【グルジア】ロシア国境すれすれの雪山の上にある石の教会

2018.03.21 07:00 
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軽い気持ちで訪れた雪山と教会。そこではジョージアの歴史や文化を感じる事ができました。

 

軽い気持ちで雪山へ

ガマルチョバ!貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人だった」植竹智裕(うえたけともひろ)です。

ビザが面倒な上に割とカチっとスケジュールを決めて移動しなければいけない中央アジアやイランを駆け抜けて来た反動もあってか、ジョージア(かつてのグルジア)到着早々沈没状態に陥った僕が向かったのは、現地で出会った旅人が口を揃えておすすめしてくるカズベキという場所。

 

北に10km行けばロシア領の北オセチア共和国という旅人にはちょっと萌えてしまう場所です。

ロシアってビザの申請に色々な証明書の提出があって面倒なので今回は到底行く気も無かったんですけどね。
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道すがら雪山のど真ん中で車が立ち往生したり、尿意を催して橋の上から思いっきりぶっ放したりと、散々だった道のりが実はグルジア軍道という歴史的な道だったという、もう充分ネタになる日帰り旅行でしたが、カズベキに来たからには見るべきものは見て帰りましょう。

 

険しい道は続く

片道5時間、しかも日帰りなのに立ち往生までしてしまったので、マルシュルートカを降りた瞬間運転手さんにトビリシへ戻る便の発車時刻を聞いて周辺散策に出発。

※大抵、長距離の場合、同じ運転手さんの事が多いので復路の出発時刻を聞く癖をつけると失敗しませんよ。

カズベキと言えば有名なのはカズベク山(標高5047メートル)と山の上にあるゲルゲティ三位一体教会です。
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時刻は15時、帰りの便は17時。

Googleマップによると片道1時間程度だったので、最悪1泊するのも覚悟しつつ、涼しい顔で登山スタート!

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麓の集落では人を見かける事はありませんでしたが、代わりに牛がポーズを決めていました。
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道中は雪が積もっています。

かろうじて人の足跡はついていましたが人っ子一人見当たらず。
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でも寂しくなんてありません。

何処に向かうのかは知る由もありませんが、人の代わりに結構な頻度で牛を追い越します。
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しかし、この雪道で上り坂……17時までに下山できる気がしません。

更に僕の心をバキバキに折ってくれたのがこちらの地図。
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嗚呼、真っ直ぐに進みたい!真っ直ぐに生きたい!

という訳で針葉樹の林の中を四足歩行で這い上がりショートカットし始めた赤髪ちょんまげ。
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お陰でだいぶ時短になりましたが、最後の最後に待ち受けていたのがこちらの絶対に足元滑る急斜面。
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時間を気にしつつも慎重に四足歩行で這い上がっていきます。

そして登頂成功!雪山なのにハードに登山したせいで暑い!生きるって大変!
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苦労の末に待ち受けていた絶景

どうにかこうにか16時頃に山の上へ辿り着きました。

そこに待っていたのは息を呑むような大自然!
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どれがどの山なのか聞いても思えられない(覚える気がない)けど、これらの山々がロシアとの国境辺りのコーカサス山脈の一部だという事や、その合間を縫ってかつて人々がグルジア軍道(僕が悠長におしっこ漏れそうになっていたあの道)を築いて何千年も前から往来していた事を考えると感慨深いですね。

(雰囲気だけで酔える安い人間で本当によかった……笑)

そしてこちらが14世紀に建てられたと言われているゲルゲティ三位一体教会。
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お隣アルメニアに次いで330年に世界で2番目にキリスト教を国教にしたジョージア(ローマ帝国がキリスト教を国境にしたのが392年)では気候や古くからの建築様式の影響もあってか、このような石造りの教会が多く、イコン(宗教画)や堂内の雰囲気も西洋のそれとは異なります。
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教会も含めてパノラマモードで写真を撮るとこんな感じです。
IMG_1819

 

英語版Wikipediaで見つけた春の写真。

こちらもなかなか綺麗です。
Khevi, Georgia — View of Gergeti Trinity Church.jpg
By Levan Gokadze[1], CC BY-SA 2.0, Link

 

険しい山は下りも険しかった

さて、沢山汗を掻いた後の雪山です、だんだん体も冷えて来たので15分ほど景色や教会を眺めた後は下山です。

そこの待ち受けているのは再びあの急斜面。
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滑って転ぶ気しかしなかったので、腹を括って滑り降り、華麗なV字開脚で正規の登山道に飛び出しました(お陰で17時のトビリシ行きにも奇跡的に間に合いました)。
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中央アジアやコーカサスを旅する人がゴリ押ししてくるジョージア、僕も今やまた行きたいくらいに大好きな国です。

このカズベキ、冬場は閉ざされてしまうかも知れませんが、春先から秋にかけてもしジョージアを訪れる機会がある方は是非、時間にゆとりをもって訪れてみてはいかがでしょうか?

 




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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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