トレッキングでダウンし、ネパールのポカラにて夫婦で入院することに。しかしそこは外国人に特化した、ゲストハウスを凌ぐ待遇の病院だったのです…。
トレッキングのために訪れたネパールで入院
こんにちは!新婚旅行で世界一周中のNO TRAVEL NO Life、大地と涼です。連載第18回目は、ネパールからお伝えさせていただきます。
さて、前回紹介した光のお祭り「ティハール」の翌日、トレッキングにスタートした僕たち。しかし、始まって間のなくすると妻の涼が…!
今回は、トレッキング中に体調を崩し、夫婦で5日間ネパールで入院することになってしまったお話です。
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ネパールでトレッキングに初挑戦!
トレッキングガイドのディペンさんの家から山の中腹を目指し、5時間ほど歩くコースでした。コースは途中でリタイアする人はほとんどおらず、初心者の人でも楽しめるコースと聞いていました。
トレッキングがスタートして30分…
その時は、あっけなく訪れました。
お世話になったディペンさんのご家族にお礼を伝え、ディペンさんと3人で元気よくスタートした30分後、涼の咳が止まらなくなりました。
トレッキングをスタートしたというか、ディペンさんの家から実際にトレッキングする山に向う途中だったので、正確にはトレッキングはスタートすらしていなかったかも知れません。
少し休憩した後、もう一度仕切り直して歩き始めたのですが、5分もしないうちに涼の咳が出始め歩くことがとても辛そうでした。
しぶしぶリタイア
これでは全く楽しむことができないと思い、僕は妻の涼にトレッキングをやめることを提案しました。次の日は今日よりも長い時間を歩かなくてはいけません…。
しかし今回のトレッキングは、世界一周出発前から夫婦でチャレンジしたかったことでもあり、涼は大丈夫と言って聞きません。僕はその気持ちもわからなくありませんでした。
ガイドのディペンさんはそんな僕らの気持ちを汲み取ってくれたのか、宿の近くまで車を使っていくなど様々な案を出してくれましたが、ひとまず家に戻ることになりました。
リタイア翌日、ネパールで入院することに
次の日を迎えても涼の体調は悪化する一方だったので、僕たちはトレッキングを諦め、ディペンさんの家から1時間のポカラの病院に行くことを決断しました。
INTERNATIONAL MEDICARE
Baidam-6, Lakeside, Pokhara, Nepal
病院に着き、先生に診察してもらうと高山病などではなく、細菌性の炎症を起こしているということでした。
先生「それでは、この薬と点滴をすることにします。今日はここに泊まってください!」
大地「本当にこの病院で大丈夫なの?」
涼「ポカラではここが一番いいみたいだけど…。」
先生から薬や点滴の説明を受けましたが、元看護師の涼もあまり理解できていませんでした。
それでも先生は僕たちに安心して大丈夫だよ!というかのようにゆっくりとした英語で何度も説明してくれました。すると…
先生「君も少し咳をしているね!」
先生にそう言われて、僕も診察してもらうと熱が38度もありました。病院について安心したのか、体が一気に怠くなり僕も体調を崩してしまいました。
ネパールで体調を崩した時のルール
ネパールでは体調を崩した時は頭を冷やしてはいけない!と言われ、ニット帽をずっとかぶるように言われました。水分補給の際は水はダメで、必ずお湯を飲むようにして、喉を冷やさないようにしなさいと言われました。
こうして、僕たち2人はネパールの病院に5日間、夫婦で入院することになってしまいました…。
神対応なネパールの病院
しかし、ネパールの病院では、不安は必要ないものでした。
「お湯はまだあるか?何かあったらいつでも言ってくれ!」
「ご飯はここから選んで、もし好きなものがなければ日本食を買ってくることもできるよ!」
「僕は24時間ここにいるから安心して!」
「ここは病院じゃない、自分の家だと思ってリラックスしてくれ!」と言ってくれる先生のもと、僕たちがネパールで泊まったどのゲストハウスよりも広い病室で、本当にゆっくりとさせてもらいました。
ちなみにこの病院「INTERNATIONAL MEDICARE」は、世界中の旅人がトレッキングで高山病になり体調を崩した時によく活躍する病院だそうです!体調が良くなった患者さんからの感謝の手紙が所狭しと貼られていました。
ちなみに、トレッキングガイドのディペンさんも毎日病院に来てくれていました。
レストランみたいな病院食
病院のご飯はこのメニューから毎食、好きなものを注文できます!
ご飯の味付けは薄めで、自分で塩加減を調整するスタイル。フライドポテトはちょっと少なめですが、これも僕たちの体調を考えてくれてのことなのかもしれません。
幸いにも食欲のあった僕たちに先生は美味しいものを食べて、ゆっくり寝た方がいいと日本食を作っているレストランにおにぎりやカレーなどを注文してくれました。
ネパールでトレッキングはできなかったけれど…
ネパールの看護師さんは本当に優しく、僕たちが安心できるように至れり尽くせりの対応をしてくれました。
体調不良の原因ははっきりわかりませんでしたが、長旅の疲れや標高差などいろんな要素が相まって、今回のようなことになってしまったのだと思います。
結果的にネパールでトレッキングはできなかったので残念でしたが、異国の地で不安な時にとても温かくしてくれたことに本当に感謝しています。
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