アメリカのチノ航空博物館に展示されている日本の戦闘機、零戦(ゼロ戦)。しかも実際に飛べるそうです。
飛行機マニア垂涎の空間「チノ航空博物館」へ
お酒と音楽とおねーさんを愛する、少しだけミリタリーオタクな所もあるナシオです。
小説「永遠の0」やジブリアニメ「風立ちぬ」などで再び注目を集めた感のある旧日本軍の戦闘機「ゼロ戦(零式艦上戦闘機)」。
そんなゼロ戦ですが、当時のエンジンで唯一飛行可能な物がカリフォルニア州のチノ航空博物館「Planes Of Fame Air Museum」にありました!
飛行機だらけの館内と、個人的に目玉だったゼロ戦の姿を紹介します(笑)
今回紹介するカリフォルニア州にあるチノ航空博物館、通称「Planes Of Fame Air Museum」はロサンゼルス中心部から車でおよそ1時間半の場所にありました。
兵舎か倉庫のように見える、かまぼこ型の建物が印象的な博物館のエントランスです。
こちらの飛行機は第二次大戦時のアメリカの戦略爆撃機B-17フライングフォートレスとの事。それにしてもいきなりこんなに存在感のある飛行機を目にして博物館の中に入る前からテンションが上がります。
入場料(11ドル)を払って中へと進んで行くのですが、広い館内で迷いやすいからでしょうか無料の地図をもらえます。
地図を片手に館内の探検開始です!
まあ飛行機だらけ
館内を歩き始めてすぐ飛行機の姿を目にすることが出来ました。少しクラッシックなフォルムの P-26Aというアメリカの戦闘機。
こちらはジェット機の格納庫エリアで所せましと並んでいる飛行機たちの姿。
どうやってコレだけ上手く飛行機を格納したのか気になります(笑)
いったいどれだけの飛行機があるのでしょうか…。
飛行機を飾るだけでなく、直しちゃうチノ航空博物館
少し話を聞いたところ、この飛行機はいずれレストア(老朽化したものを復旧・復活させる作業)されると言う話。
しかもこの博物館のすごい所は、形だけを復旧・復活させるだけでなく実際に飛行可能な状態まで直してしまう所でした。
このMiG-15と言うソ連製の戦闘機はおよそ70年前のモデルですが、この博物館でレストアされて飛行可能な状態にあると言う事です。
日本のゼロ戦も飛べるようにしちゃうチノ航空博物館
博物館や有志の寄付・技術力でいくつもの飛行機を蘇らせてきたこの博物館では、旧日本軍の傑作機と名高い「ゼロ戦(零式艦上戦闘機52型)」までもがレストアされていました。
小説「永遠の0」やジブリアニメの「風立ちぬ」で再び注目が集まった感のあるゼロ戦ですが、この博物館に展示されている機体はオリジナルのエンジンを搭載した唯一飛行可能な機体なのです
かなり貴重な存在であるこのゼロ戦、細部までこだわった修復がなされているようでした。まさか弾は出ないと思いますが機関砲の銃身の姿もあります。
このゼロ戦を復活させた技術者たちの情熱を感じます。塗装もきれいになされているせいか美しいとすら感じてしまいました。
チノ航空博物館でちょっと胸が熱くなる
ちなみにこのゼロ戦、映画「パールハーバー」に出演した事もあるそうです。かつては敵だったアメリカで、非常に手をかけられ愛されているように思えるゼロ戦の姿を目にして何だか胸が熱くなりました。
ただ飾るだけでなく、手間暇をかけて直し古い飛行機を飛行可能にしてしまうチノ航空博物館のスタイルも素晴らしいものです。飛行機に対する愛を感じずにはいられない博物館でした。
2017年、5月6・7日にはチノ航空博物館が主催する航空ショーが行われるようです。チラシを見た限りではこのゼロ戦の姿が描かれていたので、当日ゼロ戦が空を飛ぶ姿を目にする事が出来るかもしれませんね!
以上、アメリカ・カリフォルニアからナシオがお伝えしました!
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