海外のマックに行った時のお楽しみと言えばやっぱり……ご当地メニューですが、なんと、中米コスタリカのマックに「赤飯」が!そのお味とは?
赤飯は朝マック限定
部活帰りにコンビニの赤飯おにぎりを買い占めていたのは僕です。デスクです。
たとえコンビニで売られるようになっても赤飯は、日本人にとって特別な食べ物だと思うんです。そもそもお祝い事の食べ物ですし、何よりあのもち米のモチモチ感にほんのり香る塩っけと……って赤飯の味を表現するのって難しいですね。
そんな赤飯が、コスタリカで朝マック限定で提供されているという噂をキャッチした僕は混乱しました。コスタリカに赤飯だって?しかも朝?日本で朝から赤飯を食べるというのは、よっぽどのレッドライサー(=僕)くらいのものだ……。
コスタリカはここ
赤飯ありますか?
サンホセの中心部はこんな感じ。「中米の優等生」と呼ばれる国の首都だけあって、他の中米諸国とは一戦を画す整備された街並。
当時(2012年)、サンホセに6軒のマックを確認したのですが、中央公園近くのココに入ります。
朝から並んでます。
ちなみに、現地人いわく「コスタリカ人はジャンクフードが大好き」なので、ケンタッキー、サブウェイ、ピザハット、バーガーキングなどがこぞって店を展開しています。
写真中の「Desayuno」はスペイン語で「朝食」の意味です。
えーと、赤飯、赤飯と…
ありました!コスタリカの赤飯は「ガジョピント」と呼ばれるので、「McPinto」で間違いないでしょう。2550コロン(約390円)。
店内は清潔に保たれていますが、ちょっと殺風景。奥のスペースの使い方、贅沢ですね…。
赤飯じゃなくて「黒飯」
さて、赤飯です。かなり大きな容器に入っています。ちなみに左下にあるのが…
トルティーヤ。トルティーヤといえば、メキシコのイメージが強いですが、中米諸国では何にでもトルティーヤがついてきます。
そして……
フタを開けると…黒い!これじゃまるで、黒飯じゃないか!!聞いてない!
二卵性双生児の赤飯
……少し落ち着いたところで観察してみると、たしかに小豆が入っています。
恐る恐る食べてみると……
うん、甘辛い味がついていますが、赤飯です。
それにしても……味が濃い!かなりニンニクが効いてます。ご覧のように米ももち米ではなく、ピラフに近い感じです。コスタリカ人はこんなに濃いものを朝から食べるのか……。
現地の料理人いわく、「ガジョピント」はコスタリカでは定番の朝食とのこと。日本のように小豆とご飯を一緒に炊くのではなく、煮た小豆とご飯を混ぜて作ることが多いようです。その際、ウスターソース、ニンニク、ハーブなどを入れて味付けをするそうです。
こりゃ、日本の赤飯とは二卵性双生児といったところでしょうか。
ちなみに、ガジョピントの上に添えられているこれ。焼きバナナです。中南米の人はホント、焼きバナナが好きです。
参照:1番おいしいバナナの調理法を決めよう
これも含めトルティーヤに全部乗せして食べたらもう、大喧嘩……。
そして僕は、静かに店を後にしました。
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