世界最大のステンドグラスの窓で有名な植物園「コスモビトラル」で、噂のステンドグラスを鑑賞してきました。それだけでなく、園内には日本人の像もあったりと、意外な見所も発見してしまいました。
世界最大級のステンドグラスがある植物園「コスモビトラル」(COSMOVITRAL)
お酒と音楽とおねーさんが大好きなナシオです。
今回はメキシコシティーからバスでおよそ一時間の場所にある街、トルーカの植物園へ行ってきました。その名は「COSMOVITRAL(コスモビトラル)」、そこで見た世界最大級のステンドグラスと日本との意外な関係性にせまります。
コスモビトラルのメインエントランスはこちら。ステンドグラスを隠し切れないこの豪快さ…!
コスモビトラル(Cosmovitral)は、メキシコ・トルーカの植物園にあるステンドグラス壁画の名前(植物園の名前もコスモビトラル)。ステンドグラス壁画の総面積は約3200平方メートル及び、15〜45センチのガラスが約50万枚使用されている。ステンドグラスの窓として世界最大。Wikipedia「Cosmovitral」参照。
コスモビトラル/Cosmovitral
開館日時:日曜日~土曜日10:00~18:00 (休業日不明)
入場料:10ペソ(約55円)
アクセス:トルーカのバスターミナルからコスモビトラルまでは徒歩約30分。※メキシコシティー西方面バスターミナルからトルーカのバスターミナルまでETN社のバスで80ペソ(約440円)。
メインエントランスを通ると「The Sun Man(太陽の人)」と名付けられたステンドグラス作品に迎えられます。
屋内の天井部分もステンドグラス…!ずっと見ていたいけれども首が痛くなります(笑)
ステンドグラスの「コスモビトラル」は造語だそうで、COSMOS・コスモス(宇宙観)とVITRAL・ビトラル(ガラス)を合わせたものだそうです。
壁画の名前はコスモビトラル。それはコスモス(宇宙観)とビトラル(スペイン語でガラスの意)を合わせた言葉である。コスモビトラルの名は現在、建物とアートワークにむけて使われている。作品のテーマは「人間と彼と宇宙との関係」である。Wikipedia「Cosmovitral」参照。
テーマ通りに人々を惹きつける壮大な作品になった訳ですね。
ステンドグラスが存在する前は市場だったコスモビトラル
植物園にも関わらずステンドグラスばかりに目が行ってしまいますが、この建物はもともと市場(メルカド)の建物だったようです。
「9月16日市場(メルカド)、1933年」と銘板にあります。
メキシコでは上の写真のように記念日や人名にちなんだ市場(メルカド)や通りの名前が沢山あります。ちなみにこの9月16日はメキシコがスペインに対する独立戦争の開戦を記念した日だそうです。
この建物は9月16日市場として始まった。1909年から1910年にかけてメキシコ独立100周年を祝う目的で建設された。Wikipedia「Cosmovitral」参照。
市場が植物園になるなんて昔の人は思いもしなかったでしょうね…。
コスモビトラルと日本の意外な関係
世界最大級のステンドグラスも素晴らしいのですが、日本とメキシコの友好関係が見え隠れする植物園でもありました。訪れた日は盆栽の展示会が行われていました。
こちらは常設のコーナーでしょうか?日本庭園エリアがありました。
日本庭園コーナーの端っこ「友情の灯」と書かれた灯篭がありました。
足元の銘板によると…
この「灯篭」は、1979年10月2日の日本国埼玉県とメキシコ合衆国メキシコ州との姉妹提携の盟約締結を記念して、埼玉県民から親愛なるメキシコ州民へ友好の印として贈呈する物です。~以下略~
友情の証がこんな素敵な場所に飾られているなんて埼玉県の人は知っているのでしょうか…?
松田英二さんと言う植物学者の胸像でした。
建物の真ん中には松田英二の胸像がある。メキシコ州の植物の研究に打ち込み、6000種以上の品種の分類を行った日本人植物学者として知られている。Wikipedia「Cosmovitral」参照。
こんな所で活躍していた日本人の方が居たとは…驚きでした。
ステンドグラスに疲れたら、植物観賞
メキシコシティーから近い割にはあまり有名でないトルーカの街ですが、盆栽や日本庭園や植物学者の胸像と、日本に関わりがあったのは意外でした。
ステンドグラス鑑賞に疲れたら植物を眺める…、そんな感じでのんびりコスモビトラルを楽むのがちょうどいいと思えるスポットでした。
以上、メキシコからナシオがお伝えしました!
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