旅立つまでの6か月で得たのはお金ではありませんでした。
世界一周を決めたけど貯金はゼロ
世界一周してから早3年が経ったデスクです(トップの写真はイメージ)。
今日はみんな大好きお金にまつわる話をします。
世界一周など、長期で旅行に出ようとすると、言うまでもなくお金が必要です。何年も前から貯金して資金をつくるというのが一般的でしょう。
しかし、世の中にはノープランで世界一周を決めるバカがいます。
僕です。
世界一周に行くと決めて会社を辞めた時、僕の貯金はゼロでした。
そこから半年かけて100万円(目標は120万円)を貯めました。ゼロから短期間でお金を貯めて世界一周するという人はあまり聞かないので、今日は僕がやった3つのことをシェアしたいと思います。
あの時僕は無職だった
カンのいい人はこう指摘するかもしれません。「金が貯まってから会社を辞めればいいじゃん」と。ごもっともです。しかし、僕の回答はシンプルです。
給料が少なかったのです。
当時、月20万円程度しかもらっておらず、5万円を貯金に回したとして120万円貯めるのに2年かかります。千年の恋も醒めちゃいますよ。
だから会社を辞めることにしたのです。
※120万円という金額は1年間世界一周を想定しています。当時、血眼でリサーチした結果はじき出された最低ラインです
1.派遣で月27日働く
望んで無職になった僕でしたが、アパートに一人でいるといい知れない不安が襲ってきたのを覚えています。
それらを振り払い、「どれくらいの期間、どれだけ働くのか」をシミュレーションしました。
結果、派遣で仕事を2つ掛け持ちしてこんな感じで働きました。
平日の仕事の収入 29万円(時給1700円×8時間×22日)
週末の仕事の収入 6万円(時給1500円×8時間×5日)
計35万円/月
税金を払って手取りが30万円だとして、そこから1か月20万円を貯金して6か月で120万円貯めるというロードマップでした。
ちなみに前者が求人広告の新規開拓営業、後者が家電量販店での実演販売でした。人見知りなのでどちらもつらかった…。
しかしですね、現実は甘くはありません。
東京の一人暮らしで、20万円貯金する(生活費を10万に抑える)のは無理がありました。だって、家賃で既に7万円かかっているんですもん。こういった時、人間はとかく希望的観測になりがちなので注意しましょう。
現実には15万円貯金するのがやっとでした。
しかし、神様っているんですね。
2.居候させてもらう
居候させてもらっていた部屋。僕の居住区は棚より向こう、約1畳ほどのスペース。
事情を知った同僚が居候させてくれることに。光熱費込み月3万円で寄生させてもらいました。食費も折半してくれて、これにはほんと助けられました。
しかし…それでも、6か月で貯まったのは105万円。しかも、海外旅行保険やら、予防接種やら、旅のグッズを購入すると資金は100万円に…。
一刻も早く日本を出たかった僕は、発想を転換することにしました。
残りの20万は旅をしながら稼ごう。
会社を辞めて6か月後、僕は世界一周へ旅立ちました。
3.ライターとして稼ぐ
旅で稼ぐといっても、ずっと出版畑できた僕にはライターくらいしか思いつきません。
大手のニュースサイトに「世界一周するから記事を書かせてくれ」と片っ端から営業メールをかけました。すると、大手ニュースサイトのGIGAZINEが拾ってくれることに…。週1回の連載をこなしながら旅をしました。太っ腹なGIGAZINEは取材の経費なんかも出してくれて、何とか資金を切らさずに1年旅をすることができました。
6ヶ月の予行演習
僕が言いたかったのは、こんな感じでなんとかなるということです。
計画が甘くても、一案がダメならニ案…三案…と諦めなければ、助けてくれる人が現れます。
そして、これって旅でも同じだったんですよ。何度か旅を中断せざるを得ないようなピンチに遭いました。でも、前に進もうとさえすれば、誰かがひょいっと背中を押してくれたのです。その人達のおかげで僕は世界一周することができました。
旅の始まりから僕は大切なことを学んだんだと思っています。
旅立ちまでのエピソードは僕の本に詳しく書いてます
僕が使っていたバックパックはこちら
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