ドリアンといえば、生ゴミのような臭いでおなじみ、「果物の王様」ですが、東南アジアの人々にドリアンがいかに愛されているかご存知でしょうか?
東南アジアは果物の宝庫
こんにちは!気ままに旅するライター植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在この辺りにいます。
僕は世界一周を始めて、最初の三ヶ月を東南アジアで過ごしました。東南アジアといえばマンゴーやバナナなど日本でもおなじみのフルーツの他、
ランブータンなど、日本ではあまりお目にかかれない南国フルーツの原産地として有名です。
そんな中、果物屋さんで一際目を引くのがこの、トゲで覆われたドリアンです。
果物の王様
“
ドリアン
東南アジアのマレー半島原産の果物。 大きさは 20 – 30 cm ほど、重さは 1 – 5 kg ほどになる。果実は強い甘味を持ち、栄養豊富(特にビタミンB1を多く含有)なため、国王が精力増強に食していた。ゆえに王様の果実と呼ばれていたが今日では果物の王様と呼ばれている。
Wikipediaより引用
果物の王様は生ゴミの臭い
ドリアンの特徴は見た目だけではありません。熟れたドリアンからは、生ゴミやガスのような臭いがします。一度臭いを知れば、近くでドリアンを売っているのがすぐに分かります。
あまりにも臭いので、シンガポールでは地下鉄へのドリアンの持ち込み禁止されている程。
宿泊施設でもドリアン持ち込み禁止を明記しているのを見かけます。
食感はねっとりとしていてとても甘いですが、タマネギのような独特のクセがあるので現地人でも好き嫌いが分かれます。日本人にはゲテモノと思われる事間違いなし!?
多様なドリアン食品
東南アジアでは生食のドリアンだけではなく、様々なドリアン味のお菓子が売られています。今回は旅の途中で食べたドリアン味のお菓子をまとめてみます。
1.ドリアンホワイトコーヒー @マレーシア
マラッカにある、SIN SING COFFEEというお店で売られています。1杯3リンギット(約96円)。
生ゴミのような強烈な臭いはドリアンそのもの。一瞬で目が覚めました。しかし、飲んでみると甘みがあるので病み付きになります。滞在中2回も飲んでしまいました。
SIN SING COFFEEの場所はこの辺りです。
2.ドリアンシュー @マレーシア
こちらもマラッカで見つけた一口サイズのシュークリーム。1個2リンギット(約52円)から。沢山買う程お得の様です。
恐る恐る1個購入。臭いはそんなにせず、予想外に美味しかったのでおかわりしてしまいました。こんな事ならセットで買えばよかった……。
お店はSIN SING COFFEEのすぐ近くなので、こんな風にドリアン尽くしのカフェタイムを楽しむ事も出来ます。
3.カオニャオ・トゥリアン @タイ
以前、マンゴーともち米を使ったカオニャオ・マムアンをご紹介しましたが、パタヤの水上マーケットではもち米にドリアンのペーストをかけたカオニャオ・トゥリアンなるものが売られていました。1杯50バーツ(約129円)。臭いと味、どちらもクセは無く食べやすかったです。
4.ドリアンミルクキャンディー @タイ
こちらもパタヤ水上マーケットで見つけました。50バーツ(約129円)。
臭いはしませんが、味はドリアンそのもの。ミルクと相俟って濃厚な甘さです。
5.ドリアン・チップス @シンガポール
ドリアンの果実をフリーズドライしたもの。14シンガポールドル(約909円/高い!)。2012年に旅行した際にお土産に買って帰り、大ひんしゅくを買いました……。
東南アジア旅行のお土産に最適
日本では滅多に味わう事が出来ないドリアンですが、原産地のマレー半島周辺では、今回試したもの以外にも、ドリアンクッキーやドリアンケーキ、ドリアンプリンなど多くのドリアン関連のお菓子が売られています。
観光客向けのドリアン専門店もある程(写真はマレーシアのコタキナバルで見つけた専門店)……。
味や臭いはクセがありますが、加工された食品であればお土産にもしやすく、ばら撒きとして用意すれば話題のネタになるのではないでしょうか?ただし、ひんしゅくを買う恐れもあるのでくれぐれも大切な人へのプレゼントにはしないように……。
文・写真:植竹智裕
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