長く海外を旅していれば、お世話になるかもしれないのが現地の病院です。海外で入院するとどうなってしまうのか?インドでは驚愕の入院ライフが待っていました。
デスクです。実は、4年前に世界一周中した際、マラリアにかかりインドで入院したことがあります。マラリアについてはいずれ書くとして、今回はインドのコルカタで入院して体験したエピソードをまとめてみました。
1 病院までバイクで先導してくれる
始まりから衝撃でした。宿でマラリアを発症した(この時点で病名は知らない)僕の元に駆けつけてくれたひとりの男(恐らく医者)。「荷物を持ってついてこい」と外へ出た男は、僕をタクシーに乗せ、自らはバイクにまたがり急発進。そのまま、病院までバイクで先導してくれたのです。写真はあまりにもシュールな状況に朦朧とする中撮影
2 病室は意外に清潔
連れてこられたのは、コルカタ郊外にある大きな病院(10階建てくらい)。通された個室は、意外にも清潔に保たれていました。
シャワールームはトイレと一体になっており、無駄に広い。さすが病院、安宿とは違いお湯が出ました笑
3 告知をじらす
入院2日目の朝、未だ病名を聞かされていなかった僕に、医者(右)が「お前に電話だ」と自らのケータイを差し出しました。出ると、日本の保険会社のお姉さんでした。お姉さんが手続きのことを丁寧に説明してくれたので、僕は安堵に包まれました。
すると次の瞬間、お姉さんは僕に、驚愕の事実を告げたのです。
「デスク(僕)さんはマラリアだと聞いておりますが…」
「え!? そうなんですか?何で知っているんですか?」
「さきほどのお医者様がそうおっしゃっていました」
なんと僕は医者からではなく、保険会社のお姉さんから病名を聞くことになったのでした…。
4 食事は3食ほぼカレー
先日、コラムにも書きましたが、食事は3食ほぼカレーでした。街で食べるものよりも洗練されていて美味しかったのですが、さすがに1週間も続くとうんざり…。
病状がひどかった2日目の朝こそスープでしたが(右は給仕係のお兄さん)、
写真で見ると、変わらないように見えますが、カレーの種類はバリエーションがありました。毎食事前に、給仕のお兄さんがメインのカレーを何にするか聞きにきてくれます。チキン、フィッシュ、ベジタブルの中から選び、おまかせで、もう2品カレー、スープ(カレー味)、ご飯、デザート、生野菜などがつく感じです。貧乏旅行をしていた僕にとってとても豪華な食事でした。
たまに外国人の僕を気遣ってか、変化球が来ます。写真は焼きそば。
5 看護師が血に驚く
最後に看護師さんについて。この病院の看護師は愛想のない方が多いように感じましたし、日本と比べると、プロ意識も希薄だと言わざるをえません。
ある日、僕の点滴の差し込み口が血で汚れてしまったとき。看護師が、「blood、blood!」と騒ぎだしたのには愕然としました。
給仕係が給料を教えてくれる
どのような待遇で働いているのかが気になって、給仕係の彼に聞くと、彼女たちは月5~7000ルピー(1万~14000円)で働いているんだそうです(街のレストランの従業員がだいたい3000ルピーだそう)。彼によると、この病院の看護師は3つのランクに分かれており、最高ランクでも月3万円程度しかもらえないそうです。※レートは全て2011年当時
自分の給料もさらっと教えてくれる給仕係の彼。憎めない奴でした。
トータルで1週間入院することになりましたが、インドの入院ライフは貴重な経験となりました。病気がよくなってからは部屋でネット三昧、TV三昧、カレー三昧と、王様のような気分を味わうことができました。だからといって、自ら入院するような真似はしちゃダメですよ笑。
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