トラベル外来とは、放浪癖のある困った患者を科学的なアプローチで社会復帰させるための病院ではなく……渡航前の予防接種や薬の処方など「旅にまつわる診療」に特化した外来なのだ!海外出張が多いお父さんも必見です。
高山病、大丈夫かいな?
ウユニ遠征を3日後に控えたデスクの脳裏にそんな思いがよぎりました。というのも、ウユニの標高ご存知あるか?
3700mですわ。ほぼ富士山の頂上レベルなのねん。
photo by Yohei sakamoto
世界一周中、チベット(3600m)で高山病を経験しましたが、あれはつらい。身体がダルくて頭が痛くて、何もする気がおきなくなります。今回はいきなり飛行機でラパス(3500m)に入るので高山病になること必至でしょう……って高山病ヤダ。
いざトラベル外来へ
という訳で、高山病の予防薬として名高いダイアモックスをゲットするために、品川まで来ました。ネットで調べたら、品川インターシティにある品川イーストクリニックで処方してもらえるようです。
こんなの初めて見ました。トラベルが、内科と眼科と肩を並べています……。これは部屋とYシャツと私の「私」くらいの比重ということですからね!
待合室にズーチー(地図)!!! 横の棚には旅関連のグッズや書籍が並べられています。ここ、病院やんね?
あーお品書きみたいなもんですね。それにしても予防接種ってこんなにあるんだな。
こんなのも。「イザトラベル」略して「イザベル」。こういうセンス、嫌いじゃないです。
診察室に入ると初老の先生が、高山病のメカニズム〜薬の飲み方までやさしく教えてくれました。いわく高地というのは平地に比べて酸素がまばらなので取り込むのが難しいんだそうです。なーるほど。
ダイアモックスを手に入れた
ダイアモックスは高地へ行く1日前から服用し、4〜5日服用すればOKだそうです。というか、
今回かかったのが……計6825円(診察料:2835円、処方料:840円、ダイアモックス10錠=10日分:3150円)
少々高いですが、保険適用外なのでしょうがないですね。
渡航前に病気面で不安がある人は、トラベル外来に相談してみるのもいいかもしれません。
文・写真:デスク
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