日本で理学療法士として働いていた1人のアラサー女性が旅に出た理由とは。彼女はなぜ旅を続けるのか?
おなじみ世界一周アラサー女子、YUNAに色々聞いてみました。インドに滞在中で劣悪な電波状況の中、ぶっちゃけ話してくれました。
YUNA 1985年生まれ
旅のスタイル/期間
世界一周/1年半
ルート
北米→中米→南米→ヨーロッパ(今ココ)→中東→アジア
YUNAのバックパックの中身はこちら
「飛ばされた」のがきっかけ
ーーいつから旅に出たいと思っていたんですか?
学生の時からずっと行きたいと思っていたんです。(旅に出る前)私は病院で理学療法士(リハビリを手伝う人)をやっていたんですが、学生時代は専門の学校に行っていたので、実習とかで忙しくて。いざ、理学療法士になったら、資格を取ってステップアップしていくのが当たり前の世界で、やっぱり時間がなくて……。
ーーそんな中、なぜ仕事を辞めたんですか?
色々あるけど……一番大きいのは人間関係ですかね……。職場が独裁に近い状態でして、3年目に「これはもう理解できない」という瞬間があって、(上司と)衝突しました。そしたら、(部署内で)飛ばされたんですよ(笑)。結局5年働いたんですが、それが(旅に)「行こう」というきっかけになりました。
ーー理学療法士という職業にはどんな想いがありましたか?
やりがいはありましたよ。(患者さんは)みんながみんな良くなる訳ではないけど、良くなった姿を見ると毎回「よかったなぁ」って思いましたし……。
あとは、仕事ですごくたくさんの、みんなが知らないような病気を見てきて、私は「できる」のにチャレンジしないことがすごくもったいないことだと感じるようになって。旅に出た理由のひとつになりました。
@クロアチア
「南米の人は陽気」って嘘
ーー今、旅をしていて、一番面白いことは何ですか?
やっぱり、知らなかったことを知れる面白さじゃないですか。私は特に、人に何か言われても信じないタイプで、痛い目に遭ってから「(そういや)あんなこと言われたなぁ」ってタイプなので、旅で見たものがそのまま経験になっているという実感があります。
ーー例えば、どんなことが印象的でしたか?
よく、日本では「南米の人は陽気」とか言いますよね。あれはほんと違うなぁって思います。私は旅でスペイン人と会うことが多いんですけど、仲良くなれる人とはなれるし、なれない人はびっくりするくらいなれない(笑)。当たり前なんですけど、同じ国でもそれぞれ個性があって、一くくりにできないなぁって。
@アルゼンチン
なんで旅してるの?
ーー当初、2014年6月で旅を終える予定だったそうですが、半年旅を延長した理由は?
私は南米に一番興味があって、当初2〜3ヶ月と考えていたんですが、全く足りなくて……。結局半年いることになって、そのしわ寄せが今きている感じです。
ーー今この瞬間に「なんで旅しているの?」って聞かれたら、何て答えます?
やりたいことがあるから……ですね。今いるインドではボランティアをする目的があるし、リシュケシュでヨガもやりたい。ラオスで病院を立ち上げた知人に会って話も聞きたいし……。もっとありますけど、細々挙げて行きます?(笑)
ーー旅から帰った後のことって考えています?
帰ったら否が応でも働かないといけないのですが、(旅の)前と同じ生活っていうのもどうなんやろうと思います。
リタイアした日本人の海外移住が増えているというニュースを聞いて、「現地に日本人の理学療法士が必要だろうなぁ」とか、日本が海外からの理学療法士を受け入れようとしているという話を聞いて、「(業界に)英語を喋れる人がもっと必要だよなぁ」とか。そんなとりとめもないことを、ひとりで考えています。
それでも、(帰ったら)そういう考え方ができる人と働かないと駄目だし、海外とのかかわりはもって働き続けたいですね。
写真:YUNA
文:デスク
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