旅で「地元住民ともっと交流したい!」と思ったことはないでしょうか?今回workawayという、旅人と地元住民を繋ぐwebサービスを使って、地元の人たちと密に交流できたので、その様子をレポートします。
こんにちは!旅する理科教師ぞーしきです。旅も中盤になり、webサービスを使って地元の人と会う余裕が出てきました。
workawayについて
僕は、以前デスクが書いた記事(旅先での「労働」が「ベッドとご飯」に変わる! workawayが画期的すぎる)でこのサービスを知りました。記事内でも紹介していますが、簡単に言うと「一日数時間のボランティア活動と引き換えに、食事と宿泊施設を受け取るサービス」です。詳しくはデスクの記事を参照ください。
バングラ国内で一件のホスト
今回、初めてこのサービスを利用しました。使用した国はバングラデシュです。この国は国内で1件しかホストがいませんでしたが逆に運命を感じました。
そのホストにサイト内で連絡を取り(写真はやり取りの様子)、2泊3日の短期間でも受け入れてくれるとのことだったので早速向かいました。
田舎町の農場へ
場所はフェニという、首都ダッカからバスで4時間ほどの田舎町です。夜には満天の星空とホタルが現れるロマンチックな場所でした。
地図ではこのあたりです。
今回のホストをしてくれたスーモンです。癖のある英語だったのでいまいち聞き取れなかったですが、とてもいい奴でいろいろな体験をさせてもらいました。
彼は農家を経営していて4人の従業員を抱えています。30頭の牛と、
バングラデシュでも珍しい、レース・伝書用の鳩、約40羽の飼育や(ちなみに一番高いもので約4万円ほどで外人が買うそうです)、
ご飯と部屋
今回使わせていただいた部屋はこちらです。天井にファンが付いており、寝るのに問題はありませんでしたが、巨大な蜘蛛やゴキブリは出ました。
食事はもちろん1日3食食べさせていただき、一番豪華なもので魚カレー・野菜カレー・野菜炒め・ご飯という感じでした。
庭で取れたジャックフルーツも2度いただきました。絶品でした。
働かずに観光尽くめ
今回、農場の手伝いをするつもりでいたのですが、「君はゲストなんだ。働かないでくつろいでくれればいいよ」と会って数分でこのシステムを根本から破壊してくれました。(笑)
夜間スクールの見学に連れて行ってくれたり(僕は各国で学校を見て回っています)、
バングラデシュの結婚式事情
バングラデシュでは結婚式がなんと……3・4日連続で行われるのが一般的です。1日目・2日目で新郎と新婦がそれぞれ自宅にて両親、兄弟など親族との門出の儀式を行い、3日目より披露宴を行うようです。
参照:世界の結婚式の事情情報をお届けするワールド・ウェディング
僕が招待していただいたのは花嫁の実家でした。新郎と花嫁の妹が何かしらの儀式中です。
親族の方たち交流することによって濃い地元の文化が学べました。
この少女が噛んでいるものは何かわかりますか?これは以前ミャンマーの記事で紹介した噛みタバコなんですよ。噛むと赤くなる性質を利用して彼女は自然な口紅を付けようとしています。周辺の大人曰く、有害な成分は抜いてあり問題ないとのことでしたが、同じものを噛んでみると前回同様口の中がしびれました。
郷に入ったら郷に従うということで、右手で食事を頂いております。
この結婚パーティで衝撃だったのは、花嫁が悲し涙を流していたことです。スーモン曰く、バングラデシュは99%の結婚が親の勧める相手とのお見合い婚だといいます。僕には花嫁が結婚を嫌がっているようにしか見えず、許婚のように感じました。
warkawayで見えたバングラの国民性
バングラデシュ人は外国人にとてもウェルカムです。スーモンも勿論そうですし、結婚式をはじめ、バングラデシュで会った多くの人たちが外国人である僕を気にかけてくれました。なぜならば彼らにとって外国人観光客は珍しいのです。そして、特に日本はバングラデシュに多くの支援をしているため、彼らにとってヒーローなのかもしれません。実際、ダッカで学校訪問した際には100枚ほどのサインをねだられました。
ただし、今回、スーモンは「外国人と友達であることを一種のステータス」にしているようにも感じました。観光している間に何件も友達の家に立ち寄り、僕を紹介するだけして、ベンガル語で話し始めてしまう点は少し残念でした。
しかし、これだけ地元の文化に触れる経験ができたのはworkawayのおかげです。これからもworkawayをはじめ同様のサービスを使ってより密にその国の文化を学びたいと思います。
文・写真:ぞーしき
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