サル、コウモリ、コブラを食べる inジャカルタ

2014.06.16 18:00 
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イスラム教徒は豚肉を食べません。ヒンドゥー教徒は牛を食べません。このように、世界には食のタブーがたくさんあります。では、日本人にとっての食のタブーとは?日本の食の常識、覆してみました。

 

ゲテモノ体験は旅の楽しみ

こんにちは!気ままに旅するライター植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在この辺りにいます。

 

旅するライターの豊永さん香港でヘビを食べました。ぞーしき君タイで虫を食べました。そして実は僕も無類のゲテモノ好き。行った先々で、必ず「地名・ゲテモノ」でその土地土地のゲテモノや珍味を探すようにしています。そして、インドネシアの首都ジャカルタに滞在中、「ゲテモノ通り」の情報を入手したので行ってみました。

 

ジャカルタの北部にあるゲテモノ街へ

早速向かったのはMANGGA BESARという通り。同じ名前の鉄道駅があるのでアクセスも便利です。

 

怪しげな食堂でゲテモノに挑戦

まず訪れたのはISTANA RAJA KOBRAというお店。駅から徒歩5分です。
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住所:Jalan Mangga Besar Raya 93 C, Tamansari Kota Jakarta Barat, DKI Jakarta 11170

 

15時頃に入った際は、利用客はいませんでした。何やら怪しげな店内。
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大蛇と少女が戯れている色褪せた写真が、怪しさを更に引き立たせています。
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ヘビ革製品も売られています。
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サルとコウモリの肉に挑戦!

メニューを見てみると……Biawak(トカゲ)、Cobra(コブラ)、Ular(ヘビ)、Kalong(コウモリ)、Monyet(サル)、Tokek(ヤモリ)、Buaya(ワニ)、Kelinci(ウサギ)などなど、日本では一般的に食されない物ばかり。それどころか嫌悪感を示す人の方が多いのではないでしょうか?これは期待大です。IMG_4523

 

コブラを注文してみましたが、品切れ中との事……残念。値段が高かった為、味の想像がつかない物狙いで、今回はサルの揚げ物とコウモリのサテ(串焼き)を注文してみました。

 

まずはコウモリのサテ。10本で75000ルピア(約650円)なり。
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値段の割に、パサパサしていて身が少なく、ソースが濃いので臭みもよくわかりません。一度食べればいいかな……。
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そして、我々人類と同じ仲間のサルの揚げ物。60000ルピア(約540円)なり。
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お味は……こちらも衣に味が付いているので臭みはありませんが、パサパサしていて骨だらけでした……。こちらも二回目食べたいと思えるような味ではありませんでした。
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腰の辺りにありそうな骨(昔、理科の授業で見た事があるような気がします)。肉の味自体は普通だったので抵抗無く食べられましたが、齧ってみて人間と似たような骨が出て来た時は、さすがに少しげんなりしました……。
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屋台でもゲテモノ販売中

今回、残念ながら売り切れで食べられなかったコブラ。でも心配は要りません。この通りには夕方になると屋台が並び、その中にはコブラの絵が描かれたお店も数軒並びます。
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近くに行ってみると、横に檻があり……
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その中にはおびただしい数のヘビ。
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頼むと15000ルピア(約130円)でコブラを檻から出して見せてくれます。コブラと言えば平たく広がった首元が特徴的ですが、これが見られるのは威嚇している時だけだそうです。
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注文してみると、その場で解体が始まりました。
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白身の肉を手際よく串に刺して焼き、
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サテにして食べます。
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​肉に臭みがあるのか、サテのソースに加えて刻んだ玉ねぎや青唐辛子・赤唐辛子が添えられています。
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お味は……これはうまい!食感はコリコリしていて、味付けもスパイシーなのでビールによく合いそうな逸品です。お値段も10本で20000ルピア(約180円)と良心的。これはまた食べたい!
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日本は食のタブーだらけ!?

インドネシアは世界最大のイスラム人口国(Wikipediaより引用)です。イスラム教徒は豚肉を食べません。日本人からすると、損しているように思えてしまいますが、もしかしたら日本は彼ら以上に食のタブーを作り出しているのかも知れません。

普段味わえないような経験が出来るのが旅の醍醐味。ジャカルタを訪れた際は、思い切って今までの食の常識を覆してみてはいかがでしょうか?あなただけのお気に入りのゲテモノが見つかるかも……?

 

文・写真:植竹智裕
HP:週刊!植竹智裕の気ままに世界探検ブログ

 

 


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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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