ビール大国ドイツのミュンヘンの朝食は白ソーセージ、プレッツェル、そして白ビールでした…。
どうも、ビール大好き三矢です。
ヨーロッパに入ってから食費より酒代の方が高くなっています。
今回僕が紹介するのはビール大国ドイツの朝食事情です。
ミュンヘンがあるバイエルン地方名物「白ソーセージ(ヴァイスブルスト)」について調べていたところ、ミュンヘンでは朝から白ビールと一緒に白ソーセージを食べるという情報が出てきました。白いソーセージに白いビールを合わせるという取り合わせが面白く、また朝食からビールを飲む、ビール大国ドイツ恐るべし!ということで食べに(飲みに?)行ってきました。
今回訪問したのはパウラナー・イム・タール。パウラナーは日本でもよく見かけるドイツの中でも有名な醸造所です。
店内は結構広く奥の方にはテラス席もありました。訪問したのは午前中だったにもかかわらず多くのお客さんで賑わっていました。
ドイツなどのビール大国では各メーカーやビール毎に専用のコースターがありそれを集めるのもまた楽しいです。こちらはこのパウラナーのコースター。
まずは、白ビールといきます。
パウラナーは小麦を使った白っぽい色をしている白ビールの一種ヴァイツェンスタイルのビールが有名で、日本でも色々なところで買うことが出来ます
上原誠一郎『ビールを愉しむ』ではヴァイツェンをこのように紹介しています。
今日残っている記録によれば、ヴァイツェンは15世紀後半からバイエルン地方の上流階級に愛されていました。(中略)マイナーなスタイルになってしまった時期もあったようです。それがふたたび破竹の勢いで需要を伸ばしているのは、ヴァイツェンが持つ個性的な旨さがもう一度見直されたからにほかなりません。
見た目はオレンジ色で、小麦麦芽を入れることによってバナナのような甘い香りのビールです。口に含むと麦の甘みとオレンジのような酸味が広がり、苦味はほとんどなく麦の甘さが続きます。終始フルーティーでまろやかな味わいがします。
プレッツェルは塩味が効いていていかにもビールのつまみという感じ。
ミュンヘン名物の白ソーセージ(ヴァイスブルスト)はシャウエッセンのようなパリッとしたソーセージではなく、お湯で温められた柔らかいソーセージです。
ウィキペディアによると、
ヴァイスヴルストは非常に傷みやすいため、早朝に準備して、朝食と昼食の間のスナックとするのが伝統的な食べ方である。「ソーセージは教会の正午の鐘を聞くことを許されない」ということわざがある
冷蔵庫がなかった時代、保存が効かない白ソーセージは、午前中に食べなければいけないと言われていて、冷蔵技術が発達した今でも昔ながらの伝統にのっとり午前中しか出さないビアホールも多いようです。
白ソーセージをお湯から取り出すとこんな感じで、ハーブ類が入っているのがよくわかります。
事前に調べていた情報によると、輪切りにして食べるのは邪道だそうで、ナイフでソーセージに長く切り込みを入れ、皮を剥いて一口分ずつ切って食べるのが一般的だそうです。写真は切り込みを入れてみたの図。
マスタードが付いてくるのでそれを付けて食べます。
マスタードと言えば黄色くて辛いのが普通ですが、ここのマスタードは甘みが強いマスタードです。もともと優しい味わいの白ソーセージと甘いマスタードがよく合います。
白ソーセージをちまちまつまみながらビールを飲むのが朝食だなんて日本では全く考えられません。優しい味わいの白ソーセージは、同じく優しい味わいの白ビールによく合い朝からほっこりした気分になりました。
朝食からビールを飲むというところにビール大国ドイツの底力を見たような気がします。
パウラナー・イム・タール(Paulaner im Tal)
住所:Tal 12, 80331 ミュンヘン, ドイツ連邦共和国
TEL:+49 89 2199400
ホームページ:公式サイト
料金:ヘーヘヴァイスビア€4.5、朝食セット€4.8
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