国内でも海外でもネットがないとソワソワしてしまう編集部のLeeです。
インターネットを使えば、ネットサーフィンやメールはもちろんのこと、ショッピング、SNS、動画視聴、オンラインゲームまでできますが、回線の速度が遅いとストレスがたまりますよね。
ポケットWiFiを検討している人も、実際速度はどうなのか気にしている人も多いと思いますので、今回はポケットWiFiの速度について徹底解説することで、不安を解消してもらおうと思います。
結論：ポケットWiFiの速度は問題なし！
カタログで見るポケットWiFiの最速は、下り最大758Mbpsです。
ただし、実際には様々な要因によって理論上の最速数値は出ず、WiMAX2+がよくつながる都心部では「下り平均50Mbps、上り平均15Mbps程度
となります。
実際に首都圏で行なったポケットWiFiの実測結果がありますので、ご覧ください。
|
計測場所 |
下り平均 |
上り平均 |
PING |
|
東京駅 |
50.17Mbps |
18.17Mbps |
33.5ms |
|
千葉駅 |
50.03Mbps |
18.96Mbps |
39.2ms |
|
池袋駅 |
45.02Mbps |
18.60Mbps |
35.6ms |
|
上野駅 |
38.63Mbps |
12.94Mbps |
36.6ms |
|
赤羽駅 |
37.95Mbps |
16.76Mbps |
36.1ms |
|
渋谷駅 |
37.05Mbps |
19.31Mbps |
40ms |
|
品川駅 |
35.69Mbps |
12.42Mbps |
41.6ms |
|
新宿駅 |
35.54Mbps |
15.54Mbps |
35.1ms |
|
武蔵浦和駅 |
35.22Mbps |
4.96Mbps |
40.9ms |
|
八王子駅 |
34.23Mbps |
13.41Mbps |
36.3ms |
インターネットの主な利用用途で推奨される下り速度は、以下の通りです。
|
利用用途 |
下り速度 |
|
サイト閲覧 |
10Mbps |
|
SNS閲覧 |
1Mbps |
|
YouTube（標準画質） |
0.5Mbps |
|
Netflix（標準推奨速度） |
1.5Mbps |
|
ゲーム（パズドラ） |
1Mbps |
下り平均50Mbpsもあれば、ほとんどの用途でストレスなくネットライフを堪能できます。
以下で詳細を見てみましょう。
【利用目的別】ポケットWiFiの速度どうよ？
動画視聴はさほど問題なし
多くの人がインターネットで楽しんでいるのが、動画視聴です。
YouTubeをはじめ、NetflixやAmazonプライムビデオなど、多くの動画サービスがあります。
動画視聴にはインターネット回線が欠かせませんが、主な動画サービスで推奨されている下り速度は、以下の通りです。
|
利用用途 |
推奨下り速度 |
|
YouTube（標準画質） |
0.5Mbps |
|
YouTube（HD画質） |
2.0Mbps |
|
YouTube（4K） |
25～40Mbps |
|
Netflix（標準推奨速度） |
1.5Mbps |
|
Netflix（UHD 4K） |
25Mbps |
|
Amazonプライムビデオ（標準画質） |
0.7～0.9Mbps |
|
Amazonプライムビデオ（高画質） |
3.5Mbps |
下り50Mbpsもあれば、ほとんどの動画サービスをストレスなく楽しめますね。
上り速度はさほど影響なし
一方のアップロードですが、インスタグラムで大容量の写真や動画、YouTubeでの大容量かつ長時間の動画を投稿しない限りは、ポケットWiFiの平均上り速度で十分です。
オンラインゲームで重要な「PING」も十分
一見、下り速度があった方が快適に思えるオンラインゲームですが、ゲームをダウンロードするとき以外、下り速度はさほど重要ではありません。
ゲームによっては数GBの容量があるので、下り速度が遅いとストレスを感じるかもしれませんが。
オンラインゲームを始めてから重要となるのは、むしろ「PING」です。
「PING」とは、何秒でデータが返ってくるかを表しており、数値が小さいほどレスポンスが早く、快適になりますが、その目安は以下の通りです。
・～10ms：非常に快適
・10～60ms：快適
・60～100ms：平均的
・100～150ms：ややストレス
・150ms～：ストレスがたまる
先ほどのPINGの実測値は「30～40ms」ですので、ポケットWiFiは通常使用している分には快適にオンラインゲームをプレイできます。
ポケットWiFiは速度制限に注意！
ただし、今回紹介している通信速度は、速度制限がかかっていない状態の話です。
多くのポケットWiFiでは、以下の2つの速度制限を設けています。
①月7GBを超える→当月末まで最大128kbpsに制限
②直近3日間で10GBを超える→翌日18時～26時まで最大1Mbpsに制限
①で速度制限がかかると、メールくらいしかできません。
1GBで使えるデータ通信量の目安は、以下の通りです。
|
利用用途 |
利用可能な数 |
|
サイト閲覧 |
約4,000ページ |
|
LINEの音声通話 |
約40時間 |
|
YouTube（標準画質） |
約280分 |
|
Goole map |
約270回 |
仮に、②で1Mbpsの速度制限がかかったとしても、
・サイト閲覧
・YouTubeの標準画質の視聴
・Huluの標準画質の視聴
などは問題なくできます。
ポケットWiFiの通信速度をアップさせる方法
ポケットWiFiの通信速度が不安な方も、以下のようなことをすれば通信速度がアップする可能性があります。
・ポケットWiFiを窓側に置く：窓側の方が電波を受信しやすい
・ポケットWiFiの省エネモードを解除する：省エネモードでは通信も抑えられる
・有線接続にする：USBケーブルかクレードルを使うと、他の電波の影響を受けない
・ハイスピードプラスエリアモードを契約する：4G/LTE回線も使える
・データ量上限のないプランに申し込む：月7GB超による速度制限を回避できる
まとめ
ポケットWiFiの下り速度は、実測でも50Mbps程度は出ますので、インターネットでできるほとんどのことをストレスなく行えます。
ただし、ポケットWiFiを使いすぎると、128Kbpsまたは1Mbpsの速度制限がかかってしまいます。
最近では、ポケットWiFiの速度もどんどんアップしていますので、より快適なインターネットライフを送ることができるでしょう。
