頻繁に海外周遊旅行をしている編集部のLeeです。
僕がおすすめする海外プリペイドカードといえば「キャッシュパスポート」です。
キャッシュパスポートに興味がある人の中には「自分がキャッシュパスポートを持っていても宝の持ち腐れにならないか」と考えている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、キャッシュパスポートがおすすめな人、おすすめではない人を紹介します。
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僕がキャッシュパスポートをおすすめする3つの理由
キャッシュパスポートは、以下の3つの理由からおすすめできます。
1 年齢制限や審査がない
クレジットカードを発行するには、高校生を除く18歳以上でなければなりません。
年齢条件をクリアした人でも、審査に通過しないと発行してもらえません。
一方のキャッシュパスポートは、年齢制限も審査もありません。
中高生、あるいは過去に金融事故を起こしてクレジットカードに申し込んでも審査落ちしてしまう、そんな人でも発行できます。
2 9通貨をチャージできる
キャッシュパスポートにチャージできるのは、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9通貨です。
いずれの通貨も日本人に人気の観光地を網羅しており、使い勝手もよいです。
キャッシュパスポートには通貨同士で不足分を融通し合う機能もあります。
3 スペアカードがある
キャッシュパスポートならではと言えるのが、スペアカードです。
メインカードと一緒に発行され、メインカードが万が一紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事ならばそのまま利用できます。
もちろん、メインカードの利用停止をしておけば、不正利用されることもありません。
キャッシュパスポートがおすすめな人1
親御さん
キャッシュパスポートがおすすめな人、まずは、海外旅行や海外留学に行く中学生や高校生のお子さんをお持ちの親御さんです。
お子さん名義のキャッシュパスポートを発行可能
海外旅行に欠かせないアイテムといえば、クレジットカードが頭に浮かびます。
親御さんの中には、海外旅行の際にクレジットカードのお世話になった人もいるかもしれません。
しかし、中学生や高校生のお子さんの場合、そうはいきません。
クレジットカードは、高校生を除く18歳以上しか発行できないからです。
親御さんが持っているクレジットカードの家族カードを発行すればいい、と考えている人もいますが、家族カードの発行条件も高校生を除く18歳以上です。
例外的に、高校生に家族カードを発行してくれるカード会社もありますが、確実ではありません。
その点、キャッシュパスポートには年齢制限がないので、中学生や高校生はもちろん、何歳からでも本人名義のキャッシュパスポートを発行できます。
残高管理も親御さんができる
お子さんを海外にやるのに、お金に不自由はさせたくありません。
できるだけ多くのお金を持たせてあげたいところですが、そうなると盗難のリスクが心配です。
かといって、少額しか持たせずにお金が足りなくなっては、お子さんは海外滞在を満喫できません。
そんな心配も、キャッシュパスポートならば無用です。
仮に最低限のお金しかキャッシュパスポートに入れていなくても、追加でチャージすることができるからです。
しかも、事前に申請をしておけば、本人以外の親御さんでも、お子さんのキャッシュパスポートにチャージをすることができます。
これならば、お金が不足することもなく、盗難時の被害も少なくなりますね。
キャッシュパスポートがおすすめな人2
周遊する人
キャッシュパスポートがおすすめな人、次は周遊をする人です。
キャッシュパスポートは、世界210以上の国や地域にあるMastercard加盟店や、銀行ATMで利用できます。
周遊旅行のお金の管理は大変
私もかつて、何度か周遊旅行をしましたが、お金の管理は大変でした。
1999年にイギリス、フランス、ドイツ、スイスの周遊旅行をした時は、イギリスポンド、フランスフラン、ドイツマルク、スイスフランの4通貨を持っていました。
国境を越えるたびに、これから旅行をする国の通貨を財布の中に入れて、これまで旅行した国の通貨は封筒にしまう、そのような作業を繰り返していました。
封筒は分厚くなるし、小銭で重くなるしで大変です。
キャッシュパスポートは9通貨をカード1枚に
その点、キャッシュパスポートは、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9通貨を1枚のカードにチャージできます。
ヨーロッパ周遊ならばユーロ、英ポンド、アメリカ大陸周遊ならば米ドル、カナダドル、オセアニア周遊ならば豪ドル、NZドルが活躍しそうですね。
私は特にヨーロッパ周遊旅行をしますが、ユーロが使えるだけでも、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアなど、多くの国で両替の手間が省けます。
通貨不足でも安心
周遊旅行をしていると、特定の通貨だけ不足してしまうことがあります。
1999年の周遊旅行では、特にフランスでの滞在期間が長く、フランスフランが不足してしまいました。
そんなときは、手持ちのイギリスポンド、ドイツマルク、スイスフランを持って銀行や両替所に行き、フランスフランに両替をしてもらったものです。
銀行や両替所は営業時間も限られ、銀行や両替所がない所を訪れた際は、フランスフランがなくならないか、気が気ではありませんでした。
しかし、キャッシュパスポートなら、チャージしてある他の通貨から自動的に補てんしてくれます。
スイスフランはキャッシュパスポートでチャージ可能な通貨ではありませんが、この場合もチャージしてある通貨から自動的に両替をして、補てんしてくれます。
銀行や両替所を探す手間が省け、時間も気にせずに利用できるメリットは大きいです。
キャッシュパスポートがおすすめな人3
海外でお金をたくさん使う人
キャッシュパスポートがおすすめな人、最後は海外でお金をたくさん使う人です。
クレジットカードには限度額がある
海外旅行の必須アイテムとして、私もクレジットカードを持っていますが、クレジットカードには限度額があります。
クレジットカードの限度額は、ショッピング枠とキャッシング枠とに分かれています。
私が大学生の時に最初に持ったクレジットカードは、ショッピング枠が30万円、キャッシング枠が5万円でした。
ショッピング枠は問題なかったのですが、カードショッピングができないお店で買い物をよくしたので、キャッシング枠を使ってお金を借り、その結果、キャッシング枠がほとんど残らない状態となったのです。
かといって、枠を増やしてもらおうとすると審査が厳しくなります。
キャッシュパスポートは自分で限度額を決められる
一方のキャッシュパスポートは、以下の表のように、自分である程度の限度額を決められます。
残高限度額 |
200万円または外貨相当額 |
ATM引出限度額(24時間) |
15万円または外貨相当額 |
ショッピング限度額(24時間) |
85万円または外貨相当額 |
1回あたりの入金限度額 |
100万円 |
12か月の入金限度額 |
500万円 |
この数字をクレジットカードに置き換えると、ゴールドカードやプラチナカードを凌駕する金額です。
残高はショッピングでも現地通貨の引き出しでも、どちらでも利用できます。
それでも足りなければ追加チャージも可能
それでも足りなければ、現地でチャージをすることもできます。
自分名義のネットバンキングがあれば、現地からスマホを操作して、ネットバンキングの残高からキャッシュパスポートにチャージできるのです。
まとめ:キャッシュパスポートをおすすめできない人
キャッシュパスポートは、海外訪問予定の中高生のお子さん(親御さん)、周遊旅行をする人、海外で多額の買い物をする予定の人などにおすすめです。
一方で、キャッシュパスポートをおすすめできない人もいます。
キャッシュパスポートは海外専用ですので、国内でクレジットカード代わりに利用したくても利用できません。
そんな人は、クレジットカードや国内ショッピングができる海外プリペイドカード「マネパカード」を検討してください。
また、12か月間に一度も利用しないと、管理手数料として月額150円がかかります。
たまにしか海外旅行に行かない人で、管理手数料が気になる人にはおすすめできません。
さらに、余裕資金のない人にもキャッシュパスポートはおススメできません。
キャッシュパスポートはいわば「前払い」ですので、チャージするには現金を持っていないといけません。
あとから給料などのお金が入ってきて、それをあてにして海外旅行するのならば、クレジットカードがいいでしょう。
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