旅をしていて無性に働きたくなったことはありませんか?そんな時は、「労働」と引き換えに「宿泊」と「食事」を受け取ることができるWWOOFがオススメ。オーストラリアでのWWOOF体験をレポートします!
はじめまして!「タダ」と聞いたら心が躍る関西っ子のありーしゃです。タダでファームステイができるWWOOFというシステムを使い、オーストラリアにて2ヶ月間で5箇所のファームステイをしてきました。
WWOOFとは?
World Wide Opportunities on Organic Farmsの略称で、オーガニック農場などで労働力や知識を提供する代わりに食事・宿泊の提供が受けられるというNGOが運営するシステムです。
現在は世界100カ国以上で展開されているそうで、その中でも人気なのがオーストラリア・ニュージーランド・フランス・カナダ・日本・アメリカなどの国々です。
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ホストとWWOOFer(ウーファー)
農業を営み、受け入れをする人々をホストと呼び、農場で働く人々をWWOOFerと呼びます。
ホストはWWOOFerの労働に対し、宿泊場所と食事を提供します。宿泊場所は家の1室、別棟の小屋・コテージ、キャンピングカー、テントなど様々。食事はホストと一緒だったり、提供された食材をウーファーが自炊したりとホストによって異なります。
WWOOFerは、ホストの宿泊と食事に対し、1日4~6時間、週5~6日の労働をします。農場は野菜・果物・畜産・ワイン製造・観光牧場・ホステル経営などバリエーション豊富です。また、大きな規模で本業としている場所もあれば、家の一角で趣味程度に農園を設けている場所もあるので、WWOOFer自身の体力やスキルに合った農場を選ぶことができます。
photo by WWOOF New Zealand
WWOOFerになるには?
WWOOFerとして働くには、各国のWWOOF事務局へ会員登録する必要があります。※登録には費用がかかります。詳細はこちら
オーストラリアを例にすると、会員になるにはWWOOFルール&ホスト情報が掲載されたWWOOFブック(下写真)を手に入れなければなりません。これはWWOOFオーストラリアから直接購入、もしくはWWOOFジャパン経由でも購入できます。 語学力やシステムに不安がある方はWWOOFジャパンが提供しているサポートを利用してみると安心です。
滞在先が決まるまで
オーストラリアのホスト2400件以上(上のブックに掲載されている)の中から自分に合うホストを探すのは大変な作業です。 エリアや仕事内容、滞在条件など譲れない項目をあらかじめ決めましょう。
ホストを絞り込んだらメールでアポイント。電話よりも履歴が残るメールがオススメです。
[メール必要項目] 名前・WWOOF会員ID・年齢・性別・国籍・趣味・農業経験・到着日・滞在予定日数・自己紹介etc
一発目でホストが決まることは稀です。既に他のWWOOFerが滞在していたり、受け入れしていない時期だったり、日程が合わなかったりという理由で断られることも多いです。私は最初のホストが決まるまで15件以上メールしました。くじけずにトライしましょう。
ファームの1日
私はオーストラリアにて2ヶ月で5箇所の農場を渡り歩きました。中でも1番長く滞在した農場のある1日を紹介します。
8:00 起床・朝食
11:00 コーヒータイム
13:00 ランチタイム
15:00 ティータイム
16:30 ディナー作り たまにディナー当番をします。
18:00 ディナータイム この日は豆腐ハンバーグと胡麻和えを作りました。
19:30 テレビタイム・自由時間
22:00 就寝
農場に滞在中は本当にお金を使いませんでした。そもそも周囲には何もないので使う場所がないんです。たまに町に連れて行ってもらった時に自分用のお菓子を買ったくらいです。
WWOOFを終えて
農業体験だけでなくオーストラリア家庭のあたたかさに触れることができました。農作業は体力もいるし大変ではあります。でも、役に立ちたいという気持ちを持って挑めばホストの方々はちゃんと支えてくれます。
WWOOFを通して、「また戻って来たい!」そんな場所がきっと見つかるはずです。
文・写真:ありーしゃ
ありーしゃ
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