小説「深夜特急」の記述をひろいながら、ゆるーく「今のマカオ」を全5回でレポートします。深夜特急を読んだことがない人も楽しめるハズ!?
デスクです。
第4弾は深夜特急で沢木さんが食べたかもしれない料理をご紹介します。
深夜特急でいくマカオの旅バックナンバーはこちら
「深夜特急」とは?
作家・沢木耕太郎による1970年代前半を舞台にした紀行小説であり、今なおバックパッカーの間でバイブルとして語り継がれる名作。
女子力が高いポルトガル料理
マカオは旧ポルトガル植民地であり、気軽に本場のポルトガル料理が楽しめるという側面もあったりします。
こちらはタイパビレッジにある、PORTVGALIA(ポルトガリア)というポルトガル料理屋。
ポルトガルで広く展開しているお店がマカオに初出店。右はマネージャー。
ところで、ポルトガル料理ってどんな感じなのでしょうか?
ポルトガル料理
パプリカやピリピリ(小さく辛みの強いトウガラシ)、バニラといった、ポルトガルのかつての植民地原産の多種多様な食材を取り入れている。コリアンダーの葉が料理に多用される点は西ヨーロッパにおいては非常に珍しい。
Wikipediaより引用・抜粋
引用を見るとエキゾチックなイメージがしますが、ここで食べた料理は魚介中心の、こってりした中にも爽やかさを感じるラインナップで、女子ウケが良さそうでした。
ポルトガル料理の代表格バカリャウ(タラのコロッケ/一番手前)
深夜特急にも登場する!? ポルトガル風ステーキ
そんな中、目にとまったのがこいつです。
ポルトガル風のステーキだそうです。
周りの黄色いソースはバターメインのスペシャルソースで、「ポルトガル人の9割がこのステーキを食べながらビールを飲むんだぜ」(オーナー)。
説明を聞きながら僕は思いました。
沢木さんが食べたのはこれではないのか…?
深夜特急にはカジノで痛手を負った沢木さんが、気分転換のためにポルトガル料理屋を訪れ、ステーキを食べるシーンがあるのです。
新馬路から南湾街に入ると、すぐにしっとりとしたたたずまいのポルトガル料理屋が見つかった。 -中略- 戦闘を再開する前にしっかり腹ごしらえをしていくつもりだったが、中に入ると二階に案内してくれたウェイターのひとりにあらかじめ言い渡された。もう時間が遅いので出せるものは「今日のスープ」と「ステーキ」くらいだが、それでも構わないか。
深夜特急1 香港・マカオより引用
ステーキはカジノの「勝ちメシ」
スペシャルソースは見た目ほどしつこくなく、赤身をマイルドにしてくれます
しかし、残念ながらこれは沢木さんが食べたステーキではないのかもしれません。
なぜなら深夜特急ではソース、目玉焼きについての記述がないからです…。もしこのステーキを食べたのなら、確実にそれらに触れているハズ。
ただ、沢木さんがステーキを食べ、その後ギャンブルの流れを変えたのは事実。ポルトガル風のステーキは「勝ちメシ」と言えるでしょう!
お店情報
PORTVGALIA(ポルトガリア)
営業時間:12−20時
Rua dos Mercadores No.5, Taipa Village, Macau
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協力:マカオ観光局
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