バックパッカーはインドで2千円でどれだけ贅沢できるか?(おすすめ安宿も)

2014.10.08 12:00 
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インドの物価は日本に比べてかなり安い訳ですが、ある貧乏バックパッカーが「たまには贅沢したい!」と1日の旅の予算2000円をまるまる使ってみることにしました。

 

ちょっと贅沢な一日の始まり

こんにちは!気ままに旅する貧乏バックパッカー植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周中の僕は現在インドにいます。
 

 

僕の旅の予算は1日2000円。これをインドルピーに換算すると約1135ルピーです。貧乏バックパッカーにとって、お金の遣り繰りは最重要課題ですが、毎日「出費をどれだけ抑えるか」ばかり気にしても疲れてしまいます。今回はそんな貧乏旅をちょっとだけ楽しくする方法をご紹介します。

それはズバリ「一日の予算限度額まるまる使うつもりで遊ぶ」事です。今回僕は、9月初旬に滞在した紅茶の街ダージリンで「いかに1135ルピー分遊ぶか」と思考を変えて、ちょっと贅沢な一日を過ごす事にしました。

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ダージリンってどんな街?

ダージリンと言えば、お茶の産地として有名なので恐らく聞いた事が無い方はあまりいないと思いますが、どんな街なのか知っている方は少ないのではないでしょうか。
 

ダージリンとは、
「インドの西ベンガル州の都市。ヒマラヤ山脈低部のシワリク丘陵に位置し、平均標高は約 2,134 m 、インドの平野部に比べて冷涼な気候であり、夏は過ごしやすい。イギリス領の時代には、インドに住むイギリス人のための避暑地として栄えた。ダージリン・ティーの栽培で国際的に有名」Wikipediaより引用

 

標高が高いので、夜は毛布を使わないと寒く、昼でも時々肌寒さを感じるほか、住民もネパール系やチベット系が多く、まるでインドとは思えないような場所です。
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どのくらい贅沢できるかは宿代次第

一日の中で一番高くつくのが宿代ですが、僕が滞在した宿はホットシャワー利用可能、公共スペースでのWi-Fi利用無料で250ルピー(約445円)となかなかの好条件。つまり残り885ルピー(約1555円)使えます。
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腹が減っては戦は出来ぬ

午前9時、早速、朝食を食べに街へ繰り出してみましょう。

僕が朝食に選んだのはトゥクパというチベット系の麺料理です。インド料理と違って辛くも無く、野菜もたっぷりです。
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奮発して、インドでよく売られているマンゴージュースも一緒に頼みました。お会計は合わせて70ルピー(約124円)
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絶景を見ながら情報収集

午前10時、食後はノートPCを持って、宿の近くのカフェへ。山の尾根にあるので景色は抜群です。
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斜面に沿って張り付くように建てられた街を見渡しながら情報収集。コーヒー代とWi-Fi利用料合わせて70ルピー(約124円)でした。時間も予算もたっぷり残っています。
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観光も欠かせません

午後1時、情報収集の結果、歩いて30分程のPADMAJA NAIDU HIMALAYAN ZOOLOGICAL PARK(ヒマラヤ動物園)へ行ってみる事にしました。
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場所はこの辺りです。

 

インドに生息するベンガルトラや
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ヒマラヤに生息するクマ、
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レッサーパンダなど珍しい動物がいっぱい。こちらは入場料100ルピー(約177円)でした。
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無料で味わえる茶畑の風景

ダージリンと言えば紅茶です。標高2000メートル程の山の尾根に沿って存在するダージリンの街の斜面には茶畑が広がっています。
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茶畑を歩くだけであれば無料です。運良く茶摘みをする女性たちの姿も見られました。
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昼食もチベット料理

午後4時、お腹が空いてきたので、ダージリンで毎日通い詰めた店へ行ってみましょう。それがクンガという店。
 

 

食べたのはバットゥクというチベット料理。
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朝食べたトゥクパが麺ならば、こちらは小麦粉を丸めて茹でた、すいとんのような具材です。
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メニューでチベタン・バターティーなるものを発見。気になるので飲んでみましたが、ティーの要素は無く、味の薄い塩バタースープのようでした。好き嫌いが分かれる味だと思いますが、こうした未知との遭遇が旅の最も贅沢なポイントなのではないでしょうか。合わせて175ルピー(約308円)。
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ダージリンでティータイム

これまでの出費を振り返ってみると、トータルで665ルピー(1187円)。まだまだ予算(1135ルピー)に余裕があります。

しつこいようですがダージリンと言えば紅茶!紅茶の街に来たからには本場の紅茶が飲みたい!という事でティータイムを楽しむことにしました。行ったのはGLENARY'Sというカフェ。
 

 

ここの窓からの景色も絶景です。
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頼んだのは紅茶と奮発してケーキ2品。
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もちろん紅茶はダージリン・ティーです。Wikipediaによると時に『紅茶のシャンパン』とも呼ばれ、セイロンのウバ、中国のキーマンと並び世界の三大紅茶と称される」とのこと。小さいポットが70ルピー。お会計は130ルピー(約230円)でした。朝食よりも高いですが、まだまだ予算内。
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夕食はインド料理盛り合わせ

午後7時。朝昼にチベット料理を食べたので、夜はインド料理を食べる事にしました。プレートに色々な味のカレーや漬物、チャパティ、ライスが盛り付けられたターリー(定食のようなもの)を頼んでみました。100ルピー(約177円)。色々な味が楽しめてボリューム満点なのでコストパフォーマンスもなかなか高めです。
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ダージリンの夜は早い

ダージリンでは22時頃に閉まる店も多く、日が暮れてからは食事以外これと言ってする事もありません。あっという間に雲に包まれて幻想的だったので、しばらく広場で音楽を聴きながら風景を眺めて、宿に戻り一日を終えました。この日最後の出費は宿に戻ってから飲む水とジュース。出費は52ルピー(約93円)でした。
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貧乏旅行を楽しむ秘訣

この日に使ったお金の内訳は以下の通り。

朝食    70
Wi-Fi(2時間利用)    40
コーヒー    30
入場料    100
昼食    175
宿    250
カフェ    130
夕食    100
ジュース    32
水    20

合計    947ルピー(約1638円)

 

見事に予算内に収まりました!ちょっと贅沢してもこの値段なので、日頃節約すればどれだけ出費を抑えられるかは想像に難くないと思います。毎日予算をいかに切り詰めるかばかり考えていては疲れてしまいますが、時にはこうして一日の予算の限度額まで目一杯使うつもりで遊んでみる事が貧乏バックパッカーが旅を楽しむ秘訣です。

どんなに低予算の旅でもせっかく日本を出たのですから楽しまなければ損です。世の節約派旅行者の皆さん、時には予算目一杯お金を使う事にして旅を思いっきり楽しみましょう!

 

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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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