストライプからカード情報を読み取るスキミングの被害が急増しています。

しかし、キャッシュパスポートでICチップを使って決済をすれば、スキミングの心配がありません。

また、キャッシュパスポートを申し込むと、本カードとともにスペアカードが付いてきます。

万が一、本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならば、そのまま買い物や現金の引き出しを続けられます。

クレジットカードと異なり、再発行まで使えないなんてことはありません。

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トラベラーズチェックの種類1:アメックス

アメックスのトラベラーズチェックの歴史

トラベラーズチェックのブランドは数多くありますが、最も有名なのはアメックスです。

クレジットカードで有名なアメックスですが、それよりも先にトラベラーズチェック事業を始めていました。

アメックスといえば、旅行とエンターテインメントに力を入れており、トラベラーズチェック事業開始前に、世界中に旅行事業の拠点を築いていました。

トラベラーズチェックの取扱高では、長らく首位の座を保っていました。

主な発行通貨は、以下の通りです。

・アメリカドル
・ユーロ
・カナダドル
・日本円
・イギリスポンド
・オーストラリアドル
・スイスフラン
・中国人民元

ドイツマルクやフランスフランなど、単一通貨ユーロ導入に伴い消滅した通貨建てのトラベラーズチェックも、2001年までは発行されていました。

日本国内でアメックスのトラベラーズチェックが購入できた場所

かつて、日本国内でアメックスのトラベラーズチェックを購入できた場所は、以下の通りです。

・三井住友銀行
・三菱東京UFJ銀行
・ゆうちょ銀行
・みずほ銀行
・シティバンク
・トラベレックス
・セシール
・ワールドカレンシーショップ
・JTB

もちろん現在、上記の店舗すべてで、トラベラーズチェックを購入することができません。

換金については、トラベレックスが主要店舗での換金を行なっています。

三井住友銀行では外貨両替コーナーや外貨郵送買取サービス、本支店で可能です。

三菱東京UFJ銀行に関しては、券面に三菱東京UFJ銀行名が印刷されているトラベラーズチェックに限り、一部店舗で換金ができます。

それ以外の店舗については、買取すらしていない可能性が極めて高いので、要確認です。

トラベラーズチェックの種類2:VISA

クレジットカード業界では最大手のVISAも、トラベラーズチェックを発行していました。

ただし、こちらはクレジットカード事業とは異なり、アメックスの後塵を拝す形となっています。

三井住友銀行発行のトラベラーズチェック

日本で初めてVISAクレジットカードを発行したのが、現在の三井住友カードです。

それだけに、三井住友グループとVISAの絆は強く、1982年ごろからVISAブランドのトラベラーズチェックの発行を始めました。

2か所書く必要のあるサインの位置が、アメックスやマスターカードのサイン位置とは異なっています。

アメックスやマスターカードは、中央寄りの上下にサインを書きますが、三井住友銀行発行のトラベラーズチェックは、右上と左下にサイン欄があります。

券面右側には額面、中央にはVISAのロゴ、左には羽ばたく鳥がデザインされていました。

券面上部に記載の行名も変遷をたどっており「Sumitomo Bank」→「SMBC International Bussiness Service,Inc.」となっております。

2008年まで販売されていました。

旧東京銀行のトラベラーズチェック

もう一つ、旧東京銀行でもVISAブランドのトラベラーズチェックを取り扱っていました。

ただしこちらは、合併相手の三菱銀行でマスターカードブランドのトラベラーズチェックを取り扱っており、マスターカードブランドが残った結果、VISAブランドは消滅しました。

主な販売元は三井住友銀行と東京銀行でしたが、それ以外にも静岡銀行などの地方銀行、旅行代理店のJTBでも、VISAブランドのトラベラーズチェックを販売していました。

トラベラーズチェックの種類3:マスターカード

クレジットカード業界では、VISAと並ぶ業界の雄であるマスターカードですが、トラベラーズチェックの発行も行なっていました。

VISAとマスターカードは、クレジットカードに関してはライセンスだけ与え自社発行はしていませんが、トラベラーズチェックに関しても同様の姿勢です。

トーマスクックのトラベラーズチェック

その前身となるのが、1874年にトーマスクック社が発行したトラベラーズチェックで、2006年まで日本国内で販売されていました。

トーマスクックはイギリスの旅行代理店グループで、日本では時刻表で有名です。

現在のトーマスクックは、旅行代理業やホテル業、航空業など、旅行に関するあらゆる事業を手掛けています。

トーマスクックのトラベラーズチェックは、券面右にトーマスクック氏の肖像、中央にマスターカードのロゴ、左には販売店のロゴが記載されています。

トーマスクックのトラベラーズチェックは、JTBでも購入が可能でした。

三菱東京UFJ銀行のトラベラーズチェック

トーマスクック以外に、マスターカードブランドでは三菱東京UFJ銀行のトラベラーズチェックがありました。

1980年代に、三菱東京UFJ銀行の前身である三菱銀行によって発行が開始され、2008年まで販売されていました。

券面左にギリシア彫刻のような像、中央にマスターカードのロゴ、右には額面が記載されています。

券面上部に表記される行名も、合併とともに変遷し、「Mitsubishi Bank」→「The Bank of Tokyo-Mitsubishi」→「The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ」となりました。

トラベラーズチェックの購入方法まとめ

[chat face=”lee2.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type1″]券面のデザインが非常にかっこよかったため、トラベラーズチェックはアメリカン・エキスプレスのものを郵便局で購入していた編集部のLeeです。[/chat]

久しぶりに海外旅行に行く人で、お金の管理のためにいまだにトラベラーズチェックを購入しよう、そう考えている人はいませんか?

実は2018年現在、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

現在では、クレジットカードや国際キャッシュカード、海外プリペイドカードといった、新たなお金の管理方法が登場しております。

特におすすめするのが海外プリペイドカードの「キャッシュパスポート」です。

※現在国内でトラベラーズチェックは購入できません

2014年3月31日をもって、アメリカン・エキスプレスが日本国内でのトラベラーズチェックの販売を廃止しました。

アメリカン・エキスプレスの販売廃止をもって、全てのブランドのトラベラーズチェックは、日本国内で購入できなくなりました。

新規購入はできないものの、以前に購入したトラベラーズチェックは海外で利用可能です。

また、かつてトラベラーズチェックを取り扱っていた日本国内の店舗の一部では、トラベラーズチェックを日本円の現金に換金することもできます。

トラベラーズチェックの代わりはキャッシュパスポートがおすすめ

新規購入ができなくなったため、新たにトラベラーズチェックを購入して安全なお金の管理方法にしようとしても、それはできません。

お金の管理方法をお探しであれば、クレジットカードや国際キャッシュカード、海外プリペイドカードがいいでしょう。

クレジットカード、国際キャッシュカードはお金の管理方法としてはいまいち

クレジットカードは多くの店舗、多くの商品で利用可能で、現地ATMでキャッシングもできます。

お金がなくても「借金」という形でショッピングやキャッシングができるのはいいのですが、借金には違いないので、分割払いやリボ払い、そしてキャッシングには金利が発生します。

口座にお金がなくても利用限度額いっぱいまで利用できるため、お金の管理方法としてはいまいちです。

国際キャッシュカードは、預金口座と紐づけになっており、預金口座の残高の範囲内でしか利用できないため、紛失時の被害額を抑えられます。

現地のATMでお金を引き出すのはもちろん、VISAやマスターカードのブランドが搭載された国際キャッシュカードならショッピングも可能です。

ただし、国際キャッシュカードでは口座の残高を管理する手間がかかります。

キャッシュパスポートはベストなお金の管理方法

海外プリペイドカードは、チャージ金額分しか利用できないため、国際キャッシュカードと同様に紛失時の被害額を抑えられます。

しかも、海外プリペイドカードは銀行口座と紐づけになっていないため、公共料金の引き落としなどを気にする必要がありません。

中でもおすすめの海外プリペイドカードは、キャッシュパスポートです。

デザインが黒ベースなので、非常にスタイリッシュです。

年齢制限審査もありませんので、延滞や債務整理を経験してクレジットカードの審査通過が難しい方、他の海外プリペイドカードでは年齢制限に引っかかる中学生でも、安心して発行できます。

キャッシュパスポートはスペアカードが発行されるため、本カードを万が一なくしたり盗まれたりしても、スペアカードを持っていれば、利用停止になることもありません。

旅行サイトやレンタカーでの割引もあるため、海外旅行をお得にすることも可能です。

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トラベラーズチェックの購入方法

※現在、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。

トラベラーズチェックは、かつて日本国内で購入できました。

アメリカン・エキスプレスやトーマスクック、VISAや三菱東京UFJ-MasterCardなど、様々な会社でトラベラーズチェックを発行していました。

その購入方法は、トラベラーズチェックを取り扱っている窓口へ行き、「トラベラーズチェックをください」と言うだけです。

トラベラーズチェックの購入に際して、クレジットカードのような審査は一切ありません。

トラベラーズチェック主要購入窓口リスト

アメリカン・エキスプレス

・三井住友銀行
・三菱東京UFJ銀行
・ゆうちょ銀行
・みずほ銀行
・シティバンク
・トラベレックス
・セシール
・ワールドカレンシーショップ
・JTB

VISA

・ワールドカレンシーショップ
・旧住友銀行
・旧東京銀行

三菱東京UFJ-MasterCard

・三菱東京UFJ銀行(旧三菱銀行時代を含む)

この他、JTBやみずほ銀行、旧さくら銀行では、それぞれ自社ブランドのトラベラーズチェックの販売も行なっていました。

トラベラーズチェック購入に必要なもの・注意点

トラベラーズチェックを購入するには、購入金額分の現金が必要です(クレジットカード払いはできない)。

私も、初めての海外旅行でトラベラーズチェックを購入するときに、車で30分かかる最寄りの郵便局まで足を運び、しかも5万円以上の現金も持っていたため、色々な意味で緊張したのを覚えています。

また、トラベラーズチェック購入の際には、以下のような注意点がありました。

トラベラーズチェック購入には手数料がかかる

トラベラーズチェックを購入する際、額面分の金額だけ払えばいいわけではありません。

額面分プラス1%程度の発行手数料を支払わなければなりません。

私が郵便局で購入したアメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェックの場合、発行手数料として1%をその場でとられました。

5万円分購入すると500円の手数料ですので、結構バカにできませんよね。

トラベラーズチェックはセット販売が基本

私が郵便局で購入したアメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェックは、1冊が「10ユーロ×10枚」となっていました。

ばら売りをしてくれる窓口もあるようですが、基本は1冊単位での購入となります。

トラベラーズチェックは購入時にサインをする

トラベラーズチェックを購入しても、それですぐに利用できるわけではありません。

その場でホルダーズ・サインをしなければならないのです。

ホルダーズ・サインとは購入者が行なうサインのことで、さらに利用時に「カウンターサイン」という署名をして、その2つのサインが同一であることで本人確認ができるというものです。

全てのトラベラーズチェックにサインをしなければならないので、結構手間がかかります。

トラベラーズチェックのサインはパスポートと同じものを

購入時にトラベラーズチェックにするサインは、パスポートと同じものが望ましいです。

トラベラーズチェックの使用時には、パスポートを提示し、パスポートに記載されている自分のサインとの照合もします。

私の場合、筆記体ですと自分が書き慣れていない上に、外国人にもまねされやすいリスクがあったので、書きやすい漢字のサインにしていました。

メジャー通貨でないトラベラーズチェックは在庫がない場合も

私が初めてフランスに行ったとき、当時の通貨は「フランスフラン」でした。

フランスフランは決してメジャー通貨ではなかったので、アメリカドルとは異なりどこの取扱い店でもあるわけではありませんでした。

近所の郵便局ではフランスフランのトラベラーズチェックの取り扱いがなく、仕方なく車で30分ほど行った郵便局に足を運んで購入しました。

取扱そのものはしているものの、「フランスフランのトラベラーズチェックの在庫がない」と言われたこともありました。

その場合、取り寄せに数日かかりますので、再度足を運ばないといけません。

ちなみに、フランスの通貨がフランスフランからユーロに代わった時は、取扱店舗が一気に増えたのでうれしかったです。