二年三ヶ月59カ国を世界一周してきた僕の荷物を公開します。ちなみに、1年3か月でバックパックを失い、これは二代目です。
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どもっす!旅する漫画家シミです。
路上パフォーマンスで似顔絵を描いている時に一枚!ウケがいいです♪値段はお客さんに決めてもらっているのですが一枚1.5ドル〜2ドルくらいで売れます。
本日はバックパックの中身を公開!!!
いつもは短編漫画を描いて連載しておりますが、今回は二年三ヶ月世界を旅した僕が持っている持ち物を公開したいと思います!ってなわけで番外編。
ちなみに、一度も日本には帰っておりません!
『世界一周の旅がしたい!でも何を持って行けばいいか分からない..』そう考えている方はもちろん、旅に興味があるくらいの人にも読んでもらえればと思います。
僕は多分、ミニマリスト(最低限の荷物しか持たない人)の二段階くらい手前だと思います。
旅のルート
▷ロシア、中国、モンゴルと旅を始め、東南アジア、インド、イラン、アルメニア、グルジア、アルメニア、トルコ、ヨーロッパ(四ヶ月)、モロッコからヨルダンへ、東アフリカを三ヶ月、カナダ、アメリカ、中米といった東周り
現在のエクアドルで59カ国を旅しています。
それと1ページで完結するオマケの漫画も描きました。そちらもよかったら是非♪
旅立ちの荷物はなんと30kg!
最初はPenny Boardというスケボーも持っていました(笑)
夢だった世界一周…。
旅に関する本や色んな人のブログを読んでイメージを膨らませていきました。
ですが、二週間のインド旅しか経験したことのない僕は、一年以上の長旅に何を持って行けばいいのか全く分かりませんでした。
想像を膨らませ過ぎて『もしかしたら電気が使えないことがあるかもしれない!』と思い立ちソーラーパネルとエネループというアホな買い物をしたこともあります。準備の段階で節約できますよ?
ちなみに重さはスタートの時点で30kg近くありました。移動もめちゃくちゃしんどかったです。
当時のバックパックの中身。持って行かなかったのもあります。トラベルクッカーとかは出発直前に置いて来てしまいました。
旅を始めたのはロシアだったのですが、早々にいらない物を沢山持って来てしまったことがわかりました。
その状態でふんばって二ヶ月くらい旅をしていたのですが、ベトナムで世界一周経験のある男の子に会って仕分けを手伝ってもらいました。それでも22kgくらいあったと思います。
飛行機に乗らなくちゃいけない場合は、めちゃくちゃ着込んで服のポケットに入れられるだけ詰め込んでいました(笑)それで6kgくらい減らしていました。
チェコでバックパック丸ごと盗まれる(笑)
旅を一年三ヶ月続けた時ですね。チェコで盗難に遭いました。宿代をケチって公園で野宿している時です。
その時手元に残ったのは貴重品を入れてたサブバックと寝袋とシート代わりにしていた段ボールのみ。
そう。ホームレスと同じです☆
でもこれが転機になりました。
『じゃあ旅に必要な最低限のものってなんだろう?』
って考えるようになりました。
まぁ二日後にはバックパックを買い直したんですけどね。やっぱり移動する時に荷物を入れておけるバッグは必要でした。ちなみに荷物のいくつかは相棒とドイツを一緒に旅した時に持って来てもらいました。
それではいよいよ僕の持ち物の公開です。
バックパック
チェコのプラハで2万3千円くらいで買ったオスプレイのバックパック。「Kestrel」という型で68リットルの容量です。日本では売られていない型らしいです。
これがないと旅が始まりませんよね。使い込んでいい感じにボロボロになったと思います。
なんだか赤いのがはみ出てますけど、あれはレインカバーです。隣りから出ているのは雑貨を沢山買った時に使うバッグ。
※こちらは「Kestrel」の58リットル
衣類
これ注目だと思うんですよ!
ぶっちゃけて言うならば衣類はほとんど要りません!!!
服だけに関して言うならミニマムだと思います。
パンツ三枚(二枚でも可)、靴下二枚(トレッキング用の丈夫なヤツ)、Tシャツ三枚、ジーンズ一本、ブーツ、ブランケット一枚(以外に重宝する)、ダウンジャケット(patagonia/nano puff jacket pullover)、
雨具用のアウター(patagonia/Triolet jacket)、フリース(ドイツで購入。型番不明)、カットソー、レギンス。左上にあるのはタオルです。速乾タオルなくしたので木綿のフツーのヤツです。
僕はアウトドアメーカーのパタゴニアの大ファンなのですが、アウトドア系のしっかりした品質物を買っておけばずっと使っていけるでしょう。安物買いはおすすめしません。
ちなみに写真を撮った時の服装はこんな感じ。ボタンシャツはどこでだって使えます。
シャツとパンツもpatagoniaです。ピーマコットンのシャツとオーガニックコットンのパンツ。毎シーズンごとにシャツはモデルチェンジしているので気になる方は店頭で気にいったのを買ってくださいね♪
洗面用具
歯ブラシや髭剃りなど。
僕は石鹸ひとつでシャワーも洗濯も済ませてしまいます。
髪の毛だって石鹸です。自然素材の石鹸を使っているのでパリパリにはなりません。
ちなみに左上のノズルのついたペットボトルは携帯ウォシュレットです!
えっと、痔というわけじゃないんですけど、僕ウォシュレットがないとどうも落ち着かないんですよ..。
携帯ウォシュレットがない場合「トイレットペーパーを予め濡らして簡易的なウェットティッシュを作る」というテクニックも持っています!
野宿道具一式
これはーーー…
いらないですよね(笑)
いや、僕には必要なんですよ。物価の高くて治安のいい先進国ではガンガン野宿してきました。
野宿歴を挙げるなら…
・アジア数回(タイ2回、ラオス1回、ネパール1回、ミャンマー2回)
・アルメニア1回、グルジア1回、トルコ約1ヶ月以上(2回だけ宿泊)
・ヨーロッパ4ヶ月、全て野宿(ホームステイ有り)
・イスラエル5日間
・カナダ2週間(ホームステイ2回)
・アメリカ横断/縦断2ヶ月10日(ホームステイ3回)
・メキシコ数回(主にガソリンスタンドに許可を取って)
誰か僕と野宿談義しませんか!(目をおもっくそ輝かせて)
話が逸れちゃいましたが、テント(1.3kg/チェコのショッピングモールで購入/メーカー不明)や寝袋、薄めのシート(ドイツのスポーツ用品店で6ユーロで購入)、再利用可能な筒型のエマージェンシーシート(「SOL(ソル)」というメーカーのもの/チェコで購入2500円くらい)、空気で膨らむ枕(イギリスでもらった)なんて持っています。この時点でミニマリストにはなれない。
もしあなたが野宿に興味があるのでしたら、寝袋は一万円以上のちゃんとしたものを買うことをお勧めします。僕はケチって6800円の沢登り用の(プロモンテUL180)を買ったのですが、寒さに耐えきれない時が多々ありました。まぁ、速乾性があって軽いのがいいところでもあります。現在も宿で使ってます♪
寝袋はすぐ取り出せるように付属カバーを半分だけ被せておくところがテクニックです☆(←なんの??!!)
サブバッグ
パタゴニアの"erba"21Lのバッグ。ドイツで購入、一万円くらい。今はモデルチェンジしちゃって同じ型はないようです。ぶっちゃけ28Lが欲しかったけど店頭にあるのはこれだけだったのです。
バックパックを背負っての移動では前にかけて。宿に荷物を置いて外に出かける時に使っています。
漫画を描いているのでペンやノートなんかの紙類が多いです。
右上にある「ノルウェイの森(上)」はいっつも持ち歩いてます。村上春樹好きなんですよね♪
左の黄色いポーチには電子機器のコードやiPhoneのポータブルバッテリーが入っています。左上のパスポート(それとケース)ですが、僕はいつもサブバッグの中にしまっていますね。
でも一番かさばるのはやはりパソコンです。MacBook Proの13インチを使っているのですがこれさえなけりゃもっと動きやすいと思います。
ギター
名前は「ミツコ」。
なんでかっていうと「YAMAHAのF325 D」という型だから。
ギターは盗まれたり、壊れたりしているのでこれで四台目のギターとなります。ストリートパフォーマンスでお金を稼いでくれる僕の食い扶持♪いや、大事なパートナーです。ね?ミツコちゃん。
実は雑貨も持ってます
第3回目の連載の時に、僕が世界を旅しながら雑貨を仕入れているということはちょこっとだけ書いたと思います。日本にいる仲間と共に雑貨屋さんごっこをしようと企画しているのです。
いい雑貨が仕入れられる国に来ると荷物の量はグンと増えます。
下の写真はエクアドルのオタバロという町で行われたサタデーマーケットの写真。
持ち運べる範囲の雑貨を厳選して仕入れてきました。
これ買わなかったけど、何に使うんだろう?コインを入れる場所のない貯金箱って…。
これで僕の持ち物公開はおしまいです。
バックパックの中には他にも漫画に使う紙だとか裁縫セットとか入っていますが、今回は「これさえあれば旅ができる」っていう必要最低限のものだけ紹介させていただきました。
なんだかんだ余分な物が多かったような気がしますが、衣類に関して言うと旅する人の参考になったのではないかと思います。「なんだ。そんな少なくて平気なのか」と。
ちなみに野宿の安全は自己責任なので当社は責任を負いかねます。なんちって(笑)。
オマケの旅漫画
それでは1ページ漫画です。
グアテマラやホンジュラスなんかを抜ける時にササーっと描きました。一番最後のはエクアドルに来てから完成させました。
最初の二作は即興を意識してシワのついてしまった紙にあえて漫画を描いてみました。ペンも似顔絵用の太いものをメインにしています。ラストの漫画はB4の原稿用紙と同じサイズに描いています。
それではどうぞ!
「旅人だって…」
「顔には出さないマルちゃん」
「進歩に伴うタイカ」
あとがき
前回はシリアスだったので今回はアホっぽいのを三本。
2015年12月8月のフライトでアルゼンチンからニュージランドへと飛びます。
南米滞在もあと約一ヶ月半!駆け抜けたいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました♪
それではみなさん、今日もよい一日を!アディオス!
泊まっている宿「ホステル・スクレ」から見える広場。コロニアルな感じがヨーロッパみたいです。
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