酒好きは刮目せよ!これがグルジアの名物宿「スリコ」の飲みっぷりだ。

2015.05.11 11:00 
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安宿ミシュラン番外編です

こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周中の僕は、現在この辺りに居ます(ようやくヨーロッパに突入しました)

 

今まで僕は安宿ミシュランと銘打って旅した国々の個性的な宿をご紹介してきました。

第一弾・安宿ミシュラン☆☆☆ インドネシア編
第二弾・安宿ミシュラン☆☆☆ マレーシア・シンガポール編
第三弾・安宿ミシュラン☆☆☆ ラオスのなめくじ宿ほか
第四弾・あなたが憧れる「カオスなインド」はバングラデシュにある
第五弾・団地に泊まろう in中央アジア【安宿ミシュラン】

今回は番外編として、つい最近グルジア(ジョージア)で泊まった素敵な宿を一軒だけご紹介させて頂きます。

 

グルジア(ジョージア)とは?

西アジア北端の南コーカサス地方に位置する共和制国家である。首都はトビリシ。東ヨーロッパに含められることもある。旧ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンの出身地であり、連邦構成国のひとつであったが1991年に独立した。日本国政府は2015年4月22日からジョージアへ呼称を変更している(Wikipediaより引用)。

 

☆の見方
星なし…二度と泊まりたくない
☆…可もなく不可もなく
☆☆…また泊まりたい
☆☆☆…夢に出てくるレベル

 

「人間世界遺産」が暮らす宿

今回僕が訪れたのがこちらのお宅です。一見するとごくごく普通の民家ですが、ここは「人間世界遺産」と呼ばれる強烈なキャラクターで親しまれているスリコさんという有名人が暮らし、世界中から旅人が集まる宿なのです。

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スリコ・メディコの家・クタイシ ☆☆☆

値段:朝夕食付で30ラリ(約1542円)
部屋タイプ:ドミトリー
清潔感:綺麗
セキュリティ:
Wi-Fi:全域
トイレ・バス:共同
住所: Tbilisi St, 3rd Lane, #6, Kutaisi

 

グルジア(ジョージア)西部の都市クタイシの中心街から歩いて約15分、周りは閑静な住宅街でした。
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中に入ると一室にベッドが並べられていましたが、受付がある訳でもなく、やっぱりごく普通のご家庭にお邪魔したような感じです。
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人間世界遺産現る!

残念ながら到着時に人間世界遺産の姿は見えず。宿に荷物を置いて、世界遺産にも登録されているバグラティ大聖堂を観に行ってみる事に。宿からは歩いて30分程度。
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そして夕方になって戻ってみると……庭にいた男性と目が合いました。気が付くや否や目を輝かせて挨拶してくれた彼こそが、人間世界遺産と呼ばれるスリコさんでした。写真の右がスリコさん、左が奥さんのメディコさん。
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5分に一回のペースで乾杯!

スリコさんに誘われリビングに入ると、テーブルの上に謎のツノが置かれました。これ、お酒を飲む為の杯なのです。一度お酒を注がれると飲み干すまで置けないという、この地方に古くから伝わるアイディア商品です。
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小さいのはチャチャと呼ばれるブドウから作られる蒸留酒(アルコール度数40%以上でかなりきつい)用です。
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まだ日が落ちないうちから酒宴が始まり、5分に一回くらいのペースで乾杯の音頭が続きます。三人で腕を組んでガマルジョース(カンパーイ)!
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余談ですが酒宴のBGMは日本人の旅人から貰ったという童謡のカセット。右にはハイテンションのスリコさん、左からはどんぐりころころおよげ!たいやきくんが流れて来るというシュールな状況ですが、彼の日本好きが窺える出来事でした。彼のお気に入りは北風小僧の寒太郎のようです。
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スリコは生粋のエンターテイナー!

世界中から訪れた旅人とお酒を飲むのが大好きなスリコさんですが、なぜ「人間世界遺産」と呼ばれるのでしょうか。酒宴が始まってテンションが上がって来たようです。ワインが入ったグラスに手で蓋をして引っくり返し、隙間から飲み始めました。
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更に、ある時はワインが入った容器を床に置き、脚を広げ……
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容器を口だけで持ち上げました!
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そして赤と白のワインが入ったグラスを持って同時に飲み始めました。ブラボー!これらは彼のレパートリーの一部に過ぎません。ただお酒を飲むだけでなく旅人を楽しませてくれるエンターテイナー性が人間世界遺産と呼ばれる由縁なのです。
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秘密の地下室でも…飲む

さて、酒宴はまだまだ続きます。食事の合間に世界地図が描かれた地下室にも連れて行ってくれました。ここでもやっぱりワインを飲みます。
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僕の表情をご覧下さい。だいぶ酔っ払ってきています。
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お酒が苦手な人には、美味しい手料理

夜になるとメディコさんお手製の料理が食卓に並びます。お酒が苦手な人にはお料理を勧めてくれる事でしょう。食事も中盤になるとスリコさんはベッドに行ってしまうので、僕達も肝臓を休めながら食事を頂く……つもりだったんですが、スリコさんのお酒の勢いには呆れ気味なメディコさんも、ちょくちょくワインを勧めてくるので15~20分に一度くらいのペースで乾杯が続きます。夫婦揃って飲ませ上手(笑)
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宴は終わらない!朝からバーベキューと酒!

二日目の朝8時半、目を覚ますと微かに煙の匂いが……地下室には煙が立ち込めていました。
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なんとスリコさんが地下室でシャシュリクを焼いていたのです!僕達の為に朝6時から肉を買いに行って支度をしてくれていたそうです。
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き上がるのを一緒に待ちながら……起きて10分も経たずにワインとチャチャ!お陰でこの日の街巡りはうつろな目でバスを探す事から始まりましたが、だいぶ肝臓が鍛えられた気がします。
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愛に溢れた理想の夫婦

家の中には二人が若い頃の写真が飾られていました。
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そしてこちらが現在のお二人。
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メディコさんが横を通る度に「アイラブユ~」とキスをせがみ、それに対して「エブリデー・ドリンク!プロブレム!」と呆れながらスリコさんの耳を引っ張るメディコさん。毎日繰り返されるこのやり取りが微笑ましくてなりませんでした。
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噂では70歳を超えているそうですが、少年のように陽気なスリコさんと、呆れながらも嬉しそうなメディコさん。長い年月を一緒に過ごしてもラブラブで居られるって素敵な事ですよね。スリコさんのショータイムだけでなく、この二人のやり取りこそ人間世界遺産と呼ぶに相応しいのではないでしょうか。
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二人に会う為だけにグルジアに来たい

旅人の間でも「おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったみたい!」と評判が高いスリコ・メディコの家。たった三日間の滞在でしたが、昔の写真も見たせいか、まるで昔から知っているかのような錯覚を覚え、僕もすっかり「孫(息子?)」の一人になってしまいました。これからも二人がいつまでも健康で沢山の「孫」を作ってれる事を願っています。「この二人に会う為だけにまたこの国に来たい!」、そう思える素敵な宿でした

 

※この記事に掲載している宿の料金・情報は2015年5月時点のものです。

文・写真:植竹智裕
HP:週刊!植竹智裕の気ままに世界探検ブログ

 




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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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