38歳までの男性専用「ゲイホステル」に泊まったぼくが見たもの

2015/10/152017/12/09

本当に男子がいちゃいちゃしているのか…？

この企画は180 か国30,000 件のホステルを予約できる、Hostelworld.com（ホステルワールド）とのコラボで、旅するライターのとっておきのホステルを、毎週木曜日にお届けします。

ゲイ男性がいちゃつく場所なのか？

こんにちは！ベルリン滞在中のがぅちゃんです！今回は、ヨーロッパ屈指のゲイ・タウンに存在する男性専用のホステル「Gay Hostel Berlin」に行ってきました。

Hostelworld.com（ホステルワールド）のゲイホステルのページにはなんと…ベッド上でいちゃつく男性達（上写真）。シングルベッドに3人は狭いよ…というかそもそもココは、ゲイ男性達がいちゃつく場所なのか？そんなゲイホステルを「コンセプト」「訳ありのシャワー室」「寝室のサプライズ」という3つの要素を中心に紹介します。

周りはヨーロッパ屈指のゲイ・タウン

Gay Hostel Berlin　＠ドイツ・ベルリン

2泊で5650円（※38歳以下の男性のみ宿泊可能、最低宿泊日数は2泊、値段は6人合部屋）

ゲイホステルはベルリンのゲイ・タウンに存在します。世界的に有名なゲイのSMの祭典などが開催され、あらゆるものがゲイカラーの虹色に染まるこの地域では、むしろホステルもゲイ仕様じゃないと不自然な空気すらあります。

ベルリンのマスコットのユナイテッドバディーベアも、ここではがっつりゲイカラー。

フェチ全快なショーウィンドウもそこらじゅうにあります。

ゲイホステルの看板を発見！やはり例の写真を使っていました……。　

看板のイメージからは想像し難い、風格ある建物の2階の一室にゲイホステルは存在します。2階の中央の窓をよく見てみると…

しっかり「ゲイホステル」とあります。ただならぬ雰囲気を放っているかのように見えたり見えなかったり…。

扉の向こうには…

さっそく入場すると…

意外にもオシャレでアットホームな雰囲気。

共同キッチン、共同バスルーム、談話室、寝室（シングル、ダブル、4人・6人・8人合部屋）の全てがこの1フロアに存在します。

検証1　どこまでゲイコンセプトなのか？

入ってまず目に入ったのは、ベルリンの観光パンフレットの棚…ではなくその上の写真。よく見てみると…

そこには男性達のヌード写真が。その名も「裸のベルリン」。

室内の写真は「裸のベルリン」シリーズで統一されています。期待通りのゲイ要素でした。

検証2　疑惑の共同シャワールーム

Hostelworld.com（ホステルワールド）のゲイホステルのページ（他にも下記のような写真がいくつかあります）にシャワールームでさっきの3人がはしゃいでいる写真があります。実物を見てみると…

たしかにシャワーは3つあるけど……

実際には皆さん、この個室のシャワーを使っていたという印象です。宿泊客は上の写真のような事態を避けるために気を遣っている様子さえありました。結果として、共同シャワーを1人で使った僕が一番の猛者になるという始末。

検証3　寝室で何かが起きる？

外から見えた妖しげなこの部屋が僕の寝室でした…。忘れられないサプライズがここで起こりました。

事の発端は、ホステルのスタッフがこの部屋について説明してくれたあの一言からでした。

スタッフ：朝は天使達が起こしてくれるから…。

がぅちゃん：……天使達？

もしかしてあのいちゃいちゃ写真と何か関係があるのか？

せめて天使達が何かだけでも知りたい！もう気になりすぎて部屋を物色する僕…。
「どこや！天使達！」
…ふと見上げた天井にその答えがありました。

あ……天使達や。3人いる。

スタッフいわく、築100年のこの建物が建てられた時から残る、100年前に描かれたイタリア製の絵画だそうです。「天使達が起こしてくれる」とはつまり、「二段ベッドの上段を割り当てられた僕が朝目覚めると、視界に天井の天使のが映り込むよ」という意味で言ってくれた、スタッフなりの粋な説明だったのです。

なんだかスタッフがとてつもなくいい人に思えてきて、感慨深く天井を見つめている自分がいました。