「重慶大厦(チョンキンマンション)」は本当に怖いのか?

2015.09.05 11:00 
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物騒なウワサが絶えない香港の…重慶大厦(チョンキンマンション)。「上級者向け」という言葉がつきまといますが…はたして本当にそうなの?そんなに怖いところなの??実際に滞在した記録を書きなぐってみようと思います。

 

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みなさんお久しぶりです。編集部で遅筆が有名になりつつある、世界一周中の旅するミュージシャンこと、翔一です。こちらが筆者です。
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ちなみにこの写真は、バングラデシュのビザ取得の際に用いたものなのですが…みなさん、海外の写真スタジオだからって、ワルノリして上半身裸で証明写真なんかとるもんじゃないですよ。ビザセンターで「これは上半身裸なのではなくて、襟がばっと開いた服を着ていたんです…」なんて苦しい言い訳をする羽目になりますから。

 

重慶大厦(チョンキンマンション)とは

旅をこよなく愛する、世界新聞フリークスの皆さまなら当然、重慶大厦については説明するまでもな…え??読めない??あ、これは失礼しました、チョンキンマンションと読みます。東洋の魔都と名高い香港の中心的歓楽街、尖沙咀(チムサーチョイ)地区のど真ん中に堂々と鎮座する、世界中の旅人が泊まろうかどうしようか悩むとされる、数多くの安宿が密集しているビルの名称でございます。

まぁ、こういうのはやっぱり説得力が大事なので、Wikipedia先生に説明してもらいましょう。
以下抜粋

 

重慶大厦(チョンキンマンション)は香港の九龍・尖沙咀地区のネイザンロード(弥敦道)に面して建つ、1960年代に開発された複合ビルである。
観光客が集まる繁華街の一等地にありながら、数多くの安宿が密集しているビルとして有名で、ネイザンロード70メートルほど北側に面した同じく安宿が連なる美麗都大廈(英語:ミラドールマンション(Mirador Mansion))と共に世界中のバックパッカーにその名が知れ渡っている。
南アジア・中東・アフリカなどの出身者のコミュニティができている場所でもある。そのため、香港の複雑な民族構成を象徴する建物として、数多くの映画や小説の舞台となっている。
ビルとの間には通路があるが、ネイザンロードに面している場所で露天商が出ているため、一見すると商店に見える。今は無き九龍城砦を彷彿させ、古き香港を今に伝える建築物のひとつであり、また、複雑な人間模様を感じさせる場所として、いくつかの映画や小説の舞台ともなっている。
以前は犯罪の温床であると言われ長らく治安面で不安を抱えていたが、A座3階に警備員詰所が設けられるなど2000年代以降警備の強化が続いている。問題となっていたG階での強引な客引きも2008年末から規制の強化が行われ、以前よりは悪質な客引きは大幅に減っている。

 

結局、実際のところ、いくつの映画や小説の舞台になったのか…気になるところではありますが、それよりも治安面で不安を抱えていた…??
実際のところ、旅慣れている人に「香港の安宿と言えば?」なんて質問したならば、もう、当然のように「重慶大厦」と答えが帰ってくるくらいメジャーな安宿街なのですが、それと同時に「行くなら気を付けて」という言葉が付きまとい、インターネットを開けば「上級者向け」という言葉が付きまとう、なんとも、こう、興味はあるけど近寄りがたい雰囲気を醸し出しているビルなんですよね。香港マフィアの巣窟って噂もあるくらいです。
あぁ
怖い…怖いけど行ってみたい…。

 

合言葉は「勇気」

という訳で、震えるハートをトランクに詰めて、あ、ワタクシはバックパックですが早速、重慶大厦へ向かいましょう。作戦名は「勇気」。えぇ、ビビってても何も始まりません。なんてったって、宿泊するためには、まず、中に入らないとっ!!

 

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この重厚な雰囲気っ!!!ちょーっと…「勇気」要りますよね。

 

カレーの匂いがする

さて、「勇気」を持って中に足を踏み入れたら、立ち止まらず、更に「勇気」を持ってどんどん中に入って行きましょう。ガヤガヤしてて落ち着かないし、なんか明らかに香港人じゃない輩がせわしなく話しかけてきます。

あぁなんか、怖いや案外そうでもない様な…。
あれ??カレーの匂いがする。
あれ話しかけて来てた彼らはインド人??

そうなんです、正直、すぐに気付くことでしょう。ただのインド人街じゃないか、と。
本当に気付いたら、最早そういう風にしか見えません。1Fにあるのは「両替屋」「劣化版コンビニ」「携帯、SIMカード屋」「エロ雑誌屋」そして「カレー屋」。多くの店主はインド人。お客も大体インド人。ちなみに2Fまで同じような店が並びます。

両替屋
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カレー屋
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通路はこんな感じ
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店の商品が出過ぎてて歩きにくいこともしばしば
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駄菓子屋もどき
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香港の中野ブロードウェイ?

おそらく香港って土地が少ないからだと思うのですが、建物ごとにキョーレツにカラーが違うんですよね。
キレイなデパート系のビルの隣に、なんだかわからないボロボロのビルがあったり。住んでる民族も全然違ったり。乱立したビルの中に、特定の民族が集まってビル単位で地域が出来てしまったって感じでしょうか。

重慶大厦の場合はインド人街をそのまま圧縮してビルに収めちゃった感じです。
そうやって「あー、なんだ、リトルインディアか」となじんでしまえばもう「勇気」なんていらないハズです。治安面の不安はまだ拭い去れませんが、怖くなくなっちゃったもんはしょうがありません。それに、慶大厦のカレーショップはだいたいどこも外れなしです。

個人的にお勧めの「Red Knight」。深夜帯に行ったらかなり安くしてくれるという理由でお薦めです。
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カレーによって値段が異なります。
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オーナーさん、顔からいい人オーラが満載ですね笑
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こんな笑顔に触れちゃったら、もう、怖い訳ないですよね。
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深夜に購入したら、このセットで20H$(約300円)です。
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…ふぅ、カレー食って、すっかり落ち着いちゃいました。

こうして、浮ついた気持ちをなくしてから見渡してみると、なんとなく中野ブロードウェイに似たにおいを感じるのは…ワタクシだけですね。
尚、両替屋の情報はワタクシの旅のスタイル上利用しないため、ございません。悪しからず。レートがいいという噂はよく耳にしますが、しまったなぁ、数字だけでも見てくればよかった。

 

宿の閲覧権をゲットせよ

さて、もはやここはただの「リトルインディア」。全くもって、怖くありません。
とはいえ、ビルのどこがどのような宿なのか、正直見て回るのは大変です。しかも、重慶大厦は構造がおかしいんです。ビルが5つのエリアに縦割りされてるんですよ。エレベーターも別、階段も別です。
そして、エレベータ脇の宿情報もあまりアテにならない。

なので、ここは通常の旅先では使わない手段ですが、客引きに引っ掛かって部屋を見に行くという手段をとります。あらかじめ値段を言われるので、しっかりと値切り交渉をして、金額の折り合いをつけてから下見に行きましょう。2015年6月現在の相場では150H$(約2300円)のシングルルームなら確実に安いです。

下見のときのチェックポイントは、

1、エアコンは付いているか、きちんと動くか
2、シャワーのお湯は出るか、勢いはあるか、排水はきちんとされるか
3、変な匂いはしないか
4、セキュリティに不審な部分は無いか


それから、案外重要な部分がこちら。

5、高層階か

前出しましたように、チョンキンマンションの1F2Fには飲食店が多数入っています。これらの店舗…まぁ、東南アジアだからというのは理由にならないかもしれませんが、非常に多くのゴキ…失礼「G」としておきましょう。これら飲食店フロアでは「G」は日常茶飯事で見かけることが出来ます。なんなら、ネズ…「N」も準レギュラーで見かけることでしょう。
彼らにも生活があるので、そこに居ること自体をとやかく言ってはいけないのかもしれません。が、しかし、出来れば寝るときくらいはそっとして欲しい。そこでの「高層階」チョイスです。
これは、高層階になれば気圧の関係上生物が減るというソース不明の情報にすがる訳ではなく、彼らの生活圏である1F2Fからなるべく離れるという意味です。実際に発生率は段違いでした。

 

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第一の宿 ANGEL GUESTHOUSE

さて、ここからは実際にワタクシの泊まった宿を紹介しましょう。低層階6Fの宿です。

 

狭いのでいきなり部屋のドアから
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管理人室ではありません。ここがワタクシの借りた部屋です。
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・洗濯物を干しただけで一杯になる悲しい狭さ…。
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えぇ…見ての通り、狭いですねぇ。しかも6F。残念ながら低層階…こちらの窓なしエアコンあり(全然効かない)の部屋は130H$(約2000円)でした。今思えば、全くもって、何故こんなとこに泊まったんだろうというレベルです。結構、Gやら…南京虫??…も見かけた気がします。
こちらの宿に2泊したところで、週末だからという理由で宿泊費が150H$(約2300円)に上がりました。これはもう、そういうものだと思うしかないのですが、香港では週末になると必ず、ホテル側から値段が上がることを告げられます。ワタクシは長期で香港に滞在したのですが、この値上がりを避けるために、週末には必ず部屋を移動するというルールが出来上がりました。

 

浸水事件

と…さて、こちらの宿。
ここではですね、本当に信じられないくらいの最悪な出来事がありました。それがこれ…浸水事件です。
まぁ、文章にしてしまうと凄く単純なのですが、朝起きたらコレです。

水が溢れてる!!タオルなんかじゃ追いつきません。
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ワタクシの部屋の床はもはやびっちゃびちゃです
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床が濡れるのは、まぁ、拭けばいいのですが、問題はワタクシの荷物です。部屋が狭いので、ベッドの下に荷物を入れていたのですが、バックパックが全滅です。
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あああ、洋服たちが…。
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最悪なことに、乾きにくい寝袋まで…。
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原因は何と、隣の部屋のシャワールームの排水溝詰まり!詰まっているにもかかわらず、隣の部屋の住人がそのままシャワーを浴び、あふれ出た水がワタクシの部屋に流れ込んできたのです。つまり、誰かが身体を洗った水で荷物全てが湿ってしまったってことに…干すだけではなく、きちんと洗わなければ…なんかちょっと、気持ち悪い…。

完全にとばっちりな上に寝袋から、外国人の匂いがするんですけどっ!!
抗議をするべく見に行ったら、スタッフが一人でてんやわんやしてるだけで、全く対応出来てなかったので、ワタクシがなぜか、がっぽんがっぽんと詰まりを直す羽目に…

 

原因のシャワールーム。こちらのシャワールームはトイレと一体式です。ユニットバス…というよりはトイレがメインですが…そしてなんと隣の部屋の住人は逃げるかのようにチェックアウト済み。
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排水溝をがっぽんがっぽんすると、逆流して出てくる、埃、ゴミ、髪の毛…こんなに詰まっていたら、そりゃ、流れる訳がありません。
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この後、部屋はビチョビチョだし、エアコンはあんまり効かないから、湿度上がっちゃって濡れた衣類はさっぱり乾かないし…、なので、部屋を変えてと頼んだのですが、全く対応されず。
変えるなら更に金を払うように言われ、流石に抗議すると逆にオーナーに逆切れされるという、はっきり言ってあり得ない対応を受けました。
この宿はナシです。翌日には移動しました。えぇ、二度と泊まりません。

 

第ニの宿 AMR HOSTEL

という訳で次の宿です。
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次の宿は、客引きとの兼ね合いもありまして重慶大厦と並んで有名なビル、「美麗都大厦(ミラドマンション)」に来ました。冒頭でWikipedia先生がおっしゃてた、多くの安宿が軒を連ねるもう一つのビルです。
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入り方は同じく「合言葉は勇気」なんですが、まぁ、もう、正直、怖くないですよね…。
ちなみに、美麗都大厦の1F2Fも重慶大厦と同じ店舗エリアです。がインド料理ではなく、クッキーとか雑貨関係が多かったような気がします。きっと住んでる人種が違うのでしょうが、特に何人のエリアなのか等はもはや、気にならなかったため調査していません笑。

はい、そんな訳で。
今回の宿も低層階の6Fです。

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なかなかキレイです。
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部屋
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トイレ
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こちらの宿は、お値段150H$(約2300円)。前の部屋よりも値上がりしましたが、その分清潔だし広い。やはり窓はありませんがエアコンもばっちり効きます。ただ、まだ低層階…G…ベビーですが、ちょいちょい見かけました。

 

奇妙な中庭

ちなみに、美麗都大厦は3Fから上は口の字型のビルになっており、中庭…と言っていいのか判らないんですが、そんなスペースがあります。

見上げる空は見事に四角い。
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この室外機の取り付け方にも「らしい」雰囲気を感じます。
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問題の中庭…はもはやただのゴミ貯め…キレイにすればいい雰囲気だろうに勿体ない…。150601_205106_001

・「G」やら「N」やらここから大量に発生してますよね、きっと。香港の人は気にならないのでしょうか
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そして、3Fの階段脇から下を覗くとトタン??
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このトタン部分が何なのかは、結局判らなかったのですが、ただ、ここから下は店舗フロアとなっているんですよね。ということは、トタンで店舗領域を増やしてるってことでしょうか??ここは謎のままにしておきましょう。

さて、居心地が良さそうに見えたAMR HOSTELですが、ここの宿は隣が工事中らしく、昼間はドリルの音が結構うるさかったんですよね。まぁ、それだけなら我慢が出来たのですが、またも、週末です。なんと、土日は250H$(3800円)だと言われてしまいました。そんなの、いくらなんでも高すぎですよね。もちろん移動すると宣言。慌てたオーナーがいくらならいいんだと聞いてきたので、週末にかこつけてぼったくってきたと判断し、これ以上は交渉に応じませんでした。

 

第三の宿 Hotel Skycity

移動先は、再びの重慶大厦です。今回は高層階の13Fです。
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まぁ、景色が見えたところででしたが。
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セキュリティもしっかりしてました。
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水、電子レンジが共有の設備として置いてあります。これはポイント高いっ!!
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メインの廊下、キレイですね。
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ワタクシが宿泊した部屋はこんな感じです。
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今までで一番清潔な部屋でした。
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なんと、プライベート冷蔵庫付きです。
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香港のこうした安宿で窓があるのは本当に稀です。
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こちらの宿、窓ありエアコンありでアメニティも充実しており、今までの宿とはグレードが違う気がするのですが、お値段は交渉しまくった結果、180H$(約2800円)となりました。週末でこのグレードの宿でこの値段なら大したものです。
下のフロアを工事していましたが、防音も入っているのか全くうるさくありませんでした。また、流石の高層階、Gを一度も見ることはありませんでしたよ!!本当に居心地が良かったです笑

 

>Hotel Skycityの予約ページへ進む

 

重慶大厦が「上級者向け」と言われる理由

はい、もう早い段階で結論は出ていたのですが、ワタクシの個人的な観点から言うと、全く上級者向けとは思いませんでした。むしろ、イージーな方だとさえも思います。
ではなぜ上級者向けと言われるのか…いや、もう、もはや、単純に見た目の問題なんじゃないの??
というのも、重慶大厦…建物自体が古いせいか、いろいろな生活の知恵が織り込まれているのですが、その生活の知恵が、どうも、ぶっ飛んでいると言いますか…。

足場がドアっ!!!

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そして脇道にも大量のドア…。足場にしているドアが折れても、換えならいくらでもあります。
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ひっきりなしに工事しているためか、組み上げられたままの足場。
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不安をあおるポスター。
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外からの雰囲気は、やっぱりちょっとイカツイですよね。
それから、とにかくいろんなフロアで工事をやっていました。

部屋を作っているようですね。
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階段室にも工事用具が置いてあることが多いです。
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こういった、工事関係のイカツイ人たちの出入りが、また余計に傍から見たときに異物感を感じるのかもしれません。

 

「重慶大厦」と「九龍城」の関係

と…しかし、よくよく考えてみると、冒頭で「以前は犯罪の温床であると言われ長らく治安面で不安を抱えていた」…とWikipedia先生が言っていたのでした。リトルインディアな雰囲気に絆されて、すっかり馴染んでしまっていましたが、アレは一体何だったのでしょう。
そこで、少しだけ香港のアンダーグラウンドな歴史の部分ひも解いてみましょう。

香港にはその昔、九龍城という超巨大なビルがあったんですよ。当時、香港はイギリス領だったのですが、この建物だけは中国政府管理下にあり、しかし中国の管理が全く機能していなかったため、香港マフィアの温床と言われていました。
と、この辺りの経緯は再びWikipedia先生に説明していただいた方が判りやすくてよさそうです。

以下抜粋

 

九龍城
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"Kowloon Walled City" by Author: Jidanni - Edit of Image:19890327hk.jpg by Stevage. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

香港で一般的に「九龍城砦」と呼ばれてきたが、正式名称は「九龍寨城」(きゅうりゅうさいじょう)という。
1898年、イギリスが清朝から香港島や九龍に隣接する新界、及びランタオ島をはじめとする香港周辺200余りの島嶼部を99年間租借。九龍城砦は新界地区に所在していたが、例外として租借地から除外され清の飛び地となる。後にイギリスの圧力で清軍・官吏等が排除されてしまい、以後中国大陸が中国国民党率いる中華民国となって以降も、事実上どこの国の法も及ばない不管理地帯となる。
1940年代の中国内戦と、1949年の中国共産党率いる中華人民共和国の樹立により、香港政庁の力が及ばないこの場所に中国大陸からの流民がなだれ込みバラックを建設、その後スラム街として肥大化する。
1960年代から1970年代には高層RC構造建築に建て替わるものの、無計画な増築による複雑な建築構造と、どの国の主権も及ばずに半ば放置された環境から「東洋のカスバ」(アルジェのカスバ参照)、「東洋の魔窟」と呼ばれ、「アジアン・カオス」の象徴的存在となっていた。
しかし1984年の英中共同声明により香港が1997年に中華人民共和国に移譲、返還されることが確定すると1987年には香港政庁が九龍城砦を取り壊し、住民を強制移住させる方針を発表。 1993年から1994年にかけて取り壊し工事が行われ、その後すぐに行われた再開発後に九龍寨城公園 (Kowloon Walled City Park) が造成された。

 

って、ここまでの話には、全く重慶大厦は関係なさそうに感じますよね。
ところが九龍
城解体後、ここ重慶大厦が表舞台…いやむしろ裏舞台に立ちます。行き場をなくしたアンダーグラウンダーにとって、重慶大厦は九龍城の実質的な、後継的立ち位置となるのです。実際のところ、2000年頃までは犯罪の温床となり、治安が悪く近づけたもんじゃなかったようです。
もう、実際に反抗期かってくらいに、手がつけられなかった時期があるようなんですよ、重慶大厦にも。荒れてたんですね、きっと、若かりし頃の
重慶大厦は…。
しかし、まぁ、当然ながらそれも昔の話です。現在では2008年の規制強化などを経て、治安はかなり回復しています。実際に行ってみた感想は、どう見てもただのリトルインディアです、ここ。
それでも、未だに上級者向けと言われる所以は、やっぱり見た目だけだった訳ではなくて、荒れてた頃の昔話が伝説と化し、未だにあたかも香港マフィアが仕切っているアンダーグラウンドな場所…といった雰囲気が醸し出されているからではないでしょうか。

 

それでも重慶大厦に泊まる価値はある

歴史的な部分を知ってしまうとちょっとぐっと来るところがありますが、それも昔の話。ってゆーか、ワタクシ、何も知らずに滞在してましたので…もし香港に滞在されるのであれば、そんな過去も今は今と割り切って、重慶大厦に泊まる価値はあると思います。
と、言うのも、重慶大厦は
尖沙咀(チムサーチョイ)地区のど真ん中に位置しているため、非常に便利な場所にあるんですよ。

重慶大厦の正面からみた風景。横断歩道を渡った左側に地下鉄の駅があります。
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中心部なので人混みはなかなかですね。
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掻き分けて港の方へ行くと…
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こんな夜景が待っています!!
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それから重慶大厦の裏側には、香港のローカルたちで賑わっている麺屋があります。
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メニューはこちら。
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チャーシューやしっかり煮込まれたホルモンが見えます。この味付けが、たまらなく美味いっ!!
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ワタクシのお気に入りは牛肚撈麺(なんて読むのかは判りません)。
普通盛りが37H$(約600円)、大盛りが42H$(約650円)でした。ここのお店の麺はかなり固麺で、九州人のワタクシにはかなりツボ。乗っているお肉は、牛のホルモン、ハチノスです。これが絶品に美味しいんですよ。

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本当におススメです。

 

重慶大厦は怖くない

と、最終的にはただの食レポみたいになってしまいましたが、世界新聞フリークスの皆様、そんなに肩に力入れないでも重慶大厦には泊まれるってことは伝わりましたよね?

ただ、まぁ、歓楽街の中心に位置してますから、それなりの獲り物を数回目撃することがありました。それも真昼間に…。
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まぁ、確認したところ、麻薬不法所持ばかりのようですし、それはどこの安宿街でも同じことかなと思います。それなりに気は抜かければ大丈夫ですよ!笑

 

さて、今回の重慶大厦編、いかがだったでしょうか。
ワタクシは今日も元気に旅をしています。

今どこで何しているかはこちらのブログでチェックしてみてください。

それでは、世界のどこかでまたお会いしましょう!!

 

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