バックパックすら満足に背負えなかったお嬢様キャラの嫁は、世界一周を通じてどんな風に変わり、最後に何を思ったのでしょうか?連載最終回は「嫁の変化10選」をお届け!
こんにちは。夫婦で世界一周しております旅人 草 -tabibito sou-(旦那)です。他人の嫁を通して世界一周しようという心意気ではじまった連載・嫁の観察日記の第16回目。です。
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1年1ヶ月の僕らの旅はついに終りを迎えました。世界一周で嫁を毎日撮り続け、7000枚以上になりました。お嬢様キャラだった嫁が変わっていく様を一緒に見ていきましょう。
そして最後に出した彼女の答えは…。
お嬢様キャラだった嫁
バックパックもロクに背負えない、英語は中1レベル、地図も読めない…お嬢様キャラだった嫁。こんな嫁が世界一周などできるのかと、家族・友人だけでなく、僕自身も思っていました。
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僕らの世界一周ルート
中1レベルの英語→欧米人と会話
2014年12月の嫁 @フィリピン・セブ
会話はもちろん中学1年生レベルの文法すらわからなかった嫁。スタートのフィリピン英語留学では1日8時間マンツーマン授業で本当にしんどそうでした。泣きながら勉強をする嫁でしたが…
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2015年9月の嫁 @フィンランド
留学によって得られた英語力を使い、様々な人と会話することで信頼関係を築いていきました。
長期滞在したフィンランドではホストの人と会話を楽しむ嫁が…。表面的なコミュニケーションではなく、深く繋がれたことで何度も涙を流していました。
2.どこでも寝られるように
2015年10月の嫁 @スペイン・マドリード空港
軽い潔癖症だった嫁でしたが、宿代を浮かせるために空港(写真)だけではなく、人の家、ベンチ、ゴキブリ・蟻・ダニがいるような宿でも寝れるようになりました。
3.セミだって食べる!チャレンジ精神旺盛に
2015年4月の嫁 @タイ・チェンマイ
警戒心が強く初めてのものに一歩引いてしまう嫁でしたが、なんでもチャレンジしようとする彼女がいました。衝撃だったのが、笑顔でセミを食べたことです。
2015年10月の嫁 @キューバ
キューバの葉巻農園ではタバコ嫌いの嫁が「少し吸ってみようかな」とチャレンジ!もちろん猛烈にむせ返っていましたけどね(笑)
4.観光よりも労働、景色よりも人
2015年8月の嫁 @ドイツ
旅の前半は観光に明け暮れていましたが、いつからか労働欲にかられドイツの農園で働いてみました。蜜蜂に刺されないための防護服を纏い、笑顔がこぼれていました。
2015年7月の嫁 @トルコ
トルコではカウチサーフィンで他人の家を泊まり歩き、家族ができました。観光もせず、トルコ人のパパとママと買い物に行ったり、料理を作ったりと普通に暮らすことが癒やしになっていました。
2015年12月の嫁 @ボリビア・ウユニ塩湖
現地の人だけでなく、旅することでしか出会うことができない年齢や経歴を超えた日本人との出会いも楽しみになっていました。序盤は、「海外に来てまで日本人と喋る必要はない」と突っ張っていました。でも、縦関係がない出会いが本当に心地よいようで、毎日子供のように無邪気に遊んでいました。
5.過酷な移動も「なんとかなる」
2015年3月の嫁 @ラオス
旅では、バスや電車が時刻ピッタリに来なかったり、違う場所で降ろされることも度々でした。旅行代理店に騙され、早朝4時に無人のバス停に降ろされ何時間も待たされた時には、温厚な嫁も運転手に詰め寄ったりしていました。
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2015年5月の嫁 @インド
インドの移動は一番過酷でした。それでも「きっとなんとかなるよ。無事に着けばどんなんでもいいよね」と僕の不安をかっ飛ばす嫁の一言に吹っ切れたのを覚えています。強くなった!
6.キャンプ未経験→アウトドア三昧
2015年4月の嫁 @ネパール
キャンプをしたことがないという嫁が絶景を求め5日間もヒマラヤを歩き続けました。僕でもしんどかったこの山登り中に一度も辞めたいと言わなかったのはすごいなと関心しました。
2016年2月の嫁 @アルゼンチン
旅の最後にはパタゴニアでトレッキングをしまくりました。トレッキング用ではない靴で歩き続けた足には豆ができましたが、景色を見て「よかったここに来て」と大満足だったみたいです。しかしその足の悪臭にはみんなで目を合せて笑ってしまうほどでした(笑)
7.バックパックが似合うように
2014年12月の嫁 @成田空港
出発当日の成田空港では一人で自分のバックパックすら担げなかった嫁。「バッグが全然似合わない」と自分自身を笑っていました。
こんなんで旅できるの?と不安になったのを覚えています。
2015年6月の嫁 @スリランカ
スリランカで「もう少し大きい方がよかったんじゃない?」と聞くも、「私はこの大きさしか背負えないからこのバックパックでよかった。これ以上入らないから無駄な買い物しなくていいしね」と嫁。この頃には自分で背負うことはもちろん、中身を綺麗かつ素早く詰め込めるようになっていました。
8.白さは変わらない
2015年12月の嫁 @コロンビア
旅に出てほとんど化粧をしなくなった嫁でしたが「日焼けは一番肌に良くない」と日焼け止めは欠かしませんでした。嫁の目標は「20代の肌をキープし続けること!」・・・って旅人の言うことじゃねー!!!そして、僕との色の違いを生みました。
連載でも紹介した嫁が持ち歩いていた美容グッズ
9.髪は伸び放題
2015年12月の嫁 @マチュピチュ
この見事なプリン…。一度も髪を切ることはありませんでした。
10.体重-7kg
フィリピン、ネパール、インドなどで大きく体調を崩し激ヤセしました。その都度家族や友人に帰国しろと言われていましたが、相当な覚悟で世界一周に出たんでしょう。決して帰るとは口にしませんでした。
油断すると二重あごになってしまうほど健康的に太っていた嫁が、帰国した時には頬がこけ顎がシャープに。体重はマイナス7kg以上になっていました。
旅の最後に嫁は言った
2016年2月 @成田空港
日本に降り立ったときの安堵感は相当なものだったようです。それほどにストレスも大きかったのでしょう。しかし「二人でこの経験ができたことはきっと大きな宝物になるね」と微笑んでいました。
「早くまたバリバリ働きたいな。だって貯金ゼロになっちゃったもんね」
「お金が貯まったら、今度はツアーでラクして旅がしたいな」
これが彼女の出した答えでした笑
最後までお読みいただき本当に有難うございました。
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