フランス・パリの「GRILLE」にて、高級レストラン並みのクオリティの肉を使ったファーストフード・ケバブを食べてきました。
こんにちは、きっしーです。今回はある意味で変わったファーストフードをご紹介いたします。
ヨーロッパのファーストフードといえば「ケバブ」
フランスにももちろんマクドナルドなどハンバーガーチェーン店はありますが、移民が多い関係上、ハンバーガー以外のファーストフード店もあります。
以前書いた中東のサンドイッチ「ファラフェル」や、肉をローストし、サンドイッチする「ケバブ」を多く見かけます。ちなみにケバブはトルコ風な食べ方が一般的です。
ドネルケバブ(トルコ語: döner kebabı)はケバブの一種。ドネルケバブの名称はトルコ語で、回転させ、肉をローストさせたケバブの意であるDöner kebapから来ている。トルコ料理の中でももっともポピュラーな料理の一つ。香辛料やヨーグルト、マリネなどで下味を付けた肉を大まかにスライスして積み重ね、特別な垂直の串に刺し、あぶり焼きにしてから外側の焼き上がった褐色の層を大きなナイフで薄くそぎ落とした肉料理である。参照:Wikipedia「ドネルケバブ」
フランスならではなケバブ
しかしここはフランス。美食の国としておいしいものには、多少高くても味わいたいという文化が根付いています。そこで登場したのは高級ファーストフード店です。
ファーストフード「ケバブ」に星つきシェフが使う肉を使用
肉を焼くことを意味する「グリエ」がそのまま店名になったという、高級ケバブ屋。
住所:15 Rue Saint-Augustin, 75000 Paris
アクセス:メトロ3番線「Quatre-Septembre」下車2分
一般的なケバブは、フライドポテトとセットになって5ユーロほどですが、ここは単品で8,90ユーロ。
なんでも世界一のお肉屋さんと言われるパリの肉職人「ユーゴ・デノワイエ」の肉を使用しているのです。星つきシェフがこぞって注文する肉屋さんで、「ニューヨーク・タイムズ」に世界一と評されたこともある肉職人です。
その肉がケバブの中身になるとは、夢のよう!
デラックスなソースを添えて肉の味で勝負するケバブ
一般のケバブは、ピタパンに肉とたくさんの野菜を挟んでヨーグルトベースのソースやチリソース、ハリッサをかけて頂きます。ところがここでは、複数のハーブとレタス、肉のみ。
・フロマージュ・ブランというヨーグルト風なチーズと西洋ワサビのソース
・緑のトマトとパプリカ、玉ねぎのソース
・グリンピース、クミン、ミント、レモンのソース
・タラの肝、レモンのソース
西洋ワサビのソースが気になってので、今回はこれに決まり。ご自慢の肉は、仔牛と羊。ゆっくり、じっくり焼き上げています。
ファーストフード「ケバブ」いただきます
一般的な安いケバブになれていた私は、「もっと野菜が欲しいなぁ」と思っていましたが、肉のうま味にピリッとした西洋ワサビがびっくりするほど相性抜群。野菜なんてどうでもよい!と思ってしまいました。
香ばしいパン、選び抜かれたハーブは新鮮さが感じられ、さすがです。ファーストフード店でこれだけの質を提供してくれるのなら、8,90ユーロは惜しくないです。
ごちそうさまでした!
きっしー
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