人口たった32万。カリブ海の小国「ベリーズ」の保育園で実施されていた教育の様子を紹介します。(写真は保育園の時間割の一部)
>> 連載「元保育士が行く!世界の保育園訪問記」の過去記事はこちら
こんにちは!はやとんです!
ベリーズの首都ベルモパンで保育園を見つけて突撃取材!あっさりと承諾してくれました。
ベリースはここ
中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。北にメキシコと、西にグアテマラと国境を接し、南東にはホンジュラス湾を挟んでホンジュラスがあり、東はカリブ海に面する。首都はベルモパン。美しい海と珊瑚礁に恵まれ、「カリブ海の宝石」と呼ばれている(Wikipediaより引用)。
>> ベリーズの概要はこちら
そもそもベリーズは中南米大陸国唯一の英語が公用語の国。昔イギリスの植民地だったことが影響しています。
お金の図面にはエリザベス女王が使われています。
そんなこともありすれ違うおじさんもバナナ売りのおばちゃんも英語ペラペラなのです。
…ただし、
スペイン語の影響もあるのか所謂SPANGLISH(スパングリッシュ)です。
う~む聞き取りずらい……
そんなベリーズの教育制度について。
1.義務教育:6~14歳、小学校~。
2.学期:3学期制(9月~6月下旬)
*保育園は公立の施設はなく、幼稚園は3歳から入学できます。どちらも殆どが小学校に併設されているので巨大な集落みたいです。
3.授業料:無料。
*制服や教科書は自分で買う必要があります。
4.授業:英語
*下校中の子どもたちの会話はスペイン語だったり、先生同士の会話もスペイン語だったり使い分けているようです。
5.通学:公立学校→公共バスあるいは徒歩、私立学校→自家用車による送迎が一般的
*お迎えがない、というのはメキシコでは考えられない!ことです。
治安がいいというか周りに何もなさすぎるのか……。
義務教育に関して機関や学期性は日本のシステムと似ている感じです。
ただ保育園は幼稚園に通うまでの施設、という捉え方なのでベリーズはあまり保育というものが浸透していないようです。
今回訪れたのはSt Michael schoolです。
中心地のバス停から歩いて30分弱。
ミニバンみたいなバスも近くを走っていますがどこに行くか運転手に聞いて下さい。
特にバス停があるわけでもないので。
因みに航空写真で見てみると
因みに首都ですが何も無いです。何も。
元気に雄鶏たちがコケーコケーと行進しています。
奥では小学生が体育か外遊びをしている最中。
その敷地にある保育園(プレスクール)
掘っ建て小屋のような保育園。
夏場は飲茶の如く蒸し上がらないか心配になります。
※何度も言いますが首都です。
それはさておき、この保育園のシステムについて。
【日時】
月~金:8;30~3:30pm
午前:8:30~1:00pmが4歳児
午後:1:00~3:30pmが3歳児
【人数】
30人(4歳児→20人、3歳児→15人)
【保育料】
1年間50B$(2800円程)、おやつ代が毎週15B$(800円程)
【勤務時間】
8:30~3:30pm
先生の数は2人(3、4歳児30人に対して先生2人は日本より実は手厚いです)。
1日の流れが書かれた表。
日本とこれも特に変わりはないですね、これといって。
部屋の環境はこんな感じです。
ホワイトボードには英語とスペイン語で名前が書かれてる紙が沢山あります。
飾り物がやたら多いです。
案の定お散歩はないのですが、裏の園庭らしきところで遊べます。
体を動かす時間は15分くらいしかないようですけど。
設備に関しては決して整っている、綺麗とは言えませんが、掲示板に貼ってあるプリントを見ると英語やスペイン語が書かれているので、子供たちは幼い頃からふたつの言語を使い分けられるようになるのです。
場所や立地はともかくグローバルな環境というのはとてもうらやましい!
そんなベリーズの幼児教育でした。
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