ポケットWiFiの利用可能エリア比較(WiMAX、4G LTE)

国内でも海外でもネットがないとソワソワしてしまう編集部のLeeです。。

ポケットWiFiを利用してみたいけど、自分の住んでいるところは対応エリアなのか不安だと、なかなか契約できませんよね。

そこで今回は、ポケットWiFiの利用可能エリアを紹介して、エリアに対する不安を解消したいと思います。

全国のポケットWiFiの対応エリアを比較

まずは、全国のポケットWiFiの利用可能エリアを、地図で紹介しましょう。

ちなみに、地図の見方は以下の通りです。

・WiMAX(濃いピンク):440Mbps対応エリア(最も速い)
・WiMAX(紫):WiMAX2+対応エリア(まあまあ速い)
・4G/LTE(青):アドバンスモード対応エリア(最も速い)
・4G/LTE(赤):4G対応エリア(まあまあ速い)

北海道(札幌・旭川周辺)

いずれも、大都市を中心として国道沿いにエリアが広がっていますが、4G/LTEの方がエリアが若干広いです。

●WiMAX

●4G/LTE

関東(東京23区)

東京23区は、いずれのポケットWiFiでも高速通信が可能で、特に差はありません。

●WiMAX

●4G/LTE

関西(大阪)

エリアの広さは大差がありませんが、大阪と奈良の県境では、WiMAXが高速通信可能なのに対して、4G/LTEは高速通信ができません。

●WiMAX

●4G/LTE

九州(福岡・小倉)

4G/LTEの方が対応エリアは広いですが、エリア内でいうとWiMAXの方が高速通信可能なエリアが多いです。

●WiMAX

●4G/LTE

沖縄(本島)

WiMAXは本島北部では対応エリアが少ないのに対して、4G/LTEは本島北部でも4Gエリアがカバーしています。

ただし、本島南部はWiMAXの高速通信エリアの方が広いです。

●WiMAX

●4G/LTE

大都市圏ではポケットWiFiのエリアに大差はない

東京23区や大阪市といったメガシティだけではなく、札幌市や仙台市、名古屋市や福岡市など、地方を代表する都市圏では、WiMAXも4G/LTEも高速通信が可能です。

WiMAXは一部スポットでつながりにくい

エリアマップではすべてカバーされている大都市圏ですが、WiMAXに関しては大都市圏の真ん中でもつながりにくくなる可能性があります。

これは、障害物やコンクリートに弱いWiMAXの電波の特性によるもので、開けた場所に出る、ポケットWiFiを窓側に置くなどすれば解決するでしょう。

一方の4G/LTEの電波は、障害物を回り込むことができますので、屋内でもビルの谷間でもエリア内であればよくつながります。

大都市圏以外では4G/LTEの方が有利

大都市圏では大差がないWiMAXと4G/LTEですが、大都市圏から外に出ると4G/LTEの優位性が際立ちます。

以前4GのポケットWiFiを使用していた際も、自宅は大都市圏ではなくむしろ田舎なのですが、問題なくつながりました。

4G/LTEの電波はスマホなどにも使われている電波であり、基地局の増設が積極的に行なわれています。

一方のWiMAXは、都市部では4G/LTEに迫る基地局を整備しているものの、それ以外の場所ではまだ基地局の数が十分ではありません。

山間部エリアはその差が顕著に

さらに山間部になると、4G/LTEの優位性はさらに顕著になります。

携帯電話事業者は通信インフラの確保のため、山間部でも基地局の建設を進めています。

携帯電話の電波を使っている4G/LTEのポケットWiFiも、その恩恵にあずかっているというわけです。

一方のWiMAXは、障害物にさえぎられやすい電波の特性から、障害物の多い山間部との相性が良くありません。

基地局の新設にも山間部ではコストがかかるため、WiMAXがつながりにくいのです。

ポケットWiFiのエリアかどうか、分かる方法は?

最初に紹介したエリアマップは非常にざっくりとしたもので、自宅がエリア内なのか知りたい人には十分ではありません。

ホームページの「エリア拡充情報」をチェック

ポケットWiFi事業者では、ホームページ内でエリア拡充情報を随時更新していますので、チェックしましょう。

ピンポイントエリア判定を利用する

また、多くのポケットWiFi事業者では、ホームページ内に「ピンポイントエリア判定」の機能があります。

エリアかどうか知りたい場所の住所を、番地・号まで入力すると、つながるかどうか判定してくれます。

お試しレンタルをする

仮に、住所を入力して「○」の判定を貰えたとしても、周辺を建物や木で囲まれている、利用する場所が奥まっている場所などの場合、ポケットWiFiがつながらない可能性があります。

一部のポケットWiFi事業者では、ポケットWiFiを15日間無料でお試しレンタルできるサービスがありますので、つながり具合や速度などを確認しましょう。

まとめ

ポケットWiFiにはWiMAXと4G/LTEという2つの通信回線があります。

大都市部では、WiMAXも4G/LTEもほとんどが対応エリアとなっていますが、障害物に遮られやすいWiMAXの電波の特性から、大都市の中でもWiMAXはつながらない可能性があります。

そして大都市圏から離れると、WiMAXはつながりにくくなり、4G/LTEの優位性が一気に高まります。

それでも、WiMAXも基地局の増設を進めており、どんどんエリアを広げていますので、エリア拡充情報やエリア判定を使い、使いたい場所がエリアかどうかの目星をつけておきましょう。

それでも不安な方は、ポケットWiFiを無料レンタルしてみて、つながるかどうかを確認してください。