キリストが十字架を背負って歩いた道「ヴィア・ドロローサ」を練り歩いてきた

2016.09.10 07:00 
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イエス・キリストが死の直前、十字架を背負って歩いたとされる道「ヴィア・ドロローサ」。イスラエルのエルサレムに存在する全長たった600メートルのキリスト教の聖地を、キリスト教信者と共に練り歩いていました。

 

イスラエル・エルサレムに存在するキリスト教の聖地「ヴィア・ドロローサ」

こんにちは、めとめです!
イスラエルのエルサレムのキリスト教聖地「ヴィア・ドロローサ」で毎週金曜日に行われている、キリストの道をたどる行事「ヴィア・ドロローサ」に参加してきました。

 

イスラエルといえば、嘆きの壁の前で祈りを捧げるユダヤ教のイメージが強いかと思います…が、
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言わずと知れたキリスト教とイスラム教の聖地でもあります。そんなイスラエルで、世界中のキリスト教徒たちが一度は訪れてみたいと願っているヴィア・ドロローサに参加してみました。

(ヴィア・ドロローサはラテン語で「悲しみの道」や「苦難の道」という意味で、イエス・キリストが有罪判決を受けてから十字架に磔(はりつけ)にされるまでに通った道のことを指します)

 

ヴィア・ドロローサ

 

ヴィア・ドロローサは、エルサレムの旧市街とその城壁群(世界遺産)の内部にある道。イエス・キリストが十字架を抱えて最後に歩いた道とされている。全長約600メートル。Wikipedia「ヴィア・ドロローサ」、「Via Dolorosa」参照。

アクセス:ヴィア・ドロローサの最寄り駅は「Sultan Sulliman/Damascus Gate」など、他多数。

 

実際にエルサレムのヴィア・ドロローサを歩いてみた

エルサレムで行われるヴィア・ドロローサは、毎週金曜日の午後3時(サマータイム時は午後4時)に始まります。エッケ・ホモ教会と呼ばれる、イエス・キリストの裁判が行われたとされている場所に参加者が集合します。
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聖地巡礼者や観光旅行者が練り歩くという信心業自体をヴィア・ドロローサ(十字架の道行き)と呼ぶこともある。Wikipedia「ヴィア・ドロローサ」参照。

 

ヴィア・ドロローサの参加者が集まると同時に、十字架を担いだ人たちがゆっくりと入場してきました。この十字架はレンタルがあるそうです。
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その後、この建物の目の前にあるエル・オマリヤ・スクール(アラブ人小学校)に移動し、ここからヴィア・ドロローサがスタートします。ちなみにここは第1留と呼ばれ、イエス・キリストが死刑判決を受けたとされる場所です。
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ヴィア・ドロローサには、始発点と終着点を含めた計14箇所に中継点(留/りゅう)が設けられている。イエスの処刑からおよそ2千年後の現在の地理上では、始発点はエルサレム旧市街のイスラム教地区のライオン門付近、終着点は旧市街キリスト教地区の聖墳墓教会内のイエスの墓に相当する。Wikipedia「ヴィア・ドロローサ」参照。

 

エルサレムのヴィア・ドロローサでは第1留から第14留まで歩き、それぞれの留で修道士さんが止まりながら祈祷文と賛美歌を捧げていきます
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正直、人が多すぎて後ろの方からついて行っていた私には祈祷文はほぼ聞こえませんでしたが、なんとなくここでこんなことがあったんだな、と思いを馳せてみたりします。

 

壁についている黒い丸が、ヴィア・ドロローサの留の番号です。
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ちなみにこれは「V」なので、第5留です。ヴィア・ドロローサ第5留では「クレネ人のシモンがイエスに変わって十字架を背負わされた場所」だそうです。イエス・キリストが自力で十字架を運んだわけではないみたいですね…

こんな感じでヴィア・ドロローサがどんどん進んでいきます。

 

ヴィア・ドロローサ道中のエルサレムの日常にちょっとほっこり

ヴィア・ドロローサでは旧市街の中も歩きます。おみやげ物屋さんや商店などが所狭しとある上に、ヴィア・ドロローサに関係ない人たちも買い物をしているわけで、かなりの人でごった返します。​前が全然見えません…
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あげくの果てには修道士さんもどこ行ったのかわからない始末です。雑踏にまぎれてかすかに賛美歌らしきものが聞こえてきますが、誰かの鼻歌であってもわからないレベルでした。笑

 

そんなヴィア・ドロローサで、前の人たちが止まったので私たちもストップしました。第何留か定かではありませんが、完全に床屋でした。可愛らしい少年が丸坊主にされていくところを見て、なんだかほっこりしてしまいました。
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そうこうしている間にも、ヴィア・ドロローサは佳境に入っていきます!

 

ヴィア・ドロローサの最終目的地で見たもの

第10留から最後の第14留までは全て、キリスト教最大の巡礼地、聖墳墓教会の中にあります。この教会が立つ場所こそが、イエス・キリストが十字架に磔にされたゴルゴダの丘があった場所とされています。
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聖墳墓教会に入ってすぐのところに、涙を流しながら石にすがって祈りを捧げる熱心な信者の方々がたくさんいました。
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十字架から降ろされたイエス・キリストが、この上で香油を塗られたと言われている赤い大理石があります。キリストの死を想って涙する方が、ひっきりなしにここを訪れていました。
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これはヴィア・ドロローサ第12留です。この祭壇の下の印のある場所がイエス・キリストが磔にされたまま十字架を立てられ、息を引き取った場所とされています。
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エルサレムのヴィア・ドロローサの終着点、第14留です。イエス・キリストがお墓に納められた場所とされています。中に3人ほどしか入れないので、常にものすごい行列ができていますが、この小さな門をくぐって入った場所にキリストの墓石があります。
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私も並んでいざ、中に。常に灯されたろうそくの明かりで、ぼんやりとイエス・キリストのお墓を見ることができました。
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エルサレムのキリスト教の聖地巡礼、ヴィア・ドロローサを終えて

神聖な行事である、エルサレムのヴィア・ドロローサに、キリスト教徒ではない私が興味本位で参加するのもどうかな…と思いましたが、今まで知らなかったキリスト教について勉強することができて、かなり興味深い体験となりました。

いつもフラフラと歩いていたエルサレムの旧市街も「キリストが十字架を持って歩いた道なんだなー」なんて考えながら歩くだけでまた違ったものに見えてきます…。

イスラエルのエルサレムに行かれる際は、ぜひヴィア・ドロローサを歩いてみることをお勧めします!

 

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めとめ

めとめ

昔から暇を見つけてはすぐどこかに行ってしまう癖のある、2児の母。子供がいたって旅はやめられない!ときに食べたかったものや行きたかった場所を諦め、ときに病院に走り、ときに感動を共有して、ときに大いに笑う。子連れバックパッカーも悪くないもんです。

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