エジプトのスフィンクスが見つめるケンタッキーにはスフィンクスのエサっぽいメニューがありました。
こんにちは!旅する理科教師ぞーしきです。
みなさん、かつて一時代を築いたTV番組「トリビアの泉」を覚えているでしょうか?今回、そこで有名になった「スフィンクスの目線の先にはケンタッキーがある」というトリビアを、実際に自分の目で確かめてきました。さらに、そのケンタッキーにはどんなメニューが置いてあるのかも確認してきたので報告します。
場所はここ、首都カイロからバスで45分程のギザという地域にあります。
スフィンクスとは?
スフィンクス(Sphinx)は、エジプト神話やギリシア神話、メソポタミア神話などに登場する、ライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物。wikipediaより引用
地元の人はピラミッドでピクニック
入場ゲートをくぐるとすぐに、ピラミッドと、今回のお目当てのスフィンクスが見えます。砂漠の中にピラミッドが孤立していると思っていた僕は、ツーリスティックなエントランスに小さな衝撃を受けました。
入場チケットは80エジプトポンド(約1000円)でした。イスラム過激派組織による脅迫メッセージ発出のせいか、観光客は少なかったように感じました。
観光客用のラクダや馬や、お土産の客引きがしつこかったですが、前評判が悪かった(旅人の間でエジプトはインド、モロッコとともに三大ウザい国とされている)せいもあり、意外とエジプト人はいい人達に感じました。客引きの定番の日本語ギャグは「山本山」でした。
僕がここで一番驚いたのは、ピラミッドのすそので弁当を広げて寛いでいる家族がいたことです。ちゃっかり、お昼をごちそうになっちゃいました。
スフィンクスの目線の先には……
では、さっそく検証していきましょう。これがスフィンクスの全貌です。修復中のせいか、前足の長さが異常です。(笑)
スフィンクスの後ろ姿はこのようになります。しっぽはありませんでした。
拡大していきましょう。目線の先には住宅街が立ち並んでいることが確認できます。
さらに拡大すると、確かにスフィンクスの目線の先にお店のようなものが確認できます。しかし、それがいったい何なのか、この写真では判断できません。近くで確認しましょう。一番手前の黄土色の建物がピラミッドの入場ゲートなので、そこまで戻ります。
そして、入場ゲートから撮った写真がこちらです。かの有名なおじさんの顔が垣間見えていますが、木が邪魔にならない角度に移動すると……
ハッキリ、KFCの文字が目に入ります。「スフィンクスの目線の先にはケンタッキーがある」は真実でした。カーネルおじさんの笑顔が(スフィンクスに睨まれて)心なしか引きつっているように感じます。ちなみに屋上にはピザハットが併設していました。
スフィンクスと目が合うのか?
その夜、僕はKFCで美味しいチキンを食べてその様をスフィンクスに見せつけてやろうと決意しました。日本と異なりバーガー系のメニューが豊富でした。
そんな中、僕が購入したのはこちら。カレーピラフの上にチキンが2つ乗っている「ライスミールズのチキン」です。日本にはないメニューがここにはありました。この容器がエサ箱の様に感じませんか?きっと、スフィンクスはこいつを狙っているんでしょう。
さ、長年に渡ってチキンを見続けているだけのスフィンクスに美味しい顔を見せつけてやりましょう。頂きます!味はそのまんま、カレーピラフとケンタッキーのチキンでした。安定した美味しさ、うまし!
窓の外に見える、スフィンクスの顔は嫉妬と憎悪に渦巻いているようでした。
結論
スフィンクスの目線の先にはケンタッキーがあり、「ライスミールズのチキン」というメニューを望んでいるのかも。
ぜひ、みなさんもピラミッドを訪れた際にはケンタッキーでスフィンクスをからかってみるのはいかがでしょうか?
編集長おすすめのスフィンクス近くのホテルが、Pyramids Inn Motel(写真)です。ギザのピラミッドすぐそばに位置するホテルです。客室にはエアコンが備わり、ほとんどの客室からピラミッドの景色を楽しめます。ビュッフェ式朝食を屋上のテラスで毎日提供しています。¥1,797~
編集長おすすめのスフィンクス近くのホテルが、Mena House Hotel(写真)です。ギザの大ピラミッドを見渡すホテルで、広さ1.6ヘクタールの緑豊かな庭園に囲まれています。スパ、フィットネスセンター、プールを併設し、手作りの家具を用いた内装の客室を提供しています。
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