アタカマ砂漠マラソンしたら、肺がおかしなことになった

2014.03.01 07:00 
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高度3000mの砂漠地帯を7日間で250km走破する、アタカマ砂漠マラソン。ちょうどアタカマ砂漠の近くに行く機会があったので「世界一過酷なマラソン」と呼ばれるそれを50mだけ体感してみました。もう、死ぬかと思いました……。


アタカマ砂漠マラソンとは世界4大砂漠マラソン(そんなものがあるのか!と驚きを隠せませんが)の一つであり、2013年は日本人チームKIZUNAがチーム戦で優勝し世界一の栄冠に輝いたことで話題になりました。以下動画にダイジェストでまとまっています。大会HPはこちら

 

KIZUNAの黒澤さんはその過酷さを、こう語っています。

「平均標高が3000mほどありますので、ランナーにとってはとても厳しい環境です。普通にしていても高山病にかかることもありえます。また一日のうちの最低気温が5℃以下になり、最高気温が50℃近くまで上がることがあるので、体調管理がとても難しいんです」

エキサイトニュースより引用

僕はこれを読んで「いやいや」と突っ込みたくなりました。もはや「体調管理」というレベルじゃないでしょう。そういう表現をチョイスする時点で、彼らがどれほどのトレーニングを積んできたのか想像に難くありません。

 

で、ちょうどアタカマ砂漠の近くに行く機会があったので、デスクもその「世界一過酷なマラソン」というやつを体験してみようという訳です。50mだけ。
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ここでやってみます。かなり開けた場所でほぼ平地、
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地面はこんなコンディション。非常に乾いていて、風が吹くと砂が舞います。
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カメラから50mくらい離れました。あ、もちろん自撮りです。
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行きますよー!
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チンタラ走っているように見えるかもしれませんが、その通りです。いや、全速力で走ろうとしても走れないんです。脳で命令しても、それを身体が受け付けてくれない。これまで味わったことのない感覚ですが、全速力で走ったらヤバいというのだけは分かる。
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そして胸に激痛が。ひゅーひゅーと風邪の時のような吐息が漏れます。肺に穴のひとつやふたつ空いていてもおかしくない感じ。
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走り終わってから高度を確認したらなんと……4560mだと!?
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思いがけずアタカマ砂漠マラソンよりずっと高い場所で走った訳ですが、くれぐれも真似しないように。この後、半日くらい胸の痛みが取れませんでした。アタカマ砂漠マラソンより、俺すごい。

 

文・写真:デスク

 

 


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デスク
世界新聞の通称「デスク」。株式会社世界新聞代表取締役。これまでに35カ国以上を訪れる。 2011年〜1年間の世界一周旅行へ。ブログ村世界一周ランキング1位。2013年、世界新聞を立ち上げる。 著書に「世界一周できませんと思っていたらできちゃった」(幻冬舎) 海外旅行に関する講演もちらほら。

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