ひとりぼっちの僕が「愛のトンネル」の先で見たもの

2015.06.01 11:00 
LINEで送る
Pocket

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

DSCF0169

 

こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周中の僕、5月の初めにウクライナに滞在しました。
 

 

ウクライナとは
「東ヨーロッパの国。歴史的・文化的には中央・東ヨーロッパの国々との関係も深いが、ソビエト連邦内の構成国で1991年ソ連崩壊に伴い独立。首都はキエフ」(Wikipediaより引用)

 

ネットで話題のデートスポット

ウクライナという国は知っていても、実際にどんな見所があるかどうかご存知の方は少ないのではないでしょうか?僕も初めはほとんど知りませんでした。そんな僕が唯一訪れようと決めていた場所があります。
その名も「愛のトンネル」クレーヴェン(クレヴァニ)という街の鉄道路線の一部区間では両側に木が生い茂り、まるでトンネルのようになっていて、風景がロマンティックな為、愛(恋)のトンネルと呼ばれているのだそうです。場所はこの辺り。
 

 

訪れた時点では知りませんでしたが、つい最近、このトンネルを題材にした日本とウクライナ合作のクレヴァニ、愛のトンネルという映画が日本でも公開されたようです。
 

 

「愛の」なんて名付けられたが為に男一人で行きづらい!だけど、幻想的な風景は観たい!

 

愛のトンネルまでの道のりは長い

カップルだらけだったらどうしよう……と不安を胸に抱きつつ、首都キエフからクレーヴェンへ夜行列車に乗り込みました。
IMG_3814

 

23時に出発してクレーヴェンに着いたのは朝の4時過ぎ。ウクライナ美女が降りて来たので、一瞬期待しましたが恋人が迎えに来ていました。さようなら、美しいお嬢さん。
IMG_3820

 

駅に居た犬と戯れていたら、
IMG_3850

 

5時には日が昇りました。
IMG_3858

 

デートスポットに行く格好ではありませんが、いざ出陣。
IMG_3869

 

駅からは歩いて30分ほど。ご丁寧に壁の落書きで道順を教えてくれていました。
IMG_3863

 

他の落書きも心なしか愛に関するものが多い気が……。
IMG_3864

 

気のせいだったみたいです。
IMG_3870

 

愛のトンネルに到着すると…

ようやく入り口に辿り着くと一台の機関車が停まっていました。愛のトンネルがある区間は、僕が乗って来た旅客用の本線とは別で、貨物運搬用として使われています。
IMG_3974

 

トンネルそっちのけで写真撮影開始。
IMG_3899

 

気分はまるでスタンド・バイ・ミー。一人ですが結構楽しんでます。
IMG_3921

 

そんな事してたら誰も乗っていないと思い込んでいた機関車が汽笛を鳴らして動き出しました。写真撮影の一部始終を全て見られていたようです。ああ恥ずかしい。その後も機関車は何度か林の中を行ったり来たりしていました。
IMG_3983

 

愛の未完成トンネル

そしてこちらが「愛のトンネル」です。この時、時刻は6時。時間が早いせいか僕の他には中国人と思しき東洋人が熱心に写真を撮っていた以外、人は居ませんでした。それにしてもなかなか幻想的!
DSCF0156

 

ただ、時間だけではなく、時期も少し早かったようです。望遠で写真を撮るとトンネルのように見えますが……
DSCF0183

 

春先なのでまだ完全には天井が出来上がっていませんでした。
IMG_3997

 

トンネルの先にあったもの1

この愛のトンネル、なんと3キロも続いています。トンネルを抜けるとお城でもありそうな幻想的な風景ですが、一体何があるのでしょうか?
DSCF0162

 

旅先では歩く事で定評がある僕、(デートする相手も居ないので)確かめてみる事にしました。線路は途中で二つに分岐します。まずは左に行ってみましょう。
IMG_4054

 

10分ほど歩くと視界が開け、
IMG_4057

 

そこには抹茶色のトラックが停まっていました。軍用施設!?あまり近づかない方が良さそうなのでそーっと引き返しました。
IMG_4059

 

トンネルの先にあったもの2

もう片方の線路は歩いて20分程度。
IMG_4069

 

行き着いた先は材木工場でした。愛のトンネルの先が軍用施設と工場……3キロ踏破する強者カップルは少ないとは思いますが、最果てはあまり夢が無いので、デートするなら愛のトンネル入り口付近せいぜい1キロくらいがベストです。
IMG_4075

 

愛のトンネルにまつわるジンクス

ここは確かに緑豊かで幻想的な場所で、カメラを担いだ観光客は見かけましたが、カップルの姿はありませんでした。
DSCF0193

 

デートスポットというのも疑わしくなってきたので後日調べてみると、このトンネルでデートをして、列車が通過する際にキスをすると、その二人は永遠に結ばれるのだそうです。列車……、
IMG_4101

 

あぁ、一番初めにスタンド・バイ・ミーごっこして遊んだあれの事か。
IMG_3921

 

結論:一人でも十分楽しめる

緑に溢れる幻想的な場所なのでデートで行っても楽しめるとは思いますが、一人で行っても探検気分が味わえる場所でした。お陰でたっぷり3時間も探検してしまいました。でも……もしまた訪れる機会があったなら、次は一緒にスタンド・バイ・ミーごっこしてくれる素敵な彼女(お嫁さん)と二人で訪れたいものです。

 


2018rank
The following two tabs change content below.
植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

脳内トラベルメディア - 世界新聞

世界新聞の最新情報をゲット 世界新聞の最新情報をゲット


2018rank

crownRANKING

24時間記事ランキング TOP10

月間記事ランキング TOP10

累計記事ランキング TOP20