メルボルンのダイソーに刀が売ってたので、落武者でハロウィンに参戦してきました。メルボルンのハロウィンのノリをお伝えします。
去年の東京のハロウィンは苦い思い出…メルボルンでリベンジ
こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在オーストラリアのメルボルンで働きながら細々と暮らしております。
(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?」バックナンバーはこちら)
メルボルン
メルボルン(Melbourne)は、オーストラリア・ビクトリア州の州都で、ポート・フィリップ湾に面した港市。オセアニア有数の世界都市。「世界で最も住みやすい都市ランキング」6年連続1位(2011〜)。Wikipedia「メルボルン」「Melbourne」参照。
ドラえもんで挑んだ東京のハロウィン
さて、先月末はハロウィンでした。普段ではできない様なド派手な仮装をして街へ繰り出した方も多いのではないでしょうか?
去年のハロウィンには、ドラえもんの仮装(例年に無い気合の入れ様でした)をして親友と普段とは違う雰囲気を楽しむべく、日本で最も派手にハロウィンを祝う街、渋谷に降り立ったのです……が、
「疲れたから先帰る」という親友の突然の帰宅に、奇抜な格好でひとり東京に取り残されてしまった僕。これじゃあまるで公開処刑です。ひとりでラーメンを食べたり、
ヤケ酒を飲んでコンビ二の前に居た人たちに片っ端から声をかけて写真を撮ったり……。「無理矢理楽しんでやった」感が否めない去年の東京のハロウィンでした。
…2016年、メルボルンにて、いよいよリベンジの時が来ました。
メルボルンのハロウィンの準備はダイソーで
しかし、現在の僕は異国で暮らす身。さすがにハロウィン用の仮装グッズなんて持って来ませんでした。メルボルンの仮装グッズのお店で見つけたローマ帝国兵チックなコスプレ。なかなか気に入りましたが、全てのパーツが別売りで揃えると70ドル以上かかってしまうので断念。
ハロウィンっぽいグッズはメルボルンにあるダイソーにて調達。1つ2.8ドル(約220円)と日本に比べて割高なんですけどね。生傷タトゥーシール。
メルボルンのハロウィンでオリジナリティを出すべく考えた
正直、友達と似たようなボロボロの服を着てゾンビメイクをしてハロウィンを楽しんだ気になっている何のオリジナリティも感じられない輩がとても気に食わないのですが、今回は自分もそうせざるを得ません。…どこかでオリジナリティを出さなければ!
もともと違う国から来た友達に着付けてコミュニケーションツールにしようと持ってきた浴衣があったのでそれを活かす事にしました。
ハロウィン本番へ向け、いざ変身!
結局買ったアイテムはシールと刀と黒い血糊の3点のみ。お値段約665円なり。早速変身してみたらこうなりました。コンセプトは落ち武者という事で。
メルボルンのハロウィンイベント「ゾンビウォーク」に行ってみた
ただ仮装するだけでは物足りないのでメルボルン内で毎年行われるMelbourne Zombie Walkというハロウィンイベントにも参加してみました。
場所は街外れの川沿いにあるBirrarung Marr Park。
西洋からのワーホリ旅行者も多いオーストラリアです。こんなイベントに行ったらゾンビがうじゃうじゃ居るのだろうとワクワクしながら向かった僕が見たのは…がらんとした広場と仮設テント。
仮設テントではチャリティー用で、格安の「赤いシミの付いたシャツ」や仮装グッズが売られていた他、立体的な傷口メイクを施してくれる簡易サロンもありました。お値段10~15ドル。貧乏バックパッカーにはとても勇気の要る値段です。ダイソーで揃えておいて良かった。
ハロウィンを楽しむゾンビ達とマイケルジャクソン
予想に比べたらかなり規模は小さかったものの、それでも徐々に不健康そうな顔をしたゾンビ達が集まってきました。仮装グッズを買う気も無く、メイク済みで、軽食を買う気分でもなかった僕にとってやる事と言えば、集まってきたゾンビ達に声をかけて一緒に写真を撮る事ぐらいでした。
マイケル・ジャクソンのスリラーのPVに出てきそうな方々とも撮らせて頂きました。
……と思ったら、スリラーのPVのマイケルの格好をした犬も居ました。
落武者が目の当たりにしたメルボルンの街中のハロウィン
ゾンビのイベントに行った後は夕方からそのまま仕事(お客さんが食欲を失くさない程度の無難なシールと仮装で出勤)だったので、ゾンビメイクのまま街の中心部で時間を潰しましたが、なんとメルボルン中心部には仮装をしている人が全然居ませんでした。
居た堪れなくなってトイレでゾンビメイクは落としたものの、浴衣を着て歩くだけでも十分目立ちます。2年連続でまさかの公開処刑の気分。
むしろメルボルンでは毎年11月の第1火曜日にメルボルンカップ(競馬大会の日)という州の祝日があり、現地の人達はその前1週間ぐらいは下の写真のようなエレガントな頭飾りを付けたり、正装をするのだそうで、ハロウィンの時期は仮装をした人、正装をした紳士淑女、普段着の人とごちゃごちゃになります。
Photo by Chris Phutully
とはいえメルボルンのハロウィン十分楽しいよ
ハロウィンの仮装をするかメルボルンカップの正装をするかは別にしても、10月暮れのメルボルンは普段と少し違った雰囲気を味わう事が出来ます。もし来年どこかの国でハロウィンの時期を迎える機会がありましたら是非参加してみてはいかがでしょうか?(ある程度日本で揃えておくといいかと思います)。
来年のハロウィンもオーストラリアでどんなネタをこしらえたらいいのか今から(経済的に)心配でしょうがない植竹がお伝え致しました。
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