かつて光からポケットWiFiに乗り換えたことがある編集部のLeeです。
僕のように、光からWiMAXに乗り換えようとしている人も、多いかもしれません。
ただし、人によってWiMAX向きな人、光向きな人がいて、本来は光向きな人がWiMAXに乗り換えると、損をしてしまいます。
今回は、光からWiMAXの乗り換えで損をしないように、光→WiMAXの乗り換えで生じるメリット・デメリットを紹介しましょう。
結論:光→WiMAX乗り換えのメリット・デメリット表
まずは、光→WiMAXの乗り換えで生じるメリット・デメリットを紹介しましょう。
メリット |
デメリット |
・コストが安くなる
・持ち運びできるようになる ・申し込んですぐ開通する |
・通信速度が遅くなる
・データ使用量の制限ができる ・キャッシュバック手続きが複雑 |
以下のような人は、WiMAXがおすすめです。
・頻繁に引っ越す
・外出先でインターネットをよくする
・コストは安い方が
・インターネットヘビーユーザーではない
・ノートPCやタブレットをよく使う
以下で、光→WiMAXの乗り換えで生じるメリット・デメリットを詳しく解説しましょう。
光→WiMAXの乗り換えのメリット
コストが安くなる
WiMAXと光で、月額料金を比較してみると、WiMAXは2800円ほど月額料金が安いことが分かります。
回線名 |
プラン名 |
月額料金 |
OCN光 |
ファミリータイプ |
6200円 |
Broad WiMAX2+ |
ギガ放題3年 |
3411円 |
僕も、光を利用していた時は、月額6000円程度かかっていて負担に感じていたため、月額4000円程度のポケットWiFiに乗り換えました。
さらに、新規で光回線に申し込むと工事の必要がありますが(一戸建ての場合は1
8000程度)、WiMAXは工事費用がかかりません。
どこでも利用できるように
光回線は、基本的に光ファイバーがつながる場所でしか利用できません。
僕も光を使っていた時には、光ファイバーの場所までデスクトップPCを引っ張り、インターネットをしていて面倒でした。
ルーターを使えば電波で飛ばせますが、ルーターのある1階から自分の部屋のある2階まで電波を飛ばそうとなると、速度がガクンと落ちます。
そして、家の外では光回線は利用できません。
一方、WiMAXはルーターが持ち運びできるので、電波がつながる場所ならどこでもインターネットが楽しめます。
申込~利用開始まで早い
WiMAX申込~利用開始までの流れは、以下の通りです。
①回線申込・端末購入
②端末が届く
③端末の設定
④利用開始
WiMAXではありませんでしたが、僕が別のポケットWiFiに申し込んだ際は、①~④まで1週間弱で完了しました。
僕はショップへ来店して契約したので、その場で端末を受け取れた分、②までの時間を大幅に短縮できました。
今は最短即日発送のWiMAXのプロバイダもあるのでさらに時間を短縮できるでしょう。
一方、光回線は1か月弱かかることもあるので、WiMAXの圧倒的なスピーディーさが際立ちます。
光→WiMAXの乗り換えのデメリット
通信速度が遅くなることも
まずは、光回線とWiMAXの平均速度・最高速度(いずれも下り)を比較してみましょう。
回線名 |
最高速度 |
平均速度 |
NURO光 |
2Gbps |
500Mbps以上 |
auひかり |
1Gbps |
100~200Mbps |
WiMAX |
758Mbps |
20~40Mbps |
最高速度・平均速度とも光の方が速いですが、両方を経験して感じるのは、光の方が安定していることです。
WiMAXなどのポケットWiFiは、利用者の多い昼間や夜間などはどうしても速度が落ちてしまいます。
一方、かつて利用していた光は、昼間や夜間でも普段と速度が変わりませんでした。
速度制限がかかることも
WiMAXを使いすぎると、通信速度が落とされてしまう場合がありますが、主に以下の3パターンがあります。
①WiMAX回線を月7GB以上利用→月末まで128Kbpsに速度制限
②4G/LTE回線を月7GB以上利用→月末まで128Kbpsに速度制限
③3日間で10GB以上利用→翌日18時~翌々日2時ごろまで1Mbpsに速度制限
WiMAXの「ギガ放題」というプランを契約すれば、①は回避できますが、②と③は避けることができません。
特に、128Kbpsの速度制限がかかると、テキストメールくらいしか見られませんし、制限が解除されるまでの期間が長いので、長い間不都合を強いられます。
光回線には、データ使用量超過による速度制限が、基本的にありません。
キャッシュバックのシステムが複雑
WiMAXの中には、キャッシュバックキャンペーンを実施している業者もありますが、キャッシュバックを受け取るための手続きが、以下のように若干複雑です。
例えば、「BIGLOBE WiMAX」でキャッシュバックを受け取るには、以下の流れで受け取らなければなりません。
①サービス開通翌月を1か月目として、6か月(口座振替払いの場合)~12か月(クレジットカード払いの場合)待つと「キャッシュバック対象月」となる
②キャッシュバック対象月初めの2日目午後より、BIGLOBEマイページで指定口座の手続きを行なう
③手続き完了から数日後より、指定の口座へキャッシュバックが振込
なかなか面倒そうですので、うっかり忘れてしまいそうです。
また、WiMAX を契約期間中に解約すると、以下のように違約金などを取られます。
プロバイダ名 |
キャッシュバック |
違約金 |
違約金以外 |
BIGLOBE WiMAX |
最大3万円 |
9500円~ 19000円 |
端末割賦代金の残債 |
3WiMAX |
最大3万円 |
9500円~ 19000円 |
キャッシュバック返金の場合も |
こんな人は光→WiMAXに乗り換えがおすすめ
頻繁に引越しをする人やすぐにインターネットを使いたい方は、申込から最短即日で利用でき、持ち運び自由で引越しの都度再契約の必要がないWiMAXがおすすめです。
また、コストを気にする人も、工事費用がかからず月額料金が安いWiMAXがいいでしょう。
ただし、WiMAXにはデータ使用量超過による速度制限がありますので、ヘビーユーザーでない方の方がWiMAX向きかもしれません。