アンダルシア州の山麓の小さな村は、別名「白い村」。厚く塗りたくった外壁が純白に輝き、眩しくて目を開けていられないほどでした。
はじめまして!現在ヨーロッパ放浪中のokashoと申します。すれ違うのがやっとぐらいの路地が好物です。私がまずレポートしたいのが「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともある、フリヒリアナという村です。
今回、スペイン南部の街マラガ(A)からフリヒリアナ(B)を目指します。
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まずは、マラガから手前の街ネルハへ。ALSA社から約1時間おきにバスが出ています。
ネルハに到着。向いのバス停でフリヒリアナ行きのバスに乗り換えます。マラガ共に最低限の英語は通じ、簡単にチケットも買えるのでご安心を。ネルハからバスで約15分……
アンダルシアの強い日差しを受けて、街が白く輝いているようです。
photo by Keith Roper
フリヒリアナは人口約3000人の小さな村。その昔、イベリア半島に定着したイスラム教のムーア人が住んでいたそうです。
街はまるで迷路のよう。先の見えない石畳の坂道が、白い家に沿って広がっています。
このアンダルシア地方特有の白い壁は、強い日差しを遮るためだと村の人が教えてくれました。どの家の外壁も、汚れがなく、真っ白。
photo by paolotrabattoni.it
路地や家の周りは色とりどりの花々で飾られています。たくさんの色で家や路地を彩ることは、ムーア人の丘の特徴らしいです。
木の扉はやさしいブルーやグリーンなどが多いです。心が落ち着きます……。
教会も真っ白!
photo by Samu73
至る所でペンキ缶を見かけました。村の半分以上の人がペンキ塗り職人だと、バルのおやじが教えてくれました。半分以上……ホントですかね?
坂道を上がったり下ったりの連続です。山の斜面に作られた村なので平坦な道はほとんどなく「夏は毎日汗だくで、外に出たくないぐらい大変なんだから」と生まれも育ちもフリヒリアナの、宿のお姉さんが嘆くほど。
青い空に、オレンジ色のレンガ屋根をもつ白い建物たち。10月でも目が開けられないぐらい眩しい!
2~3時間もあれば回りきれる小さな村ですが、とても静かで治安もよく平和。お散歩気分でのんびり街歩きをしたい人にオススメです。
文・写真:okasho
okasho
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