基礎知識

ポケットWiFiとは?初心者にイチから解説します

国内でも海外でもネットがないとソワソワしてしまう編集部のLeeです。

ポケットWiFiが気になっている人もポケットWiFiがどんなものか分からないと、検討や契約を躊躇してしまうでしょう。

そこでこの記事では、ポケットWiFiとは?という疑問に答えるべく、特に固定回線との比較をしながら解説していくことで、ポケットWiFi選びの参考にしていただけたらと思います。

ポケットWiFiとは?固定回線との違いを比較!

まずは、ポケットWiFiと固定回線(光ファイバー)を、様々な観点から表にして簡単に比較しようと思います。

ポケットWiFi

固定回線

月額料金

3,000円台

5,000円台

工事費用

無料

2万円程度

利用開始までの期間

1週間弱

24週間程度

通信環境

無線

有線

通信速度

最大758Mbps

最大10Gbps

安定性

エリアにより不安定

安定している

速度制限

あり

なし

 

光回線は、通信速度の速さと通信の安定性、そして無制限に利用できることから、

・高画質の動画を視聴する人
・オンラインゲームをする人
・動画をアップロードする人

などにおすすめです。

一方のポケットWiFiは、簡単でスピーディーな手続き、優れた携帯性、コストの安さから、

・外出先でもインターネットを使いたい人
・申し込んでできるだけ早く使いたい人
・インターネット費用を安く抑えたい人

などに向いています。

以下で、ポケットWiFiと固定回線について、もっと詳しく比較してみましょう。

ポケットWiFiとは① 携帯性に優れている

まず携帯性ですが、これは圧倒的にポケットWiFiの方が優れています。

ポケットWiFiの端末はポケットに入るほど小さく違和感がないため、ズボンと一緒に洗濯しそうになった経験があったほどです。

手持ちのスマートフォンやタブレット端末、ゲーム機などを無線で同時接続できますので、外出先でも思う存分インターネットを楽しめます。

連続使用時間10時間越えの端末もあるので、1日中ガンガン使えます。

固定回線は使える場所が限られる

一方の固定回線は、基本的に有線ですので、接続機器が限られます。

光ファイバーにルーターを接続すれば、有線を接続できないスマートフォンやタブレット端末などでも利用可能ですが、それでも外出先まではさすがに電波が飛びません。

ポケットWiFiとは② 通信速度も十分

次に通信速度ですが、こちらは現在のところ固定回線が有利です。

理論上の下り最大通信速度は10Gbpsと、圧倒的な速さの上に速度に波がないので、高画質の動画視聴はもちろん、オンラインゲームもスムーズに行えます。

一方のポケットWiFiは、下り最大758Mbpsと、光回線の12分の1程度の速度です。

しかし、実際にはその速度は出ず150Mbps程度なものの、標準画質の動画視聴や2Dのオンラインゲームくらいでしたら問題ありません。

回線が混雑する時間帯(夜9時~24時ごろ)や混雑する場所(ターミナル駅など)を避けて利用すれば、通信速度のダウンも最小限に食い止められます。

ポケットWiFiとは③ 速度制限がある

固定回線は基本的に使い放題ですが、ポケットWiFiには以下の2種類の速度制限があります。

①月7GBを超える→当月末まで最大128kbpsに制限
②直近3日間で10GBを超える→翌日18時~26時まで最大1Mbpsに制限

①の場合、動画視聴を頻繁に行なう人は超過の可能性がありますが、LINEやFacebook、ホームページ閲覧がメインのライトユーザーならば、まず超過しません。

ただし、万が一超過して128Kbpsの速度制限がかかると、SNSやメール程度しかできなくなります。

①の超過が心配な方は、一部のポケットWiFiで月間データ容量制限がないプランを数百円の上乗せで選べますので、検討してもいいでしょう。

②の場合、以下のようなことをすると3日で10GB相当です。

・YouTubeの標準画質で約33時間
・YouTubeの高画質で約16時間
・DAZNで約3.3時間
・Huluで約21時間

YouTubeの視聴では制限がかかりにくいですが、DAZNなどスポーツ配信はデータ量が多いので、注意しましょう。

ただし、1Mbpsの速度制限がかかっても、YouTubeの標準画質ならば視聴に問題はありません。

ポケットWiFiとは④ コストが安い

ポケットWiFiを提供しているプロバイダによって異なりますが、ポケットWiFiは月額3,000円程度の固定料金で利用できます。

開通工事も不要なので、工事費用は一切かかりません。

固定回線は工事費用が高い

一方の固定回線は、月額料金6,000円程度が相場となっています。

スマホやタブレット端末も繋ぎたい場合には、ルーターが必要となりますが、レンタルで月300円程度、購入すると1万円以上はします。

さらに、光ファイバーを引き込むための工事で2万円程度かかるのは大きな出費です。

まとめ

ポケットWiFiは端末を携帯できるので、いつでもどこでも好きな端末をインターネットに接続できます。

それでいて導入へのハードルが低く、契約して1週間程度で端末が自宅に届き、面倒でお金のかかる工事も一切ありません。

通信速度や利用可能なデータ量は気になるところですが、ヘビーユーザーでなければさほど気にならない通信速度ですし、ライトユーザーならばデータ量も超過する可能性は低いでしょう。

ポケットWiFiは、携帯性とコスト面に優れており、通信速度やデータ量もさほど気にすることもない通信手段なのです。