ミクロネシア連邦って国があるんだ…。超マイナーなオセアニアの島国は実は日本とゆかりのある国でした。
はじめまして!ヒマワリ侍と申します。
私は2014年9月に海外赴任中の友人Tを訪ね、ミクロネシア連邦のポンペイ島へ行ってきました。1週間の滞在中、Tの全面的なアテンドにより、知らなかった世界を垣間見ることができました。
日本の管理下にあったミクロネシア連邦って?
"Flag of the Federated States of Micronesia". Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.
昔、地理の授業で、オセアニアには「ミクロネシア」「メラネシア」「ポリネシア」の3つの地域がある、と習いましたよね?地域だけでなく、国としての「ミクロネシア連邦」もあるのです。
ミクロネシア連邦は、太平洋のミクロネシア地域に位置するオセアニアの国家。第一次世界大戦以降、日本の管理下に置かれ、1920年には日本の「委任統治領南洋諸島」として南洋庁の下に置かれた。1986年にアメリカから独立。首都は、ポンペイ島のパリキール(Wikipediaより引用)。
石のお金で有名なヤップ、日本の世界の絶景100選という番組で1位に輝いたジープ島のあるチューク、首都のあるポンペイ、自然豊かなコスラエの4つの州から成り立っており、日本からはグアムを経由してアクセスします。
島に残る日本の文化
スペイン、ドイツ、日本、アメリカに支配された歴史を持っており、いろんな国の影響をいろんな箇所からみることができます。たとえば、現地ではブラジャーのことを「チチバンド」と呼んでいます。なんと日本語が残っているのです。
さらに島にはこんなものも。仏教とキリスト教がコラボしています。
バックパッカーには厳しい国
ミクロネシアを訪れる日本人は、援助関係者、ダイバー、戦没者をお参りする人がほとんどで、観光客、ましてやバックパッカーはなかなかいないと思います。なんせ、資源が乏しく輸入に頼らざるを得ないため物価が高く、公共交通もなし、ホテルは1泊70ドルもするのですから。
私はTのホームステイ先に一緒に滞在させていただき、Tの知人友人のつてを頼って遊びまわっていたので、出費をかなり抑えられたのですが……Tがいなければ、この国で遊ぶことはできなかったと思います(写真は泊めて貰ったお礼に作ったタコ焼き。けっこうウケました)。
ポンペイ島の観光スポット3つ
さて、この島の定番観光スポットをまわってみましょう。日本人が経営しているツアー会社にお願いし、Tと日本人ガイドの3人で島をドライブ。1周するのに2~3時間くらい、屋久島より少し小さいくらいの島です。
観光スポット1 ナンマドール遺跡
13世紀〜15世紀の巨石構築物群。政治・宗教の拠点となる水城であったと考えられる。ナン・ドワスと呼ばれる宮殿は、シヤーウテール王朝(英語版)最後の王シャウティモイの王墓であると伝えられてきたが、最近の調査で王墓ではなく祈りを捧げた祭壇の場所だったとされる。この遺跡については現在でも謎が多く、不明な点が多い(wikipediaより引用)。
ウィキ先生ですら謎が多いとおっしゃるくらいの、神秘的な遺跡です。
ここに生えていたマングローブの葉をかじってみると、海水を吸って成長しているためしょっぱかったです。五感で感じるっていいですね。
観光スポット2 ケプロイの滝
ミクロネシアは滝が多い国です(主な滝の一覧)。なかでもこの滝は、落差が大きく、水量も多く、そして(比較的)アクセスがしやすい!ポンペイ島を訪れたならぜひとも見ておきたい滝です。
観光スポット3 ポーンパイプ・ペトログリフと「女石」
よく見てみると象形文字が彫られています。これもまた謎が多い文字だそうです。この岩のそばには「女石」と呼ばれる岩もあります。名前からご想像がつくように、女性器の形に見える岩です。興味がある方は現地でぜひご覧ください。
ミクロネシアの想定外
「南の島」というと、なんとなーく、海があって、空が青くて、南国っぽい植物があって……というイメージを持っていました。さらに言うと、大きな緑色の葉っぱで家を作っていたり?いやいやそれはさすがにないだろう?みたいな想像もしていました。実際に行ってみると、本当に、海も空も青くて、植物もいっぱいで、葉っぱの家だってあるのです。
想像以上に想像通りかも……これがミクロネシア連邦の印象でした。
余談ですが、ホームセンターで売られていた写真立て。ダルビッシュとフットボールやバスケの組み合わせって……これは想定外でした。
ヒマワリ侍
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