キャッシュパスポートはユーロが使える!ユーロ採用国一覧も

以前ヨーロッパ周遊した際、ポンド、フラン、マルクが財布の中でごちゃごちゃになって、大変な思いをしたLeeです。

かつてヨーロッパでは、国ごとに独自の通貨を発行していましたが、現在では単一通貨「ユーロ」を採用している国が多くなっています。

ヨーロッパ旅行の通貨の管理で大変な思いをしたくない人は、ユーロがチャージできる「キャッシュパスポート」がおすすめです。

この記事では、ユーロが使える国から始まり、ユーロ圏でのキャッシュパスポートの使い方まで解説したいと思います。

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「EU」と「ユーロ」は異なる

まず基礎的な知識として、「EU」と「ユーロ」は同じではありません。

EUとは「ヨーロッパ連合」の略で、簡単に言えば国際組織です。

この組織に加盟している国々の間では、輸出や輸入の際に発生する関税がなく、人の往来も自由に行なえます。

加盟国の間の障壁を限りなく低くし、単一経済圏にすることが、EUの目的です。

現在、EUに加盟している国は27カ国です。

一方の「ユーロ」は、主にヨーロッパ内での通貨です。

EUに加盟している多くの国がユーロを採用しているため、「EU=ユーロ」というイメージができあがっています。

しかし、EUに加盟しているがユーロを採用していない、あるいはEUに加盟していないがユーロを採用している、また、EUに加盟せずユーロも採用しないヨーロッパの国もあります。

これらについては、以下で説明しましょう。

ユーロが通貨の国

まずは、ユーロを自国の通貨として採用している国です。

国名

EUへの加盟

アンドラ

×

オーストリア

ベルギー

キプロス

ドイツ

スペイン

エストニア

フィンランド

フランス

ギリシア

アイルランド

イタリア

コソボ

×

ラトビア

リトアニア

ルクセンブルク

モナコ

×

マルタ

モンテネグロ

×

オランダ

ポルトガル

サンマリノ

×

スロバキア

スロベニア

バチカン

×

アンドラはそもそも独自通貨を持っておらず、フランス・スペインと通貨協定を結んでおり、相手がユーロを導入したため、自国もユーロを導入しました。

モナコとフランス、サンマリノ・バチカンとイタリアも同様の関係です。

モンテネグロとコソボに関しては、ユーロ使用が公式には認められてはいませんが、モンテネグロとコソボが独自に使用しており、実質的にはユーロが国内で広く使われています。

また、ヨーロッパ以外で、以下の地域はフランスの海外領土のため、ユーロも利用できます。

・フランス領ポリネシア
・ニューカレドニア
・ウォリス・フツナ
・グアドループ
・フランス領ギアナ
・フランス領南方・南極地域
・マルティニーク
・マヨット
・レユニオン
・サン・バルテルミー島
・サン・マルタン島
・サンピエール島・ミクロン島

また、イギリスの海外領土であるアクロティリおよびデケリアはキプロス島にあります。

本国のイギリスがユーロを採用していないものの、キプロスがユーロを採用しているため、アクロティリおよびデケリアでもユーロが法定通貨となっています。

また、北キプロスでも、ユーロが広く使われています。

ヨーロッパ以外でユーロが通用する国ならば、手持ちのユーロ紙幣をそのまま使える可能性が高いです。

ユーロじゃない国

一方、ヨーロッパ内にあっても、ユーロを採用していない国もあります。

国名

法定通貨

デンマーク

クローネ

スウェーデン

クローナ

イギリス

英ポンド

ブルガリア

レフ

チェコ

チェコ・コルナ

ハンガリー

フォリント

ポーランド

ズウォティ

ルーマニア

レイ

クロアチア

クーナ

スイス

スイスフラン

アイスランド

アイスランドクローネ

ノルウェー

クローネ

リヒテンシュタイン

スイスフラン

意外と多くのヨーロッパ諸国で、ユーロ以外の通貨が採用されています。

ユーロじゃない国でキャッシュパスポートは使える?

ユーロを採用していないヨーロッパ諸国の中にも、観光などで魅力的な国はたくさんあります。

語学留学先としても人気のイギリス、アルプスはぜひ訪れたいスイス、海岸都市が世界遺産に認定されているクロアチア、北欧雑貨に興味のある方は、スウェーデンやデンマークも外せません。

これら、ユーロを採用していない国への旅行や滞在でも、キャッシュパスポートは利用できます。

まずイギリスでは、英ポンドがキャッシュパスポートでチャージ可能な通貨の1つとなっていますので、英ポンドをチャージしておけば問題ありません。

その他の国の通貨については、キャッシュパスポートに直接チャージできない通貨ですが、心配はいりません。

キャッシュパスポートに直接チャージできない通貨の国で利用する場合には、キャッシュパスポートでチャージ可能な通貨から優先順位をつけて現地通貨に両替され(自動的に)、支払いに充てられます。

その優先順位は、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの順番です。

ただしこの場合、手数料4%が別途かかりますので、注意しましょう。

キャッシュパスポートでユーロが使えるって具体的に何ができるの?

ここまで、ユーロが使える国、使えない国を見てきましたが、キャッシュパスポートではユーロを具体的にどうやって使えるのでしょうか。

ショッピングに利用可能

まず、ショッピングに利用可能です。

キャッシュパスポートには、マスターカードブランドが搭載されています。

マスターカードは、キャッシュパスポートが誕生する以前から、ヨーロッパを中心に加盟店を増やしてきた経緯がありますので、ヨーロッパでの通用率は高いです。

キャッシュパスポートに事前にユーロをチャージしておけば、クレジットカードを利用しているのと変わらない使い勝手で、ショッピングをすることができます。

ユーロをチャージしていなくても、他の通貨のチャージがあれば、他の通貨から自動的にユーロに両替されて、ショッピング可能です。

ユーロの引き出しもできる

ショッピングだけでなく、ユーロ採用国にあるATMを使って、ユーロの現金を引き出すこともできます。

ちなみにユーロの硬貨は国によってデザインが異なりますが、ユーロ紙幣はデザインが共通です。

キャッシュパスポートのユーロのレートはお得

キャッシュパスポートでユーロを利用すると、他の方法と比べてレートが断然お得です。

ここでは、2017年11月21日現在の、ユーロのレートを比較してみましょう。

店名

1ユーロ当たりの日本円

キャッシュパスポート

136.17

三菱東京UFJ銀行

136.30

トラベレックス

136.21

SBJ銀行

136.27

ゆうちょ銀行

136.23

千葉銀行

136.29

銀行や両替所(トラベレックス)と比較してみると、若干ではありますがキャッシュパスポートの両替レートがお得なことが分かります。

まとめ

キャッシュパスポートはヨーロッパ旅行におすすめです。

まず、ヨーロッパで広く流通しているマスターカードを搭載しています。

これが仮にJCBだったら、使える場所はかなり少なくなるでしょう。

また、ヨーロッパ内での通貨としては、ユーロと英ポンドがキャッシュパスポートにチャージ可能です。

ユーロと英ポンド以外のヨーロッパ諸国への旅行も、チャージしてある通貨を使って利用可能です。

そして、ユーロへの両替レートも非常にお得ですよ!

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